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オチャノキプロジェクト、新たな茶畑へ

こんにちは、グリーンディスプレイ トヨオカです。
オチャノキプロジェクトでお世話になる茶畑の開拓が進み出したのでご報告です。

プロジェクトの詳細はこちら↓


オチャノキプロジェクトは茶農家さん、地主さん、行政、NPOの方々たちのご協力のもとこれまで7年間、2つの茶畑からオチャノキを掘り上げてきました。
ここのオチャノキは都市部の商業施設やカフェなどでディスプレイとして活躍しています。こうして都市で得た利益を地元の活性化や土地の有効活用の資金として還元し里山と都市を繋げることがこのプロジェクトの目的です。

プロジェクトが発足した頃の茶畑は全くの手つかずの状態で人の背丈を越えて縦横無尽に伸びたオチャノキが生い茂りとても人が踏み込めるような状態ではありませんでした。
人が入れなければ重機も入ることができないので、人力で掘り起こしては運んで・・・とても大変だったそう。私も先日茶畑にオチャノキを掘りに行きました。最初に比べるとかなり土が軟らかくなって掘りやすくなっているとはいえ、結構な重労働でした。

不法投棄の場になったり、鳥害獣の住処になったり・・・
手放すにも農地法が絡んだり整地費用がかかったりそう簡単にいきません。休耕地の問題は深刻。

2つの茶畑の面積を合わせると1ヘクタールくらい(バスケットボールコート約24面分 わかりにくい・・)ほどあります。
それが7年かけて結構更地が目立ってきました!

更地になったので新しく植えられた栗の木。日当たりがとても良い!
もう一つの茶畑。
今は雑草が生えていますが最初は大きなオチャノキたちで一面埋め尽くされていました。
中には樹齢70年はある4メートル級のもちらほら。
ここも栗畑にしたいなというお話も。

茶畑を所有している茶農家兼栗農家さんは、更地となった場所に栗の木を植え始めました。高齢になったということもあり、栗はオチャノキほど栽培に手がかからないため栗の栽培力を入れています。
このようにオチャノキを使い土地が空くことで新しいことを初めるきっかけにつながればいいなと思います!


掘り出せるオチャノキがだんだんと減っていっていきそろそろ次の茶畑を見つけないと!
ということでお世話になっているNPOさんに昨年新たな茶畑をご紹介して頂きました。
昨年11月末、どんな状態なのかは全く知らされず茶畑を訪問しました。
ここもオチャノキがうっそうと生い茂った状態を想像していましたが、行ってびっくり。ほぼほぼ茶畑の原型そのままでした。

誰もが知っている茶畑!という感じです。(2022.4撮影)

茶畑として今は稼働はしていないものの、景観を守るために定期的に刈り込みをされていたそうです。ぎっしりと密度の高いオチャノキが約800株あります。先月4月末に試しに数鉢掘り上げに行きました。

「根っこいい感じですね」
細い根っこがたくさん出ていると良い状態だそう。
ラップで根っこをぐるぐる巻きにし日陰で待機。
掘り立ての木はデリケート。
3〜4時間の帰り道で弱ってしまわないよう水道がなかったので、
近くの川からせっせと水を汲んであげました。
都会ではなかなか出来ない体験・・・。

体力を使う新芽が動く時期に掘り上げたので少し心配でしたが、東京に持ち帰ったオチャノキは無事元気に育っています。

このオチャノキたちが日の目を見るにはもう少し!
ここのオチャノキは枝数が多くて密度もあるので、生垣としても十分使えそうです。例えば、自分が住んでるマンションがオチャノキで囲まれてたら面白いかも。

のびのびと育ったオチャノキはカッコいいし、今回のような茶畑を連想させオチャノキだと気づいてもらえるような樹形もいいですよね。
わかりやすさって大事!

それぞれの樹形が違った方向で光ってくれることを願っています。



それではまた!

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https://www.instagram.com/ochanoki_project/


茶畑のお隣の倉庫にいました。



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