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“夢” ではなく“志”を

先日のnoteで出てきた “夢想家” の延長線上のお話しです。
もし読んでいない方はぜひこちらからお読みください~



“夢” と “志” の違いとは

先日訪問させていただいた企業で、人事担当の方にいただいた言葉。

よく『夢はありますか』と聞かれることが多い。
さすがに『いや、ないですね』となることはないけれど、

“志” が大切だと思うんだよね
ある人事さん

と言われたときは、一瞬「んっ?」ってなった。
けっして「は?」みたいな否定的なものではなくて、純粋な疑問だった。

その人が言うには、こういうことだった。

夢:ある人が語り、実現に向けて奔走している、その人に依存する
志:語り手の『ある人』がいなくなっても続いていくモノ、人に依存しない
ある人事さん

その企業さんは、多種多様な分野で挑戦してきた方々が集まり、それぞれの “想い” をもちながら全力疾走している。

4‐5人の社員さんとお話しさせていただいたけれど、バックグラウンドが異なるため、それぞれが向いている方向は、完全には一致していない。

でもふと大観すると、なぜかみんなが同じ方向に向いているという、不思議な集団だった。

それは、それぞれの根底にある想いが一緒だからなのかな?と思うが、まだあまり腑に落ちていない感じがする。




“仕事” ではなく“志事”

前出の人事さんのお話しを聞いたとき、この企業の説明会で聴いた代表の方の言葉を思い出した。

それが

“仕事” ではなく “志事” を増やしていく
ある企業の代表さん

だった。

自分のなかにある、志を体現するためにしていく生業、それが “志事” 。
それをしていく人生にしていこうよ、と。

すべての人がそんな人生を送れたら、少なくとも『はたらく』にまつわる “不幸せ” はなくなると思うんだよね、と。

めちゃくちゃ共感させられたひとことだった。


その人がいなければ実現されないモノは、その人がいなくなった瞬間にすべてが崩壊していく。
でも、志を語り、共感する人が集まり、集団、法人となっていけば、いわゆる『言い出しっぺ』の1人目がいなくなっても、その志は継がれていく。

そういうものをつくりたい。

『言い出しっぺ』1人への依存ではなく、その集団の中でみんなが自走していく集団。
そんな集団だったら、1人で進むよりはゆっくりでも、結果的にはより遠くまで行けるだろう。

あんまりしっかりは見ていないけれど、どこかワンピースに近いように感じた。

それぞれが船に乗ったきっかけや目的はバラバラ。
でもワンピースを目指してともに進んでいく。


ちょっと脱線したけれど、せっかくはたらくなら、ワンピースのような仲間たちと、 “志事” をしていきたいな、と思う。




“志” を見つける難しさ

  『 “志事” をしていきたい』 とは言ったものの、そもそもそれを見つけるのが難しい。

以前書いた記事のように、“夢” や “想い” をもつことはとても大事だと思う。

なぜなら、その『やりたい!』って “想い” は、必ず自分自身の “志” を原点に生まれてきているものだから。

ふと湧いて出た “想い” や “夢” を大切に抱え、実現に向けて走る中で “志”  を見つけていけばいいのかな、と。


となると、まずは “想い” や “夢” を見つけて、それらをとことん追っていかなければならない。

なぜなら “志” はその延長線上にあるものだから。


今現在、前回の記事にかいた『ロマン』にあたる “想い” や “夢” は見つけられている。

次はそれをもっと追いかけて、その原点にある “志” を見つけていく必要があり、それができる環境をつくるなり、見つけるなりする必要がある。


その面では、このお話しの種をくれた企業さんは最高に魅力的で。
でもその環境に自分が合うかは、もっとたくさんの種類のものさしで見ていく必要があるんだろうな、と思う。

だからとりあえずは、目の前にある『やりたい!』を、大学生なりに、自分なりに追いかけてみようと思う。


就活しつつ自分自身をもっと深めていきたいなぁ。





・Profile・
後藤大地
山梨大学教育学部 3年、山梨生まれ山梨育ちの21歳。
幼いころから教員にあこがれて地元の山梨大学に進学するも、定年まで教員として働くイメージが沸かず、漠然と別の生き方を模索し始める。認定NPO法人Teach For Japanでの活動や、地域の経営者の方々との交流から、自身が『地域』や『ライフデザイン』などに強く惹かれることに気づき、学生団体Catalystを立ち上げた。現在は山梨県の起業家・経営者などの支援を受けながら高校生・大学生向けの企画を多数開催している。

・Keyword・
地域、教育、ライフデザイン etc…
日々の気づきや学びは、Twitterにて発信中
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