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50枚de入門! 「21世紀のロック」名盤編

時にロック・クラシックを愛好する皆様方、「ロックは死んだ」なんて思ってませんか?

初出はジョニー・ロットンがピストルズ解散時に言ったものだと思うので、かれこれ40年以上ロックは死んでることになります。

そんな馬鹿な話があるか。

この例はいささか極端にしても、ポピュラー音楽のフロンティアであり続けたロックがそうやすやすと死ぬとは私には思えません。

ただ、少なくとも現代音楽シーンの中でロックが中心的な役割を果たしている、とは言えない状況なのは事実ですね。そういう意味では、ロックは老いてはいるのかもしれません。着実に、健康的に。

『サージェント・ペパーズ』のように音楽を一変させる画期的な作品もないし、『狂気』のように規格外のセールスを記録する作品もない。こうなると現代のロックがかつてのそれと比べて劣っていると感じる方もあるかもしれません。

ただ、これもロック・クラシック愛好家ならばご存知でしょう。老いたってカッコいいものはカッコいいんです。それはミック・ジャガーにも言えるし、ロックそのものにだって言えます。

ただ、「最近のロックなんて何から聴いていいか……」こういう方も多いでしょう。何しろ私がそうでしたから。「なんか面倒臭いしビートルズ聴こう」ってなもんでした。

ということで、今回はそんな人にお届けする、「21世紀のロック名盤50選」です。

さて、もうここで断言してしまいましょう。

この50枚を聴けば、ロックの「今」が分かる!

……随分偉そうでしょ?でもそれくらい重要な作品だけを、厳選に厳選を重ねてピックアップしました。

それぞれの作品に私のレビューも加えているので、どんな作品なのかはそちらを参考にしていただければと思います。

さて、前置きはこの辺にしまして、この50枚を聴けばもうロートル扱いはされない!ナウでヤングな音楽ファンの仲間入り!そんな名盤の世界へ、いざ参りましょう。

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