自分毎,

ボクのなかのボクがあまりにもなげくから
ぼくは僕の中に
『ミンナニトッテノボク』を、つくった。

僕が心からヒトにたしなめてもらうため

『ミンナニトッテノボク』

それを僕は

『みんなにとってのワタシ』にしてきてみた

大人おとな”とわれるたび

自分じぶんとしどころさが日々ひび

孤独こどくけてしまいたかったんだ

溶けて

けて

どうせなら あま〜いアイスクリームみたいな

液体えきたいになりたい

何の気なしに ふと思った

あまいあま〜いアイスクリーム

おいしい牛乳が使ってあると

特別おいしいアイスクリーム

どうせなら

乳製品にアレルギーがある子にも受け入れてもらえるアイスクリーム

たぶん

ボクに作れない

でもたぶん

ボクじゃなくて『みんな』の中の『だれか』は

作れる

作れる最大の子はきっと

とてもとてもボクに似ているのだろう

その子も僕と同じように

みんなと違う形かも知れない

色かも知れない

錆びたのかも知れない

その歯車のようなナニカを

僕は

僕は

ボクは

ボクが

ボクの

オレと俺が

そして 私が わたし

   「だから日本ここなの?」


窓ガラスを揺らす音が肯定しにか聞こえなくて

滅多に見ない大粒の液体ソレを拭いながら

やっと生きる決意とやらを実感し

ひだまりを喜んだ


【イオリダイアリー】自分毎(じぶんごと)

※「自分毎じぶんごと」は、
人毎ひとごと」(意味:どの人もみな。各人。めいめい)と
自分事じぶんごと」(意味:自分に関係のある事柄ことがら)から
考えた造語ぞうごです。

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