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川の上で考えた

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#川は何でも教えてくれる

いろんな「見る」を使いこなす。

いろんな「見る」を使いこなす。

リバーカヤックを教えています。
いつも講習でしっかり練習するのが、「見る」こと。

普段はちゃんと見ているようで、実は見ていない。
カヤックは、不安定な水の上で非日常の状況だからこそ、自分はものごとをどう見ているのかが再確認できるのがいい。

ものごとを見るのは、三つの視点から。
全体を俯瞰で見る”鳥の目”。
細部まで細かく観察する”虫の目”。
流れを読む”魚の目”。
状況によって、いろんな見方が

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「できてること」に目を向けよう

「できてること」に目を向けよう

リバーカヤックを教えています。
スクールで使っているボートは、一人乗りの本格的なボート。
急流でも素早く方向を変えられるように、とても曲がりやすいデザインです。

初心者体験クラスでは、陸上で動かし方をレクチャーしたあと、水の上に乗り出してから、まず好きなように動いてもらいます。

そこで「コツは見つかりましたか?」と感じたことを聞くのですが、ほとんどの人が
「できなかったこと」
しか感じてなか

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自分で発見する楽しみを奪わないで

自分で発見する楽しみを奪わないで

カヤックの体験などをやっていて気になったこと。

親子で参加された方で、子どもに教えすぎちゃう親御さん。
これ、なぜかお父さんに多い。
教育熱心で、いい子に育ってほしいと思っている方がほとんど。
実際、お子さんもいい子です。

教えすぎちゃうと、自分で発見する楽しみを奪ってしまう。
かけられた言葉にとらわれてしまって、自分なりの解釈もできなくなってしまう。

子どもたちはたくさんのセンサーを働かせ

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子どもは、厚いふかふかした皮の果実

子どもは、厚いふかふかした皮の果実

わたしのカヤックスクールは、主に大人の方。
でも今年の夏はコロナの影響もあって、たくさんの子供たちが参加してくれました。

昔は、子どもは苦手でした。
今ならわかります。
自分に余裕がなかったから。
相手のことを理解しようとする態度が足りなかったから。

今はファシリテーションを学んだことを通じて、いろんなことが見えるようになってきたように思います。

子どもは、可能性がたくさんつまっている。

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