家業のSNSを盛り上げるツールや方法をSNSディレクターさんに聞いてきました

家業を持つ人のためのオンラインコミュニティ「家業エイド」。中では投稿や自己紹介などによる交流が行われているわけですが、その中にはオンラインイベントもあるのです。今回は、そのオンラインイベントの中でも、ゲストをお呼びして専門的なトピックをみんなで学ぶ「家業エイドSCHOOL」から「家業のSNSを盛り上げる方法」を聞いてきました。

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ゲストにお呼びしたのはアットコスメをはじめ企業のSNSアカウントの運用やコンサルティングを行ってこられた加藤望さんです。



Q.とっておきのSNS投稿が便利になるツールを教えて!

それではここからは、加藤さんがご紹介してくれたツールをコメントとともにご紹介します。

投稿の作成

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加藤さんがおすすめしてくれたのはCanva
「私は投稿はほとんどこれで作ることが多いです。もっとこだわるときはソフトを使うこともありますが、ほとんどのものはこれで作れてしまいます」

投稿

Twitterの投稿はオフィシャルの投稿がおすすめ。Instagramの投稿にはfacebook社が提供する「クリエイタースタジオ」がおすすめだそうです。

「クリエイタースタジオは投稿だけでなく、インサイトを確認しながら投稿したり、カレンダーで投稿日時を一覧で見ることもでき便利です」

いいね!やフォロワー増加の自動化ツールに関しては、「おすすめしません」と加藤さん。「自動いいね!のツールは運営のグレーゾーンを攻めた機能が多いんです。もしこのツールが使えなくなってしまったら運用ができなくなってしまうのでは困りますよね」

ツール頼みの運用ではなくて、中にちゃんと人がいて運用していくのが大事なんですね。

Q.どれかひとつSNSをはじめるならどれにするべき?業種ごとにむいているSNSはある?


どのSNSを始めればいいか、そして業種によって向いているSNSが異なるのかという質問です。加藤さんのお答えは「業種のターゲットや特性によってどのSNSが向いているか変わる」とのこと。まずひとつはじめるのであれば、その向いているSNSが適しています。

「まず、toBかtoCかで向いているSNSが異なります。toBはTwitter、toCはInstagramが向いているというのが基本的な傾向です。ただし、toBでもとても見た目に特徴がある、写真にできる商品がある場合はInstagram、ユニークでキャラクターが立っている方が従業員にいて、その方が運用にコミットできそうなのであればtoCむけでもTwitterで成功する場合もあるのでケースバイケースです」

なるほど...写真が映えるのがインスタグラム、テキストがTwitterなんて思っていた自分がちょっと恥ずかしくなってきました。家業のSNSを選ぶ時には、運用できる人がいるかどうかや、toCなのかtoBなのかも考えながら選ぶと良いのですね。

Q.効果測定はどうやって&どの指標をみるといい?


事前に実施したアンケートでも多くの関心を寄せていただいたのがこのトピックでした。

「効果測定は、SNSを何のためにやっているかによって変わります。認知、ファンの獲得、購買につなげるなど、今何のためにSNSを運用しているのかを決めるのがまず先です。例えば、まずはブランドを好きになってもらうのが目的なのに目先の認知度アップのためにキャンペーンをやってしまったりすると、施策がそもそも効いているかを判断することもできなくなってしまいます。まずは目的を決め、そこから追う数値を決めて「なぜ今その数値を追っているか」を担当や社内メンバーで共通認識にすることが大事です。それでもおすすめの数値をひとつ、という場合は、初心者であればエンゲージメント(いいね・保存)ですね」

ツールのおすすめもいただきました。

無料ツール:InstagramはSINIS、Twitterは管理画面からデータを落とす
有料ツール:Social InsightSINIS有料版

この、「SNSを何のためにやっているか、なぜ今その数値を追っているか」というSNSをやるゴールの設定があらたな課題だということが見えてきました。

今回のレポートはここまでです。お役に立てたでしょうか...!

この課題にさらにフィーチャーして、「家業エイドSCHOOL」第二弾を8/26の19:00より前回に引き続き加藤望さんをゲストにお迎えしてお話を聞きます。今からどんなお話が聞けるのか楽しみです。

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本記事の内容・表現は、取材当時の"瞬間"を『家業エイド』視点で切り取らせていただいた、あくまで家業を通して皆様が紡いでいる物語の過程です。皆様にとっての「家業」そして「家業との関係性」は日々変わりゆくもの。だからこそ、かけがえのない一人一人の物語がそれを必要とする誰かに届くことを切に願っております。

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