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文学フリマ東京38に初出展します ~出展記念インタビュー~

だいぶ前に申し込み入れたのですが、かなりの人気らしく、最終的には抽選でした。 クジ運のとことん悪い私。最後に当たったのは、子供のころ食べたアイスクリームのホームランバーであります。まず無理だなぁと諦めていたところ、、、 なんと当選! そういうわけで現在、出展者さんの過去レポ写真など参考にしながら、鋭意、出展準備中デス! (ブース番号は、決まりしだい改めて告知いたします) そしてなんとなんと、立派な公式サイトもできました! 書籍化して頂いたマリプラさんによる、文学フリ

    • ChatGPTに錯視絵をお願いしてみる

      Q:この絵には何が書かれていますか? サックスプレイヤーとな? 今度はClaude3に聞いてみた: この画像には男が描かれていますよ、と指摘してみると・・ Claude3は錯視絵を理解しないようだ Q:この絵と似た効果を持つ絵を3種類、制作してください うーん。。。 いろんなプロンプトを試したけど錯視絵をうまく書かせることにまだ成功してない

      • 最新AIの、理由をごまかす悪いクセ

        4GSFKの100kbpsのシンボルレートは? 回答: 回答は間違いなので、正答を指摘してみる。 20usの間違いでは? 間違いを指摘すると、それが間違いだったと認めるのだけれど、理由の説明が全然正しくないという、いつものパターン。 どのLLMにも共通してみられる特徴で、いったいどういうメカニズムで起こるんだろうか。 そして例の問題。 サリー(女の子)には3人の兄弟がいます。兄弟には2人の姉妹がいます。サリーには何人の姉妹がいますか? 全員同じ親から生まれています。

        • 80,90年代は徹底的な相対主義の時代だった。 しかしどうだろう。今、ヨーロッパが超大国の野望の前に成すすべない様子を見ていると、どうやらこのポストモダン思想というものは、人々を弱らせるだけの、壮大なまわり道だったのではないかという気さえしてくる。

        文学フリマ東京38に初出展します ~出展記念インタビュー~

        • ChatGPTに錯視絵をお願いしてみる

        • 最新AIの、理由をごまかす悪いクセ

        • 80,90年代は徹底的な相対主義の時代だった。 しかしどうだろう。今、ヨーロッパが超大国の野望の前に成すすべない様子を見ていると、どうやらこのポストモダン思想というものは、人々を弱らせるだけの、壮大なまわり道だったのではないかという気さえしてくる。

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        • 珠玉noteの交差点(1)ファンタジー編
          7本
        • 短編の読み物
          7本
        • 探求
          33本
        • 珠玉noteの交差点(2)猫編
          13本

        記事

          LLMと算術計算

          サイバーエージェントの最新LLMをGoogle Colaboで実行してみる 回答: あなたの答えは「25738019751499726022865972716」です。 ….間違い。 高性能と話題のKARAKURI LMのチャットボットで足し算を聞いてみた 絶望的。 ChatGPT4に聞くと 正解。 ChatGPT4の応答をよく観察してみると、上の質問に対して「Analyzing…」という処理が走り、その後、答えがでてくる。 つまり、入力文が数式っぽいと判断した

          LLMと算術計算

          これまでの投稿を1冊にまとめた本「6つのケーキ」 公式サイトが出来ました~! 文章にあったイラストを、プロのイラストレータさんに描き下ろししていただいてます。とても贅沢で、ユニークで、奥深い一冊に仕上がってます! https://www.mari-pla.me/fujisawa-megumi

          これまでの投稿を1冊にまとめた本「6つのケーキ」 公式サイトが出来ました~! 文章にあったイラストを、プロのイラストレータさんに描き下ろししていただいてます。とても贅沢で、ユニークで、奥深い一冊に仕上がってます! https://www.mari-pla.me/fujisawa-megumi

          主要なLLMへ19個の質問をするベンチマークテストの結果が興味深かった

          質問4 正しい答えは1 興味深いのは、テストしたLLM全部、不正解(GPT-4でさえ) そして私も不正解w そこでChatGPTで少し意地悪な会話をしてみた。その結果 この回答にはいろいろと考えさせられる 1)まず、「1」と正答できなかった理由を聞いても、まともに回答できていない(ほとんど同語反復) 2)間違った答え「2」を、正答と間違って教えた場合、確かにそれを拒否するけど、その拒否理由が間違っている(問題自体を回答に合わせて創作している) 3)正答を導いた後、間

          主要なLLMへ19個の質問をするベンチマークテストの結果が興味深かった

          ChatGPTに聞いてみた

          ChatGPTに伺ったところ以下の答えを頂きました なんかこう、Chat系AIって、一段上から眺める視点に乏しいのよね

          ChatGPTに聞いてみた

          これまでの投稿が本になりました! https://honto.jp/netstore/pd-book_32021970.html ・・これは啓示か、はたまた罠か。個性的なイラストと共に綴られる、まるで詩集のような数々の不思議な考察。筆者がもちこむ言語ウィルスに、くれぐれもご注意を! 【マリプラ】 多くの人の手に届きますように

