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知られていない大学職員の”ある仕事”【週報2021年2月(3)】

ここでは大学職員として施設の設計やメンテナンスというニッチな分野を担当している私が、今週取り組んだ主な業務を週報として挙げます。”大学で技術系職員として働くことを考えている方”の参考になればと更新しています。初めて読む方は先にこちらを読んでいただけると伝わりやすいかと思います。

■2月15日(月)在宅勤務

1.少額工事の日程調整と伝票整理

■2月16日(火)

1.大規模工事現場における定例会議

2.所属部署の定例会

「1」では工事の進捗状況や現場で懸念されるトラブルなどを確認しました。大規模な現場になると下請け会社含めて相当な数の人たちがかかわります。それを統括するのは本当に大変です。工程管理はもちろん、ルール厳守の徹底などトラブルは絶えません。喫煙や駐車などのルールを全ての作業員に順守してもらえるように建設会社の責任者と大学職員で協力して現場を管理します。

大学職員になりたてのころ、ルールを守っていない現場の作業員さんに対して指導するのが本当に苦手でした。その人(しかも自分よりずっと年上でかなりイカツイ人)に怒るのが怖かったです。しかしそれでは舐められてばかりでずいぶん悔しい思いをしました。今ではある程度は度胸がついたのでそういったことはほとんどないですが。工事現場の管理経験を通して、何かを実行するにはロジックだけではなく、優しさや威嚇、譲歩や拒否など感情的な振る舞いも併せて大事だと痛感しました。ロジックと感情の両輪で現場(プロジェクト)を前に進める。前職のメーカーエンジニアを続けていれば体得できなかったと思います。

■2月17日(水)在宅勤務

1.少額工事の日程調整と伝票整理

■2月18日(木)

1.大規規模工事の説明会

現在進めている大規模工事について現地の管理者(「●●長」など役職のある教員や職員)対して工事の注意事項や工程を説明しました。ここで本当に感じたのは技術職員のプレゼン力の重要さです。相手の質問に対して抽象化した分かりやすい説明をする必要があります。管理者は技術者ではないので込み入った技術的な話は不要です。例えば質問として「新しい建物は我々の要望通りの仕様でつくってくれるんですよね?」とあったとします。これを変に詳細に「●●の段階で予算が足りなかったため、床に▲▲のシートを張りたかったのですが実現できず■■のシートを張ることになり**のような面で~~~」は0点です。できれば「各部屋の仕様は要望通りに仕上げます(まずはこれで相手を安心させる)。しかし予算の都合で廊下など部屋以外の一部で安価な床材を使用しています。高級感は出ないと思います(笑)」と説明すべきです。きっと大学職員によらず、エンジニアは技術力と併せてコミュ力、プレゼン力をちゃんと長期的に磨く必要があります。

■2月19日(金)在宅勤務

1.少額工事の日程調整と伝票整理


以上です。今週はこんな感じでした。

これを読んでいただいている方で、何か知りたいことがあれば是非、コメントいただけると嬉しいです。正直、どんなことを書いた方が皆さんに面白いと思ってもらえるか分からずにダラダラと週報を重ねている状態なので💦

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