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実は、冬より太りやすい夏

人工股関節を入れた後言われる「太らないでね」

手術した後言われるのが「体重コントロール」
私は手術前、股関節が痛かった時「体重を減らせば治るかな?」と安易な考えで、ピーク時より10kg減量、筋肉も減らしてしまい、股関節にはむしろ悪影響だったという失敗経験があります。

手術後は、太ると人工股関節にかかる負担が大きくなり「人工股関節の寿命が減るよ」と半ば脅されるように言われたりもします。
体重が増えないようにコントロールすることが大事ですが、筋肉をキープしつつ、脂肪を落とすことが望ましいですが、体重が減っても、体脂肪が増えていたりで、なかなか難しいです。

毎日大量の汗をかき、食欲も減り、夏バテしているのになぜか痩せない


それは、代謝の低下が原因のひとつです。
そして、「夏バテ予防にスタミナをつけないと‥」という大きな落とし穴。スタミナ=高カロリーではありません。

代謝が落ちる夏。だから一年の内で、太りやすいのは夏!!


一年の中で一番代謝が上がるのは冬。
痩せやすい冬に太るのは、摂取カロリーが増える。つまり、単純に食べ過ぎるから。
汗をかく季節のほうが、代謝が上がっているような気かしますが、実は大間違いです。

冬は体温を維持するためにエネルギーを消費し熱をつくるが、夏はその必要がない


呼吸や体温を保つなど最低限必要な活動のために使われるエネルギーが基礎代謝。
「歳を取ると太りやすい」基礎代謝は年齢と共に下がっていきます。
また基礎代謝は、筋肉量に比例するので、筋肉量が少ない=太りやすいのはこの理由から

仕事や身体を動かす時に使われるエネルギー「生活活動代謝」

スポーツクラブ等で運動をしている方は別ですが、夏は屋外で運動や歩くことが少なくなるので、生活活動代謝が下がる傾向にあります。

食事をした際、消化するために使われるエネルギーが「食事誘導性熱代謝」

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。
食事誘発性熱産生でどれくらいエネルギーを消費するかは栄養素の種類によって異なります。たんぱく質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%で、通常の食事はこれらの混合なので約10%程度になります。

食事誘発性熱産生 / DIT(しょくじゆうはつせいねつさんせい

たんぱく質を摂って代謝を上げる

代謝が落ちる夏ですが、簡単に出来ることは食事。
一番太りやすいのは「炭水化物中心の食事」
例えば、具があまり入っていないパスタやそうめんです。

エネルギーを消費しやすいのは、たんぱく質中心の食事。
例えば、肉を食べると体が熱くなったと感じることはありませんか?
それは、肉に含まれるたんぱく質が消化・吸収の過程で熱を作り出し、代謝アップにつながっているから。
そして、赤身の肉類に含まれている「L-カルニチン」は脂肪を燃やす働きを助けてくれます。



肉の種類によってエネルギーは変わります

筋力低下も 夏バテの食欲不振で鉄不足

汗をかくと、体内のビタミンやミネラルが汗と共に消失されます。
夏バテによる食事量の減少、そうめんなど炭水化物中心の食事で、鉄分の摂取量も減少傾向。夏は鉄欠乏性貧血になりやすい季節です。
鉄不足になると、筋肉に酸素が届きにくくなるので、筋肉疲労や筋力低下につながると言われています。

牛肉でたんぱく質、鉄、ビタミンBを摂取

夏バテで不足しがちな栄養が摂れるのが「牛肉」
鉄はビタミンCとセットで摂ると効率が良いので、例えば、焼肉を食べる際は、サンチェなど野菜と一緒にとるのがオススメです!