          これまでの投稿が本になりました! https://honto.jp/netstore/pd-book_32021970.html ・・これは啓示か、はたまた罠か。個性的なイラストと共に綴られる、まるで詩集のような数々の不思議な考察。筆者がもちこむ言語ウィルスに、くれぐれもご注意を! 【マリプラ】 多くの人の手に届きますように

          象の踊り、虹の教え(1)

           部屋へ戻る頃には雨が道路を激しく鳴らすようになり、身体は完全に冷え切っていた。私はドアを開けると明りもつけずにシャワーを浴びた。首筋のしつこい固まりや、目の奥のふやけた痛みは、ぬるま湯でも癒えていかなかった。脇腹からにじみでる疲れがシャワーを真っ黒に染めていった。  いっそ眠ってしまいたかった。眠って馬の夢でも見たいと思った。しかしそれはどうやら出来ないらしい。降りかかる水の間を縫って、外から音が聞こえるてくる。私は少し前から気付いていた。それは扉を叩く音だ。  「早く

          象の踊り、虹の教え(1)

          ことばの調べもの 第3章(算術の基礎 編(9))

          地球は46億年前に生まれた。46億年より前には存在していなかった。 ---なるほど、では数字「46億年」をどんどん小さくしてみようではないか。 地球は5分前に生まれた。5分より前には存在していなかった。 ▲▽▲▽▲▽ われわれは前者を信じ、後者をナンセンスとして排除する。前者の信じ方はたいへん強固で、後者の排除のしかたは断固としている。たとえ地球が「一瞬で」生まれたわけではないにもかかわらず、「46億年前に生まれた」という言い方を受け入れる。 ▲▽▲▽▲▽ 「46

          ことばの調べもの 第3章(算術の基礎 編(9))

          ことばの調べもの 第3章(心の中のことば編(11))

          メアリーの部屋。 メアリーは生まれたときから白黒の部屋に閉じ込められていた。彼女は白黒の書物や白黒のテレビを通して勉強に励み、視覚と神経生理学を極め、ついには視覚に関する現象すべてを物理的に理解するに至った。 さて彼女が部屋から出て周りを見渡したとき、何が起こるだろうか。彼女は何かを新しく学ぶだろうか。 ▲▽▲▽▲▽ ---視覚をすべて理解したというが、そんな限られたリソースでいったいどうやって何年かかって勉強したんだろう。どんだけ天才なんだ。 ---白と黒しかない

          ことばの調べもの 第3章(心の中のことば編(11))

          ことばの調べもの 第3章(できません編(6))

          「私はこれまで火星に行ったことなんてない」 私がこの信念を疑おうとするなら、何を犠牲にしなくてはならないだろうか? 例えば異星人によるアブダクション被害といったミステリー番組を見て 「本当に火星に行ったことがないのか? 君の寝ている間に連れ去られて起きる直前に戻された可能性は?」 などと言う場合。 「我々は、地球で生きていると思わされているが、実際は火星の保育器で育てられており、やがてエサになるのだ」云々。 ここでは「疑うことに対して支払うコスト」がたいへん高くつく。

          ことばの調べもの 第3章(できません編(6))

          ことばの調べもの 第3章(できません編(5))

          一つの奇妙な問い。「想像できない物事などありえるだろうか」 ---もし「ありえる」というのなら、その具体例(=想像できない物事)をすでに想像しているのだから、想像できない物事ではない。したがって想像できない物事など存在しない。 ---いや、私はただ「論理的に」ありえる(ありえない)かどうかを問うている。こうも言えるではないか。「青い赤」は想像できない。 では「心は持たないがそれ以外はすべて我々と同じ人間」は想像できるだろうか。 ▲▽▲▽▲▽ 我々がふだん言うところの

          ことばの調べもの 第3章(できません編(5))

          ことばの調べもの 第3章(心の中のことば編(10))

          「他のすべては完璧に我々と同じ。だた心の内面が存在しない。そういった者を考えてみよう」 ▲▽▲▽▲▽ ここで我々はつい、小部屋に”もや”がかかっており、もやを取り除いて空間をクリーンにするというのと同じ要領で、「我々から”心”を取り除く」という言い方をしてしまう。 ここで「取り除く」や「存在しない」は比喩であり、「内面」と「取り除く」の語の組み合わせが何を意味するのか必ずしも明らかではない。2つの語が両方とも日本語だからといって、その組み合わせが日本語とは限らない。

          ことばの調べもの 第3章(心の中のことば編(10))

          ことばの調べもの 第3章(算術の基礎 編(8))

          こういうルールのスポーツを考えてみよう。 手も足もどこでも使ってよい。蹴っても投げても良い。相手を攻撃しても避けても良い。器具を使っても使わなくても良い。ボールをゴールに入れても入れなくても良い。何人でも良い。最終的に1点入れた者が勝ちだ。 すると人はこう問いたくなる。「これはスポーツと呼べるのか」。しかしこれは我々が追求すべき問いでは*ない* この競技は、いったい*どのように*プレイすれば良いのか、というのが我々の問いだ。 すると君は言うだろう。こんなルールも何もあ

          ことばの調べもの 第3章(算術の基礎 編(8))