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#詩

ことばの調べもの 第3章(心の中のことば編(10))

「他のすべては完璧に我々と同じ。だた心の内面が存在しない。そういった者を考えてみよう」 …

藤沢 恵
3年前
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ことばの調べもの 第3章(算術の基礎 編(8))

こういうルールのスポーツを考えてみよう。 手も足もどこでも使ってよい。蹴っても投げても良…

藤沢 恵
3年前

探求 第2章(算術の基礎 編(7))

あなたは足し算をマスターしているだろうか。 おそらくyesと答えるだろう。 仮に100人が「ま…

藤沢 恵
4年前
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探求 第2章(文脈の決定不可能性(4))

探求 第2章(文脈の決定不可能性(1)) ▲▽▲▽▲▽ 「Aがその相手よりも背が高い(低い)…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(文脈の決定不可能性(3))

補題。 ある人物が狭い部屋の中にいる。 ▲▽▲▽▲▽ 目の前には木のテーブルがあり、テー…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(算術の基礎 編(6))

隕石の軌道を計算した結果、半年後の推定位置が観測結果と一致した。われわれの軌道計算は未来…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(できません編(4))

言語を、建築物の比喩で考えることには、それなりのメリットがある。 1. 互いに支え合っている。 2. 一つ取り去っても崩壊はしないが、取り去りすぎると崩壊する。 3. 梁は互いに同等ではない(より重要なものとそうでないものがある) 4. 基礎とその上位構造の区別がある  ▲▽▲▽▲▽ しかし、建物の比喩がもたらす根本的な混乱も存在する。 建物は基礎から順に積み上げられていく。望めば、建築途中の様子を見学することだってできる。 しかしあなたは、自分が5歳の時の言

探求 第2章(できません編(3))

6個のケーキがちょうど収まる箱を考えよう。 その箱にケーキを詰めていくと、なぜか1個どう…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(心の中のことば編(7))

ロボットに意識はあるか。 ふつう、「意識がない」とは、気絶していることだ。ぐったりして、…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(心の中のことば編(5))

内語も発話も行わず「深く考える」ことは可能だろうか。 人とあれこれ議論する。主張し、その…

藤沢 恵
5年前
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探求 第2章(心の中のことば編(4))

人は文章を書いたとき、「自分の考えをうまく表現できていない」と感じることがある。あるいは…

藤沢 恵
6年前
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探求 第2章(心の中のことば編(3))

声に出さず心の中で「アーアー」と言ってみよう。自分にだけは、確かに、その声が聞こえている…

藤沢 恵
6年前
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探求 第2章(算術の基礎 編(5))

コイントスの確率が1/2ではない世界はありうるだろうか。 もちろん、簡単に想像できる。 ま…

藤沢 恵
6年前
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探求 第2章(算術の基礎編(4))

加算が10を超えると常に1多い世界の住人が採用している算術は、不合理だ。なぜなら、われわれの算術の方が、よりシンプルだからだ。 --- では、なぜあなたがたの算術は、10を超えると常に1少ないのか。1少なくない我々の算術の方がより単純ではないか。 ▲▽▲▽▲▽ 1+1が10を超えると常に1多い世界の算術は、10を超えた際にいつも1減算すれば、われわれの世界と行き来できる。 これはつまり、たんなる表現の違いではないか。 ここで「たんなる」には「取るに足らない」という意