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本とか読書とか。
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#おすすめ本

だれかの話

知らないことを知れば知るほど、自分は何も知らないことを知る。そしてまた知れば、自分の無知を知り、、この無限ループだ。 私は一生、「自分はぜんぜん知らない」と途方に暮れながら、知ることをやめないのだと思う。 本を読む一つの理由が、想像できる範囲を引き伸ばすことにあるので、知らないことが増えれば、比例して積読も増える。 最近読んでよかった本の感想をいくつか書きます。知らない誰かの世界を知りたくなったとき、おすすめです。 『世界はフムフムで満ちている 達人観察図鑑 』金井真

中村文則さん3冊

去年は中村文則さんの本を読み始めた。前に少し書いたけど、ずっと作家中村文則が気になっていた。作品とご本人のギャップがとてもあると言われている人、「自分が暗いことで人に迷惑かけるのやめようと思ったんだよね」と言った人。 読んだ本は『自由思考』『何もかも憂鬱な夜に』『去年の冬、きみと別れ』の三冊。 中村さんもまた、ポジティブでは救えないネガティブを救ってくれるような作家さんだと思う。弱さを知ってなお「生きよう」と言える強さは、読む側に響く。今の世の中に中村文則さんがいてくれて

2021年の本ベスト約10冊

ドラマと同様に、2021年に読んだ本をなんとか絞って約10冊ピックアップしました。 社会人になってから、どんどん読書量が減ってきている。2021年はドラマを観る時間が増えたり、師走すぎて12月は1冊しか読めなかったりと、後期は思ったように読書が進まなかった。 それでも韓国文学は定期的に読めたし、語学・言語学関係や哲学など気になってた分野を読めたのはうれしい。今年は仕事の勉強が忙しくなりそうだけど、マイペースに読んでいこ。 2021年読了本:82冊(うち13冊マンガ)

本のこと2020

2020年は、例年と比べて読んだ本は少なめでした。 びっくりしたのは、ダ・ヴィンチのBOOK OF THE YEAR上位50冊(単行本)のうち、既読が一冊もなかったこと。13年間この企画をチェックしてきて、たぶん初めてのことだと思う。今年は自分の読書傾向変わったなと思ってはいたけど、ここまでとは予想外です。まず、小説を読む量が少なかった。エッセイとかルポ的なものが増えたし、韓国文学にハマったので、小説は小説でも韓国のものを読んでいたり。去年は韓国文学ブームを感じていたので、