ARミニゲーム「1日」で3つも作ってみたら個性的すぎた!by Think Reality A3- Graffity ARエンタメ ハッカソン vol.5
GraffityはARエンタメを研究・制作・発信する会社です!
今回はARに対する知見を深めるため、Lenovo社さんの新ARグラスである「Think Reality A3」を使ってハッカソンを行いました!
ハッカソンというのはハック(Hack)マラソン(Marathon)のIT造語で、GoogleやAppleが開催したことで有名な、短期集中でいろんな職種が集まって創造開発をするお祭りです
今回の開発期間はわずか「1日」、超急ぎながらどうアイディア出しをしたのか?開発の流れは?どんなハプニングがあったか?などをまとめてみました!
もちろん使用したARグラスの機能についても触れていきますので、是非同じく活用を考えている方の参考になればと思います!
1 | どうやってアイディアを出した?今回のテーマと機能をかけあわせる
今回のテーマはARでゲーム作り。
さらに「Think Reality A3」の下記機能に着目して作ってね、というお題でした。
ここにある8つの機能をざっくり解説💡
たった「1日」で何を作る?
1日での開発は、とにかくシンプルなゲーム体験にする必要があります。その中で少しでもARを感じてもらえたら!という感じで進めていました。
そして全チームで3つのゲームができました。
Aチーム: 両手で掴んだモノを合わせて寿司を握るゲーム
Bチーム: 上から降ってくるお金を、こぼれ落ちないように手のひらめいっぱいに掴み、最終ゲット$(ドル)を競うゲーム
Cチーム: 手のひらにあるかごを使い、上から降ってくるフルーツをキャッチしてポイントを競うゲーム
Tips🌟全チームに選ばれたハンドトラッキング機能の魅力!
さて今回のハッカソンでは、何と全チームからハンドトラッキング機能が選ばれました!精度の高さがその理由です。
手の認識が甘いとモノをつまんだり手遊びをするようなことが難しくなります。
また、触ってないのに触った!とか誤動作の原因にもなりますね。
しかし今回のThink Reality A3はハンドトラッキングがスゴイ!
手の平、手の甲はもちろん、グーパーさせたり指をクロスさせたりしても認識してくれるんですね!
指ごとにしっかりトラッキングしてくれる事によって複雑な動きも感知します!NARUTOの印を結んだらAR忍術が使える!みたいなことが!?ワクワクしますね!
3 | 開発は阿鼻叫喚?オフィスに響く謎の声
ハンドトラッキング機能とゲームコンセプトが決定したらあとは完成させるのみです。
といっても、完成までにはいろんな手順を踏む必要があります。1日しかないのに・・・
開発中の謎の声
セットアップするにもプログラミングするにも最新のグラスですから頼れる情報は公式の情報のみです。セットアップが完了したらエンジニアさんはUnityを使ってプロトタイプと呼ばれるゲームの原型の動きを作ってくれるわけですね。コイン降らせたり手で寿司を持てるようにしたり。
そしてゲームを作ってると不思議な声が聞こえてくるんです。
「へいらっしゃい!」「もっと金だ!金をよこせ~!」「どっこいしょ!」
あっちのチームはホントにゲーム作りしてんのか??当時のオフィスの声を再現するとこんな感じです。
当時の音声ファイル
謎の声はさておき、やはり初めて触るグラス端末での開発ということもあり、バグなどとの格闘でイテレーション回数は少なくなってしまいました。
※ちなみにイテレーションというの意味は一連の開発(作ってチェックして修正して)を何度も繰り返すことを指します!🔧
4 |おまたせしました!成果発表!🎊
「はいあと15分で終わるから発表資料作りしてね!」
そんな声でハプニングだらけの開発に区切りをつけた訳ですが、資料って何を作るの?ってなりますよね。
なんと会社で発表テンプレートを用意してくれていたのでありがたく活用します。
ということでこのテンプレで作成した資料と、ARのゲーム映像をみなさんにもお届けします!
Aチーム
社員の自作SEが響き渡る特徴的なSUSHIのゲームとなりました!無駄にSEの種類も豊富でプレイした人からは笑いがあがります。
肝心のハンドトラッキングも片手ずつ寿司ネタとシャリを掴みあとは両手を合わせて完成!さながらPPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)のような感じです。ちなみにネタ同士シャリ同士だと失敗するようにしている模様。
Bチーム
ハンドトラッキングでお金を受け止める体験になっております!最初は紙幣をばら撒きたかったのですが上からゆっくり降りすぎるのがグラスと相性が悪くて変更になってますね。
ちなみに偽札(ぎさつ)をつくるぞだとかアブナイ発言が開発初期から聞こえておりました。コインになって良かったのかもしれない。
Cチーム
名前の通りフルーツをかごでキャッチするゲームです!両手にかごがついており、中にフルーツが入れば得点!左図のコンセプトアートはパーティーゲームの王様であるマリオパーティーを参考に描かれています!
なぜかフルーツ群に選ばれたピーナッツ。これだけ特殊エフェクトが実装されています。
以上がハッカソンの内容でございました!ぜひ社内ハッカソンを行いたいよ!という方々、ARグラスの活用が知りたいという方々はぜひ参考にしてみてください。
・・・
Graffityでは、「最短3か月で“心を動かす”ARエンタメ」をコンセプトに、AR技術に特化したエンタメの企画・開発と、DX化を支援するスタジオ「Graffity AR Studio」を運営しております。
これまで累計23万ダウンロードを突破したARシューティングバトル「ペチャバト」や、グローバルに展開しているARシューティングバトル「Leap Trigger」など、ARゲームを開発・運営しております。これらの知見を活かし、スピード感を持ってARを活用した“心動かす”エンタメの企画から運用までを、ワンストップでサポートいたします。
スピード感を持ってAR体験を企画・開発したい企業様はぜひ「Graffity AR Studio」へお問い合わせください。
ARエンタメのユースケースを一緒に作りたい仲間も募集しています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?