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人の縁とは奇異なもの

一生のうちどれくらいの人と出会うんだろうか?
何万だったり何十だったり、人によっていろいろだろうけど、その出会いの中で印象に残る出会い方ってそんなに多くはないと思う。

去年8月のある朝方、ある夢を見ました。
リアル友達で既に亡くなっている方が夢に現れ、その人とバーで別れ話をしているのか私はギャン泣き。
うなされるぐらい泣いていました。
目が覚めて、あまりに強烈な夢だったので物語の続きを想像してみることにしました。
(私は妄想族なのでお話を作るのが好きなのです)

そのバーには若いバーテンダーがいました。
―過去に受けたトラウマのせいであまり人と関わろうとせず、言い寄る女性もとても多いのに心を開かない、でも本当は心の暖かい優しい男性、寂しげだけど優しい目をしている人―
そういう設定でキャスティングをした時に「この人しかいない」と思ったのが城田優さんでした。
夢を見る前に彼を何かで見聞きしたわけではなく、全くの直感でした。

いつ彼のことを知ったのか記憶にはありません。
どんなタイプが好きかと聞かれたら必ず名前を出したくらい一度見たら忘れられないルックス、私のど真ん中のタイプでした。
でも作品は機会があったら観る程度、意外と面白い人くらいしか知らなかったんです。

ストーリーも出来上がり、その後もずっと彼が気になって何気なく「そういえばtwitterってやってるのかしら?」「ああ、Instagramもやってるのね」…と見ていくうちに彼の内面(の一端)を知るきっかけがあり、そこから今に至ります。
どこがそんなに好きなの?と尋ねられても未だに理由をはっきり言えない、かっこいいとか素敵とかではなくて、理屈抜きに惹きつけられる存在です。
ただひとつ言えることは彼のおかげで生き方における発想の大転換を起こせたこと。これはまた別の機会に書こうと思います。

それから何ヶ月か経ち、気づいたら優さんつながりの友達がSNSで出来てました。
彼女とは遠く離れているので対面はまだ叶っていませんが、私にとっては心を許せる友達のひとりです。
大人になると友達って出来づらい。知り合いはできても本当の心のうちを話せる友達はできないと思っていました。
どこで知っていただいたのか優さんつながりで見つけてくださり会いたいと言ってくださった方がいたり、緩く深くいろんな方との関わりができました。
一時の繋がりだったけど、劇場で飴ちゃんをくださったり、行く先々で彼に繋がる優しい人達の親切に触れています。

おそらく、人は然るべき時に然るべき人と出会うのでしょう。
それは周囲のリアルな人でなくてもいいと思うんです。2次元でもいいし、人でなくてもいい。
私が優さんを本格的に知ることになったのは、何か変えなくてはならないけれど停滞していて、これからどういうふうに進路をとっていこうか迷いがでていた時期でした。
また、ケガをしてリハビリを頑張らないといけないという時期でもありました。
彼の仕事を見てとか接触する機会があったわけではなく、ふっと浮かんだ彼の名前。それがきっかけで心の中が変化し、彼を通して様々な人と知り合う、そんな出会いは人生の中でそれほど多くはないことだと思います。
神様かご先祖様か守護霊様か、あるいは自分自身が、私が変化するために必要な人として必然的に出会わせてくれたのでしょうか。この出会いには本当に感謝しています。

…とか言って、彼は私のこと知らないですけどね(泣)

◆◆
バーテンダー役、優さん本当に演じているんです。その映像を見たのはキャスティングのエピソードから約1年後。
画面に向かって「正夢かよ!」と叫びました。(ストーリーは全然違いますが)

#繋がり #出会い #縁 #城田優 #エッセイ #思考

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