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【MINI車中泊旅 #3】「車中泊の旅」であらためて思う、「世界は脈々と繋がって出来ている」ということ。

少し時間が経ってしまったけれど。ゴールデンウィーク期間中に、今年に入って3回目となる「車中泊の旅」に出かけました。

富士五湖のひとつ、本栖湖近くの「道の駅 なるさわ」で1泊。翌日は「富士芝桜まつり」を見てから下部温泉へ。その後、身延周辺を観光して「道の駅 なんぶ」で2泊目。という、今回は2泊3日のひとり旅。

ひとり、クルマを運転しながら。「なぜ車中泊にハマっているのか?」を、ちょっと回想しつつ考えてみたところ。取り立てて「車中泊」が目的なのではなくてーー

自分のチカラで移動しながら旅をする。

たとえば、飛行機や電車などの公共交通機関を利用して、点から点へ旅するのではなく。時間を気にせず、気の向くまま。誰かに頼ることなく、自分の意思とチカラで。好きな速度で、止まりたいときに止まって、動きたいときに、動く。

線を結ぶように、自分のチカラで移動しながら「ひとり旅」をするのが根本的に好きなのだ、と。

こちらのnoteでも綴っているように。中学生のときから、ずっとそうだった。「自力で移動しながら旅をする」のが好きだったんだって。そのことを、あらためて思い出させてくれた、今回の旅。

ーー目的は、あくまで「自由に」「線を結ぶように旅する」こと。

それを実現するために、クルマは格好の移動手段で、どこでも気ままに泊まれる車中泊は、宿泊費の面でもそうだけれど、「自由に」をさらに上げてくれる、今の自分にとって、かなり理にかなった旅のスタイルだな、と。

これまで訪れた45カ国のうち、そのほとんどが線を結ぶ旅だった。多くの国境を自分の足で越えてきた。陸続きで、線を結ぶ旅は、自ずと国と国の境を自分の足で越えることになる。

国が変わると、何かがガラッと変わるのか?ーーそう問われると、実体験から「そうではない」と明確に答えられる。言語、文化、風景、売っているモノ、食べるモノ、走っているクルマ、そして、そこに住む人たちーー国を越え、新たな別の国に入っていくと、それまで居た隣の国と、何もかもが一変するわけではない。グラデーションのように、繋がりを垣間見ながら、少しずつ異なる面が多角的に見えてくる。自分の足で国境を越え、異なる国々を旅すると、世界とは、前後左右、脈々と繋がって出来ていることがわかるのだ。

自分の足で国境を越えることで感受できる、「世界は脈々と繋がって出来ている」という、ぼくにとっての絶対的な「事実」。海に囲まれた島国ニッポンでは決して得ることができないその感覚は、うまく言語化できないけれどーーとても気持ちの良いモノで、心の底から嬉しいコトだった。

その感覚が根づいているから、線を結ぶように、自分のチカラで移動しながらの旅が好きなんだと思う。そんな旅のスタイルを叶えてくれるひとつの手段が、ぼくにとって「車中泊」なのだと思う。

これまで日本の全都道府県に自分のチカラで線を結びながら足跡を残してきたけれど。行ったことのないエリアや通ったことのない道は、まだまだあるわけなので。

前後左右、脈々と繋がりながら、四季折々、多彩な表情を見せてくれるニッポンを、これからも「自分のチカラ」で、「車中泊」を利用しながら、見ていこうと思います。

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