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依存症体質を克服するまで

私は長年の依存症体質です。依存症を専門とする病院に通ったことはまだないけれど、先日ツイッターで流れてきたある漫画をきっかけに「私もきっと依存症に違いない」と確信するに至りました。

作者さんの半生が、まさに自分のこれまでの生活と大きく重なっていたのです。対象物が変わっても依存してしまう習性は変わらない。大きく違ったのは作者さんには依存(没頭)して報われるだけの「絵」があり、自分にはなかったこと。それゆえ仕事もスキルもなく、さらに依存症が加速するような日々を送っていること。

そうと分かれば、自分にいったい何ができるのか?

藁にもすがる思いで『依存症啓発漫画』の本編に目を通しました。

出てきた救いのためのキーワードは「保健所」「自助グループ」「病院」「家族の協力」「社会との繋がり」……

どうしよう、なんだか道のりは遠く険しそうだ。

新型コロナの影響…を除いても、やっぱりそう簡単にはいかないなと頭を抱える理由。私は幼い子どものいる専業主婦で、自由にできるだけのお金も時間も持ち合わせていなかったのです。夫は仕事が忙しく帰宅後もほとんど仕事部屋にこもる生活を送っていて、さらには長年抱えてきた悩みを打ち明けられるほどにはまだ心を開けていない間柄。巷でよく言われる「依存症患者は自らが依存症であると認めない」心理も働き、やはり自分から言いだすことは憚られました。

せめてある程度のところまで、自分ひとりでできることはないだろうか?

自分を「依存症だ」と認めて、「もう終わりにしよう」と決意を新たにすればいい?

つい依存してしまう対象(現在はスマホ)を強制的に日常から排除して、「なくても大丈夫」になるまで様子を見ればいい?

それとも何か、効果的なセルフカウンセリングやセルフワークがどこかに紹介されているだろうか?

あるいは「自助グループ」に代わる、体験談を話したり聞いたりできるオンラインの場所があるだろうか?

……そのような悶々とした日々を過ごすうちに、「体験談を書くことだったら自分にもできる」と思うようになりました。そして始めたのがこのnoteです。

現在医療機関を受診しているわけでなく、専門書でも専門家でもないただの一般人の日記です。情報の質は井戸端会議程度。自ら編み出したスペシャルなノウハウを伝授する予定などもなく、ただ自分が日々取り入れた情報と、それに対する感想や変化などを書いていけたら。(ですので医学的な責任は負いかねますし、相談相手にもなれません。やっぱり第一は専門家を頼ることだと私は思います。なんとしてでも自力で克服!というこだわりもなく、もし機会があれば受診予定です。)

上記漫画の作者さんが「絵」に没頭できたように、もしも可能であれば私は「文章」に熱を注いでみたい。依存物によってただただ時間を浪費するよりも、ずっと建設的な気がするから。

依存症体質を克服するまで書き続けられるのかどうか、はたまた。半信半疑ながらも自分に希望を託して、最初の投稿を納めたいと思います。

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