大田 徹

株式会社グレイス代表取締役

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  • 君はこんなものを仕事にするのか

    株式会社グレイスの創業から現在までの記録

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前書き

経営本はしこたま読んだ。 流行りのものから定番ものまで。 どこかにヒントはないか? 経営にまつわるTVも雑誌も。 でも、上手くいかない時は、何をしても、上手くいかない。 商売と経営は全く別。 ここに気づくまでにどれだけ無駄な苦労とお金を湯水のごとく費やしたのか。 商売がうまくいっている時は、経営が多少、片手間でも周りがチヤホヤしてくれる。 まるで自分が名経営者にでもなったような気にさせてくれる。 アドバイスを求められたり、ちょっとした講演を頼まれたり。 商

    • 君はこんなものを仕事にするのか5

      重なる不幸歳を重ねるごとに、早起きになる。 2001年頃では、朝8時には会社にいたがその時はまだサラリーマンだった。 そこからどんどん早くなって、今となっては、朝4時には起床する。 朝は貴重だ。 静けさと共に本当に自分がしたかった仕事に夢中になれる。 また、暗がりの中、出勤する車内で色んな考えも浮かぶ。 多くの経営者は朝が早い。同じようにどんどん歳と共に朝が早くなるのだろうか。 その日も朝早く会社に着き、PCを立ち上げ、会社のデータを眺めていた。 退職した取締役は

      • 君はこんなものを仕事にするのか4

        バイアウト 商業施設や、ランドマーク施設、または電気や自動車のメーカーから、高級ブランドまで、直接依頼をうけるか、広告代理店経由で仕事の依頼を受けるか、当社はどちらかからの方法でお仕事を頂戴しています。 ある雑誌の取材からテレビや雑誌の取材を受けるようになり、会社の業界での知名度も上がっていった。 売上も関東方面が約5割、関西も5割と、営業範囲も広くなった。 仕事がどんどん入ってくると、自分の知らない現場も増え始め、嬉しくもあり、逆に寂しくもなり始めた頃だった。 この

        • パラダイムシフト

          2019年中国武漢より発生した新型コロナウイルスは、まだ年末では少し人ごとな出来事だった。 年末のニュースで初めて知った時、まだこれ程大きなインパクトを全世界に与える出来事になるとはよもや思ってなかった。 ただ、動物的感としか言いようがないが、とてつもなく嫌な予感はして、背筋に寒気を覚えたのを覚えている。 翌2020年1月、 まだ国内では他人事だった。 マスコミは大したことない。手洗いうがいを徹底しましょうというコメントで溢れ、中国の団体旅行の受け入れを行なっており、街に

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        • 君はこんなものを仕事にするのか
          4本

        記事

          スタートアップの終焉と再スタート

          Origamiに出会った時僕のMacBookProにはオレンジ色の鶴のステッカーが貼ってある。Origamiのロゴステッカーだ。 もともとは決済サービスではなかった同社。もともとはECでした。僕はその当時のアプリの使い勝手やデザインに魅了された。年下の社長がいきなり数億円の資金調達をし、華々しくデビューした姿に羨ましくも魅了された一人だった。ただ、創業からすでに10兆円程度のECより100兆円のマーケットの金融決済を見据えていたそうだ。 バイアウトについて会社売却のうわさ

          スタートアップの終焉と再スタート

          君はこんなものを仕事にするのか3

          弊社のスタッフは、ほぼ9割以上が女性だ。珍しいと言われる事が多いが、ずっとそうだったので私としては全く違和感がない。 恐らく今後も女性を中心に採用をすると思う。 それには訳がある。 私の今までの人生の歩みに影響を受けている。 その中身はいずれ書く事になると思うが、関係者も多く、気軽には書けない。 ただ、 児童虐待のニュースを見るたびに胸が張り裂けそうになる。これがヒントだ。 ビジネス経験や、パソコンスキルがない人でも、働いて、社会に貢献でき、収入を得られる。

          君はこんなものを仕事にするのか3

          君はこんなものを仕事にするのか2

          取材その日は朝から変わった電話が多かった。 弊社ではない、全く知らない会社宛に掛けてこられる間違い電話もそうだ。会社間違えてますよ。と言ってもそんなはずは無いと。 そんな電話の一本かと思っていた。 その日は、初夏も過ぎた時期で、日の出は早くなったにせよ、朝から薄暗く、湿った霧が立ち込め、小雨が降っていた。そんな日だった。 私は朝から関連会社にいた。 この会社も私の会社だった。 今となっては、過去形だ。 その頃、この会社で大きな問題が発生していた。 一人の取締役

          君はこんなものを仕事にするのか2

          新規事業へのコスト

          零細企業では新規事業への投下資本が限られる。 大金をかけたからと言って成功する訳でもないので、構わないと言えばそうなんだが、 投下資本の大なり小なりや成功の可否ではなく、 そのリスクについて、 やはり大企業や中小企業とは異なるリスクがある。そのリスクの大きさも全く異なる。 ましてや また、私たちのような、他に類を見ない業種では、元請け下請け関係のような庇護関係もなく、いきなり大企業、一部上場企業と直取引が頻繁にある。 これは自慢しているとか、そういうことではなく

          新規事業へのコスト

          君はこんなものを仕事にするのか

          今月も何とか給料が払えた。 2015年創業して、売上も仕事内容も変わりつつあるが、毎月、給料日は今月もちゃんと払えるのか、不安になる。 それでももう4年を超えて5年目に突入している。売上の桁が変わってもやることは同じだ。 会社設立当時は こんな子供の幼稚なもので、商売になると?稼げると思っているのか? 大の大人が情けない。 そんな言葉しか聞かなかった。 容赦ない言葉を突き刺してくるのは、得てして肉親だ。肉をえぐって、掻き毟ってくる。 そりゃそうだ。全く関係もな

          君はこんなものを仕事にするのか