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利根商業高等学校のサステな須川川小水力発電所見学会

 GPSSグループの一員である日本水力開発株式会社と上岩渕水利組合(群馬県みなかみ町)との共同事業として、2022年6月12日から売電を開始した須川川小水力発電所。約100年前の水力発電施設の一部を再利用したもので、この発電所の稼働により、須川川の水資源は、農業だけではなく、売電収入というかたちでも地域を支えることになります。

 7月28日(木)には、みなかみ町長や地域の方々約30人をお迎えし、発電所の運転開始を祝うお披露目式を行いました。このお披露目式にはNHKや日本経済新聞など多数のメディアの皆さまが取材に来られ、その様子はNHKニュースや新聞紙面で紹介されました。

須川川小水力発電所お披露目式

 そのひとつ、地元有力紙の上毛新聞の記事を読んだのが、同じく地元の利根商業高等学校地域経済科の皆さんです。正式名称は利根沼田学校組合立利根商業高等学校。ウィキペディアによると、2020年時点で全国に3校しかない組合立高等学校であり、正式名称に「組合立」が使用されている最後の学校とのことです。

 利根商業高等学校地域経済科は、SDGs(持続可能な開発目標)という大きな研究テーマを掲げていることから、上毛新聞を読んで須川川小水力発電所に興味を持ち、見学希望の連絡をいただきました。
 
 10月11日(火)に須川川小水力発電所見学会が行われ、「課題研究」という授業の一環として発電機や取水口などを見てまわり、先生も生徒さんも大変喜んでくれたそうです。水力発電といえば大規模なダムを想像していたようで、小規模な水力発電の仕組みに興味津々。利根商業高等学校では農業用水路で廃自転車を活用した電灯分程度の水力発電を計画しているらしく、熱心な質問が続きました。
 
 この見学会の案内役を務めた日本水力開発株式会社の若手リーダーおっくんは「高校生が再エネに関心があると聞いて、なんだか嬉しい気持ちになりました」と語っていました。

利根商業高等学校のサステな須川川小水力発電所見学会

 さて、利根商業高等学校の公式ホームページにお邪魔すると、「学校長挨拶」ページにこんなことが書かれています。
 
本校の魅力は、若さと活気に満ちた青年の意気であり、地域社会に期待と誇りをもたらすエネルギーです。その魅力を追い風として、建学の精神である「全人教育」に基づく人材育成が、真に持続可能な地域づくりへと結実するよう、利根商はチャレンジを続けます。

 そこで見つけた「地域社会に期待と誇りをもたらすエネルギー」と「持続可能な地域づくり」にびっくり。それはまさに「地域から社会をサステナブルに!」を掲げるGPSSグループの理念そのもの。須川川小水力発電所を通じた出会いはさらなる展開につながりそうです。

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