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痛みの発生原因は複雑怪奇なり

梅雨前のすっきりとした初夏を思わせる天気。
こんな日は体の痛みが楽?なんてことは無く
生憎、痛み止めを飲むタイミングを失って、この2日間は珍しく薬無しで過ごしています。
「鎮痛剤無しだと、こんなに痛いんだ」と自分の体の弱さに落ち込みながら、ふと、痛みの原因について考えてみました。

体の状態は特に変わっていないのに、痛みの度合いが日々違うのは何故?

今日リハビリをしながら、PTさんへ質問してみました


「昨日の私と今日の私は、股関節もすべり症の状態も変わっていないし、何をしたって訳でも無いのに、痛みの度合いが違うのは何故?」

PTさん
「痛みの発生は複雑なんだ。多くの筋肉や関節が関係しているし、よく言われる年齢によるものや、ストレス、環境、目からの情報も影響しているからね」

さらに「例えば、コップに水が溢れそうな状態を痛みだとする。水に勢いがあればコップの水は早くいっぱいになる。逆に水がポタポタだったら、いつまでたってもいっぱいにならない。これが痛みの個人差だと思う」



「痛みがいつもより楽な時、何が影響しているのか?もし、それを見つけられれば、痛みの悩みが解消できるかも知れません」

PTさん
「それは良いかもね。でも、考え過ぎてがんじがらめになった時のストレスには注意だね。で、痛みが楽な時には何が影響していたの?」


「まだ、よくわからないけれど。食べ過ぎると痛みが増すみたい」

PTさん
「(笑)腹圧が上がるから?」


「あっ、そういうこと?」

今でも忘れない、父が危篤の日、すべり症激痛になった

「座っていられない、立っても、寝ても痛い」
急にすべり症の痛みが襲ってきた時がありました。
それは6ケ月入院していた父が危篤だと病院から連絡が来た日でした。
ロキソニンを飲みロキソニンテープを貼り、痛さを我慢して夜中タクシーに乗って病院へ。
父を看取った後、斎場や様々な手続きと打ち合わせ、通夜や告別式の忙しさと体の痛みに耐えながら、何とか乗り越えた3日間。
「でも何で?こんな大事な時に、私の腰は悪化したの?不思議」

急激な痛みは悲しみと忙しさへの防衛本能なのか?

PTさんが言うように、痛みの発生は様々だと思います。
父が亡くなった際、今まで体験したことが無い腰痛になったのは、もしかしたら脳の防衛反応かも知れませんし、6ケ月入院していた父のケアや医療的決断をすることへのストレスなどがピークになったことも関係していると思います。
以降、そこまでの痛みは今のところ発生していませんが、痛みの原因を探る日々は永遠に続きそうです。