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crimson【詩】

轢かれた何かの骸を見た

あれは私なのかもしれない

アスファルト色とクリムソンの
交錯した思い

寄って覗くが何もなく

いや
やはりあれは私なのかもしれない

空っぽが白線に滲み込んだ

満たす準備をしているのだ

もうどんな形かも忘れてしまったな

どんな形にもなれるのか

ああそうだった

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