見出し画像

農家の息子が廃棄野菜で作った、きゅうりピクルスのその後

【あなたの家業ストーリーを聞かせてください!】グラフトプレナーでは、家業にまつわるストーリーを取材させて頂ける方を募集しています。詳しくはこちらから

画像1


2019年5月に、クラウドファンディングサイトMotionGalleryで支援を集め、無事販売に向けて走り出したプロジェクト、廃棄野菜で作ったピクルスを覚えているだろうか?その後無事加工所を立ち上げて本格的に実売を始めた、若松靖幸さんに話をきいた。「加工所ができた後、名前を『Re:Pickles』に変えました。廃棄野菜を使ったピクルスだという意味と、再生という意味を込めています。」

画像2

11月6日、7日に新宿で開催された東京三ツ星マルシェではなんとピクルスは完売。平日の開催のためそこまで売れないだろうと予想していたがそれを大きく裏切り、初日で6,7割が売れてしまった。「あわてて一緒にピクルスを作ってくれている宮田さんがお店に戻って追加のピクルスを作ってくれました。」

画像3

売ったピクルスはれんこん、プチトマト、赤玉ねぎ、にんじん、パプリカなど鮮やかな色彩が印象的。きゅうり農家の先代である父親からの反応をたずねると、まだこのことを話せていないのだという。「それよりも栽培に集中して、というのが親父の考え方なので、今は事業承継を早めるためにICTを活用した栽培などを自分のハウスでやっています。」若松さんは、実績を作った後、父親にピクルスを食べてもらいたいと話す。「少しずつ栽培で実績を作りピクルスも軌道にのせていければ。来年には親父にも食べてもらおうかな。」

来年の2月にもマルシェの出店予定があるほか、下北沢にある狛犬珈琲でもピクルスの販売をする予定。きゅうりはこれからが収穫時で、また大量の廃棄が出るのだそう。廃棄きゅうりピクルスの味が気になる方は足を運んでみては✏︎


最後までご覧いただきありがとうございます😊

本記事の内容・表現は、取材当時の"瞬間"を『家業エイド』視点で切り取らせていただいた、あくまで家業を通して皆様が紡いでいる物語の過程です。皆様にとっての「家業」そして「家業との関係性」は日々変わりゆくもの。だからこそ、かけがえのない一人一人の物語がそれを必要とする誰かに届くことを切に願っております。

運営チーム一同より

「家業」にまつわる課題・機会に興味がある
当事者の方、支援する方は覗いてみてください:
『家業エイド』詳しくはこちら👇👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?