見出し画像

グルテンフリーで体感したこと

最近日本でも、チラホラと聞くようになった 「グルテンフリー」という言葉。
10年くらい前だと思いますが、アメリカ・アナハイムにて開催されるオーガニック商品の展示会「Natural Products Expo West(ナチュラル プロダクツ エキスポ ウエスト)」へ行った際、〚グルテンフリーglutenfree〛と記載されて商品を数多く見かけました。
ロスのオーガニックショップでも「グルテンフリー」は定番で、普通のスーパーでも食材から加工品まで幅広い品揃えされています。

グルテン(gluten)って何?

主に、小麦や大麦・ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種です。
小麦の場合、グルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合ってできたものです。
「麩」と言った方がわかりやすいかも知れませんね。

グルテンは体に悪いの?

欧米ではグルテン関連の疾病患者は年々増加しており、人口の1割が当てはまるとも言われています。
グルテンにアレルギーを持っている人がグルテンを摂取すると、小腸が過敏に反応して消化不良を起こし、吐き気や痛み、湿疹などの症状が表れます。
このアレルギー反応が強いと、セリアック病という、小腸が炎症して栄養の吸収ができなくなります。
※セリアック病の原因は、遺伝の他に、手術や出産、強いストレスなどの心身の著しい変化だと言われています。
グルテンを摂らないグルテンフリーの食事をした結果、健康的になったセレブ、スポーツ選手などが多いことから、流行が広がりました。

日本でも米粉の普及と共に注目されているグルテンフリー

日本では、食物アレルギーの原因第三位の小麦。
そして大人になって増えているのは、小麦をとった後、運動することで引き起こされる、小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)です。
元々、身近なグルテンフリー食材が「米」なので、グルテンフリーは特別ではない、日本型食生活なのですが、小麦粉レベルに細かく粉砕された米粉が普及することで、パンや麺、菓子などグルテンフリーの商品が一気に増えました。
私も米粉でパンを焼いたり、焼菓子を作ったりしています。

小麦のかわりに米粉で作ったシナモンジンジャークッキー


私がグルテンフリー中心になったきっかけ

私は小麦アレルギーではないのですが、以前からパンやパスタ、うどんなどを食べた後、何とも言えない腹部膨満感、胃の痛み、ガス、腹痛などの症状が起こるようになり、それが年々気になっていました。
薄々「きっと小麦が合わないのだろうな」と気付いてはいましたが、好きなものは止められず。
でも、ある日、今まで経験したことがない、胃の膨張感と痛みに襲われ、おかゆで過ごしていたことがきっかけで、「しばらくグルテンフリーをやってみよう」と決心し続けてみました。
明らかに違う

体の痛みが減った?

グルテンフリー生活で気付いたこと

・食後、お腹の張りが無くなった
・所謂、理想的な便が出る回数が増えた!(これは驚き)
・なぜか?股関節や腰痛の痛みが減った

明らかな、変化を体感出来ました。
元々、パン好きで、外食も含め、すべてグルテンフリーにするのは、難しく辛い部分があります。
でも、「自分に合わないものを体に入れるのは、体がかわいそうだ」と思うようにし、できるだけグルテンフリーを続けてみようと思っています。