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幾億年ぶりのコスメ買い。

久しぶりにコスメを新調した。
コスメに対する興味の波が、私の場合は何年かおきにやってくる。
まったく関心が向かないときもあれば、美容への意識が高まりまくる時期もあって、その差が激しい。

もともとの性格は、あらゆるモノに対してあまりこだわりを持たないタイプなので、まぁいっか。でメイクを終えることも多い。
でもそこに楽しさとか、新しい発見とかを見出せると一気にやる気出る。
あと美容意識の高い友人とかからももろに影響受ける。

ここ数年はマスク生活が続いて、ファンデーションもしっかり塗らないことが多かったし、リップの消費もぐっと減った。
なかなか減らないから買い足すタイミングもなくて、これいつまで使えるかな、、?と不安になりながらも面倒くさがりな私はなんだかんだ使い続けてしまう。

メイクに気を遣わなくていいの楽だなぁと思って過ごしてきたけど、オンとオフの切り替えだったり、新しい商品を試してみるときのワクワク感は失われつつあった。

でもどっちみちメイクをするんなら、なんとなく惰性でやるより、自分の気分が上がる方法でやった方がいい!と、近頃はまたモチベーションが復活してきている。

職場でマスクを外している人も増えてきて、やっぱり表情がしっかり見えるのって大事だなって改めて思う。
だから表情を引き立たせてくれるメイクをまた勉強したい気持ちになった。

メイクが上手い人ってどんな人かというと、自分のことを客観的に見れる人だと思うんだよね。
パーツパーツを強調させても、顔の造形的にバランスがとれていなかったり、あらを隠しすぎて不自然な仕上がりになったり、私は今までそんな失敗ばかりしてきた。

自分のことを客観的に見るって実はめちゃくちゃ難しい。
まずはなんとなくみんなが憧れるステレオタイプな「なりたい顔」思考から脱却する必要があると思う。
メイク上手な人は、自分の特徴やコンプレックスを認めて、研究して、そこに施すテクニックと商品を見極めて実践している。
やっぱりその人にあったメイクの最適解というのがあるんだなと、いろんな動画や記事を見て気づけた。

私の場合、年齢を重ねてきて昔のメイク方法だとしっくりこないなと思うことが増えた。
それは肌の衰えだけじゃなく、なりたい自分、見せたい自分の像が変化しているというのもある。

眉毛の太さやリップの色ひとつでほんとうに印象は変わる。
それが分かるとすごくメイクが楽しくなる。
誰かのためじゃなくて、自分のためにメイクをすることがいかに重要か。それが最近身に染みて分かってきた。
とは言いつつ、「そのリップかわいい」とか「なんかメイク変えた?」とか気づいてもらえると嬉しさ倍増。

《最近の覚え書き》
①クマの種類やくすみのある箇所を把握して、それにあったコンシーラーを使う
②フェイスパウダーは眉毛にもきちんと乗せる(崩れにくくなる)
③(私の場合)アイラインは無くても案外いける
④下まぶたもきちんとメイクする
⑤自分に合った色のリップを使う
⑥日頃のスキンケアを怠らない! 

先日、数年ぶりに友人とコスメショップに行ったら、めちゃくちゃ楽しかった。愛用コスメやスキンケア商品の情報交換をしながら「これいいよ!」と勧めたり、「これとこれどっちにしよう…」と一緒に悩んだり。

肌の質感、髪の色、ファッション、雰囲気、なりたい姿は人によってさまざまで、自分にとっての良いものが相手にとっても良いものとは限らない。
かといって慎重になりすぎると素敵な商品との出会いを逃すことになる。

そういうときは、身近な友人の「それいいよ」の一言に背中を押される。
使っている人の生の声というのはやっぱり私のなかでは重要で、100件の口コミより信頼をおいている。
そしてお会計でレジ待ちしているときに思う。
友人の「それいいよ」は経済を回すな、、って。

メイクはまだまだ知らないことだらけで奥が深い。
この先また関心が薄れるときがやってくるかもしれないけれど、それまではいろんな商品を試してみたい。

何歳になっても、可能性を引き出すための研究を楽しめる人でありたいな。

ここまで読んでいただいたこと、とても嬉しく思います。