もっと前から好きになりたかったという感情
最近推しが増えた。
ダイヤみたいなキラッキラした天使のような人。
もうデビューしてから数年経つ中堅のアイドル。
好きになってから定期的にもっと早く知りたかったと思うんだけど、そういえば前から知ってたな、と毎回なる。
前から知ってたんだけど、全然興味持てなかった。
初めて知った時に、何曲か聞いてメンバー全員調べたんだけど、1曲だけアップルミュージックに追加して、メンバーはリーダー1人の顔しか覚えられなかった。
何人組かもちゃんと把握せずに終わった。
追加した曲も全然聴いてなかった。
それなのに今、あの時名前も顔も認知しなかった人をキラッキラのダイヤと呼び、推している。
コンサートやコンテンツで1回も披露されていないアルバム曲を毎日のように聴いている。
推しを見つけて落ちる瞬間って、本当に奇跡だと思う。
いろんなことが重なってその時の自分にちょうど刺さった瞬間に落ちる。
昨今の推し活ブームのせいで、推し作りたいと言う人を見かけるけど、推しって作りたくて作れるものじゃない。
気づいたら推しているんだと思う。
私も、気づいたらそのキラッキラ光るダイヤに目を奪われ、夢中になって映像を見漁っていた。
あの時もっとちゃんと見てはまっていれば、リアルタイムで応援できたのに、あのライブ行けたのに、とどうしても後悔が過ぎることがある。
でも多分はまらないんだよね、あの時じゃ。
あの時の私には刺さらなかった。
あの時はあの時で、別の推しが居てその推しに精一杯だった。
今の私だから刺さった。
どうしても、もっと前から好きになりたかったと思うけど、もっと前の私は好きになってない。
そうやって自分に言い聞かせて、どうしようも無い感情に折り合いをつけて、過去のコンテンツを一生懸命見漁るしかない。
とはいえ今の推しを知った状態で、過去を知るのはとても楽しいので、マイナスなことばかりじゃないとも思う。
とりあえず少し前にカムバした際に、円盤を申し訳程度に買ってオフイベに申し込んだ。
最初に推しを見るのは単コンがよかったけどまだ予定が無い。仕方ない。
今私ができる最大限の推し活をする。
キラキラのダイヤに出会えたことに感謝。
昔から推したかったとかどうしようもないこと言ってる場合じゃない。
今の推しを全力で応援して未来を楽しみに日々過ごすんだ、私は。