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【旅日記】イギリス・ドイツ旅の終わりかけ、飛行機の中から


6月21日から6月28日まで、イギリスとドイツを旅した。
テーマは「誕生日プレゼント」。
私の誕生日は6月27日だ。だから自分への誕生日プレゼントとして、旅をすることにした。
ドイツに会いたい人がいたから、タイミング的にもちょうどよかった。

この旅の予算は、クレジットカードの限度額まで。
一切我慢しない、それだけのルールを決めて飛び立った。
(まだ引き落とし額は見ていない。非常に恐ろしい。)

8日間で、数々の予想外の出来事に見舞われた。
空港の勘違い2回(!)、電車の乗り間違え、遅延などアクシデントは様々だったが、色んな人に迷惑をかけつつ(本当ごめんなさい)無事に帰れそうでなによりだ。

まだこれからドイツのフランクフルト・ハーン空港からミラノに飛び、陸路でフィレンツェまで移動するミッションがある。
飛行機はたったの8ユーロ。こんなに安いのなら、フィレンツェ着で楽をするよりも、ミラノから帰ってやろうじゃないの。


さて、旅の中では、色んなことに気づかされた。
細かくはイギリス編、ドイツ編で書くとして、ここでは旅の終わりかけの温度感を残そうと思う。
勢いそのままに残すので、駄文ご了承ください。


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ようやく、旅が終わる。
終わってほしくないという気持ちはあまりない。
達成感と、充実感と、疲労感が混ざりあっている。

正直、旅の後半は疲れてぐだぐだしていた。
外食8日間は重い。イギリス料理も、ドイツ料理も重い。
ビールは美味かった。幸せだった。


それから、自分の旅のスタイルが客観視できた。
今回ロンドンは友人と回り、ドイツは各都市にいる友人を訪ね回ったので1人旅だった。

誰かと旅をする時は、基本私はその人に丸投げ状態である。(ごめん)
あんまり観光地に興味が無いのだ。事前にネットで調べることもほぼしない。
さすがにただのお荷物になってはいけないと思い、交通のことは調べる。
あとは、名物の食べ物くらいかな。

一人旅になると、ひたすら当てもなく歩き回る。
たまにGoogleマップで現在地を確認しながら、目に付いたお店や教会にフラフラ入る。
疲れたらその辺の公園で2時間くらいぼーっとしたり、本を読んだりする。
下調べは一切無し。計画性も無し。効率性も低い。


旅のスタイルは人柄がよく出るという。
父が「結婚する前に旅行した方がいい」と言っていた。


私は無計画・非効率な旅のスタイルが好きだ。
なんなら疲れるからあんまり特別なことはしたくない。
調べるのもめんどくさいし、ネットの情報より、そこで自分が出会ったものの方がよっぽど面白そうだもの。


私は誰かと旅しても、その人のスタイルに合わせられるけど、私の旅スタイルに合わせたらイライラする人はたくさんいるだろうなぁと思う。

これでは結婚は難しそうだ。お父さん、ごめんなさい。

昨日の夜、結婚願望がある人と話したから、旅と結婚を結びつけてしまった。
やめたやめた。違う話にしよ。


そうだ、私は22歳になった。
時差もあるし、遠く離れたところにいるにも関わらず、誕生日を祝ってくれる友人がいて本当に嬉しかった。


振り返れば、21歳は、ひねくれ期だった。
成長することそのものの意義を疑い、努力を嫌い、頑張ることを全否定した。
その思想は完全に間違っている訳では無い、が、過激すぎた。
留学前半期は省エネルギーで過ごした。
後悔はしていない。あの時の私は私で、毎日ひねくれつつ葛藤していたのだから。


でも、22歳になったから。
ただひとつ歳を重ねただけで何かが変わるわけじゃないけど、ここを節目に、変えようと思う。

相変わらず外部から成長を求められることは大嫌いだし、コツコツ努力を積み重ねることが苦手な私もきっと変わらない。

だが今、私が英語を話せるのは、幼い頃の自分が英語が好きで勉強していたからだ。
別に、努力がどうとか、成長したいとか、そんなことは昔から考えていなかった。

イタリア語にもそうやって向き合えばよかった。
イタリア人と話すのは面白い。
この旅の中でも、イタリア人とたまたま話す機会があった。
イタリア語を話せると言うとすごく嬉しそうな笑顔をして、他愛もない話で盛り上がった。
最後には「君は本当にかわいいよ、僕にとって君はハートさ。」と言って別れる。

こういう面白さがあるから、やっぱりイタリア語は勉強したくなる。

面白さと楽しさを貪欲に求めるのは、私の得意分野だ。

成長、努力、その言葉へのアレルギー反応はまだ治らないけれど、少しの間放っておく。

22歳のれいは、その辺にいるイタリア人と喋るためにイタリア語を勉強します。

インターンも、あんまり意義とかスキルとか考えすぎず、とりあえず経験だと割り切って10月までやり遂げます。

帰国後は、「勉強不足コンプレックス」を解消するために、大学近くに住んで、めちゃくちゃ勉強します。
文化人類学と民俗学の勉強ができるの、楽しみだなぁ。
早く、帰りたい。

誕生日プレゼントのイギリス・ドイツ旅行、今すごく疲れてるし、早く帰りてぇとすら思ってるけど、いい旅だったな。

この絶対重量オーバーなリュックの中に、思い出を詰め込んだ。

さぁまた明日から、フィレンツェで私らしく生きていくぞ。

Grazie a voi, sono passata il tempo belissimo.
Anche ieri era il mio compleanno! Finalmente ho 22 anni.
Allora, da domani vivo a Firenze!
Ciao ciao,

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