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Viva! Italia!

たまたまオンライン英会話で、今スペインに住んでて何回もイタリアに行ってるっていう先生と盛り上がった。今度もイタリアの話で盛り上がろう!って約束した。そう、行けなくなって数十年経つが、イタリアにだけ行ければ、私はもう他の国に行けなくてもいいと思っている。


これは数十年前に行ったローマ、サンタンジェロ城。「ローマの休日」にも登場するから、少し中心街から離れているが無理して行ったのである。

若い日の写真を使うようになったらもうおしまいか・・・。でもイタリアの写真はこの時代の物しか無く。懐かしくて大学の友人にも送ったら「若いやん、かわいい」とお世辞だけど言ってくれた・・・、コロナ後のお茶のケーキは、私はおごらせてもらう。

教師時代に、全国初任者研修と言う、今なら問題だろうな~、予算一億くらいだったらしい、全国の中でたまたま選ばれた初任者がふじ丸と言う豪華客船に乗って2週間で日本一周するのである。その時に一緒の部屋になった、佐賀・愛媛・兵庫の先生、そして私。ものすごく仲良しになる。中学教員は私と兵庫の先生Yちゃん。Yちゃんは美術の先生で、二人でこの時代の海外旅行、休みごとに行っていた。イタリアもYちゃんと。

Yちゃんは油絵専門なので、西洋美術史にめちゃくちゃ強く、そんなYちゃんと行くイタリアははっきり言って最高だった。

イタリアなんて正直街自体が美術館みたいなもの。Yちゃんとは2週間、ミラノからローマまで、各都市を周りながら行ったのだが、まずミラノ。ミラノのドゥオモ(大聖堂)はゴシック建築なので、かたーい感じ。丸みのあるフィレンツェのドゥオモとは少し趣が違う。中を通って全部登れた。階段で上がっている時に階段の手すりとかにある小さな銅像?みたいな彫刻がすごく精巧で、ルネッサンス、イタリア美術の偉大さ、荘厳さをもうバシバシ感じることに。

ミラノでは全然美術関係ないが、当時イタリアに移籍した、三浦知良選手にあのブランド目貫通りの「モンテナポレオーネ通り」で会った。「カズ」さんである。すごくテレビで見るより長身でがっちりされていた。ビビったのは、奥様が、もう日本人ではないな、めっちゃ綺麗だった。私らが「あっ!」て言ったら、カズさんの方が応じかけてくれたが、奥様ignore。(バクロ、こんな庶民のnote、読まんやろ)しかし美しさは桁外れで、雑誌JJ世代の私たちは感激したのであった。

その後、ロミオとジュリエットで有名な都市・ベローナ。ベニス、沈む前に絶対行かなくては!ゴンドラ漕ぐおっさんにうまく騙されて高めに要求されたけど、もうあそこそういう国だから・・・。そしてフィレンツェ。英語名はFlorence、名の通り「花の都」である。このフィレンツェのドゥオモがどうしても見たくて、イタリアに行きたかった。(写真はミケランジェロ広場の丘)

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撮りたいアングルの写真があり、一応撮ったが、うーんどうかな~。プロの方なら絶対もっと綺麗な一枚に。でもそんな技術私に無いから、なんとかパチリ。建物隙間から見えるドゥオモの写真の載った雑誌があって、真似たかった。いつまでも撮ってたら添乗員さんに「置いていきますよ!」って言われ・・・。いつか再チャレンジする!!

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フィレンツェと言えば、ウフィッツィ美術館、ボッティチェリのPrimavera、「春」は有名な作品。でも私が未だ見れていなくて、本当に一番見たいのは、フラ・アンジェリコの「受胎告知」である。

本当はもっと西洋美術の勉強をしなければ何も語れないのだが、やはりカトリック、キリスト様もおられるがやはりマリア様なのである。ピエタ像も十字架から降ろされたキリスト様を抱くマリア様、受胎告知も、簡単に言うと天使が、「あなたのお腹に、神様の子、宿るよ」と受胎を告知しに来るわけであるから。(簡単に自分で略しすぎか?)

そのテーマの作品はもういっぱいある。でも私はその中でも、フラ・アンジェリコの「受胎告知」が一番見たい。いや、必ず見に行く、死ぬ前に1人ででも良いから見に行く。もうそう決めている。

サンマルコ修道院の階段を上がったところの踊り場、壁画になっている。今はもちろんコロナもあるし、お金も無いしいけない。でもこれは見ないと死ねないのである。穏やかな色合いが美しいフレスコ画である。(これは実物ではなく「大塚国際美術館」の陶板、お友達撮影。)

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でも案外本当に行ったら、私がはまったのは、ローマだった。Rome、永遠の都、である。もう今こうして書くだけでローマの魅力にとろけてしまう。

とにかくそこらじゅうに噴水があるのだが、その彫刻が本当に素晴らしい。トレビの泉は有名だけど、ナヴォーナ広場や、バルベリーニ広場、噴水が大好きになるくらい、素晴らしい彫刻のある噴水だらけ。(写真はバルベリーニ広場のトリトーネの噴水)

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建物、噴水、広場、美術館、そしてやはり、カトリックの総本山、ヴァチカン。見るところいっぱい!もうローマに行ったらめっちゃ元気で、Yちゃんが「そんな元気やったっけ?」って言うくらい、歩いた。一万じゃ全然きかない、あれは何万歩歩いてるかな・・・。

バチカン市国は、世界で一番人口の少ない国かな。サンピエトロ大聖堂・バチカン博物館・システィーナ礼拝堂、これが三大見どころである。

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写真はサンピエトロ大聖堂のドゥオモのクーポラ、クーポラとは教会建築などにみられる半球形につくられた天井のことで、それを内部から撮った写真。本当にそのまま天国に吸い込まれていくのかな…って思うくらい綺麗で。写真が上手くないことだけが残念。でも本当に綺麗だった。

博物館はYちゃんがぜーんぶ説明してくれた。ダヴィンチ・ミケランジェロ・ラファエロ、Yちゃんには朝飯前で。システィーナ礼拝堂の「最後の審判」はあまりにも有名。もう動けないくらい素晴らしい。あの中にあるミケランジェロの肖像画は抜け殻のような生皮の絵で、その後日本に帰ってミケランジェロの本を読んだが、すごい芸術家と言うのは苦しみと背中合わせ。才能っていいのか、時に苦しいものなのか、考えさせられる内容だった。

書き出したら止まらないが、もう少し勉強してから書くべき。須賀敦子さんのイタリア関連本がすごく好きだし、本当はイタリアが好きなら塩野七生さんの「ローマ人の物語」くらいは読破しないといけない。

いい加減なところがある国で、何回も騙されてすられかけたり、実際にぼったくられたり。でも何故か憎めない美食の国。今コロナで苦しんでいる国だが、彼らの陽気さが事を好転させるだろうと信じている。

あー、また行きたい!一瞬、イタリア語でも通訳案内士になれたら!と思ったが、過去に勉強始めかけて何回も失敗している。無理無理、英語でも中途半端なのに。彼らの素晴らしい文化を愛するだけにしておこう!Ciao!!













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