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「今」変わり続けたら未来は来る

先輩バンドZILCONIAのBIGCATワンマンに行ってきた。ZILCONIAはボーカル今津さんとベースのカツオさんの二人組のバンド。BIGCATは関西のミュージシャンにとってのひとつの大きな目標と言えるライブハウスだ。

僕も尊敬する先輩たち、売れて遠くに行ってしまった気がする同期や後輩、たくさんのライブをそこで見てきた。

ZILCONIAは僕が18歳の時大阪に引っ越してきてはじめてCDを買ったバンドで専門学校の新入生歓迎ライブで聴いた「ウツオギ」という曲でハマった。

メンバーの脱退、活動の危機を何度も乗り越え、今日はなんとその当時のオリジナルメンバーが限定復活するらしく楽しみにしていた。思い出が蘇るというよりもパラレルワールドにワープして見れなかった未来を一瞬だけ見れたような感覚。ああ、この音だ!と思った時には笑っていたし体も音に揺らされていた。

そんな「あの頃のZILcoNIA」も最高だったのだけど今のZILCONIAをこれからも見ていたいと思わせてくれるライブだった。一番売れた曲とか過去のメンバーとか続けていく上で超えて更新していかなければならないものがたくさんある。

「超えて」ではなくてもまた別の次元で「最新、いいよね!」と言ってもらえるようにやっていくのは常に変わり続け、挑戦していかないといけない。それを10年以上前に好きになった先輩が今でも背中で見せてくれる。めちゃめちゃかっこいいなと改めて思わされた。


2曲目の途中まで機材トラブルでベースの音が出ずに、大丈夫かなとこちらも不安になっていたのだけど「仲間」という歌詞が出てくる曲で、今津さんがカツオさんの元へ行き支えるように歌ったシーンに深い絆を感じて序盤から泣きそうになった。

以前ライブで「もうやめようと思っていた時にカツオが『もうちょっとやってみようや』と言ってくれたから続けてこれた」と言っていた。バンドってすごいなと思う。僕はこういうパートナーやメンバーと二人三脚で何かを続けていくのが下手くそだからチームの絆というものを見ると涙が出そうになる。


前回のワンマンが活動史上最低の動員数で、今回ソールドしなかったら今後の活動を縮小するつもりだったというMCがあった。だけどBIGCATは満席。これからの一歩が途切れずに続いた。嬉しかった。

継続、積み重ね、本当に大事なことだ。そしてそれと同じぐらい「今、今期、今年、何をやっていたか」「それが伝わっているか」というのがあるんだなと思った。

テレビでレギュラーを持っていた人が仕事を全然もらえなくなっていたり、武道館を埋めていたバンドが地方のライブハウスを回るようになったり、積み重ねだけでは埋められない部分がある。

「変わらないことはリスク」という言葉がある。うまくいったことばかりをやるのは安定とは真逆という意味だ。大きな会場を埋め続けるという「安定」には毎回変化や挑戦がありきなのだ。

やり続けなければいい未来はこない。でもそれに手遅れなんてないのだと教えてもらった気がした。何歳だからどうだとか、こういう環境だからどうだとか、実際無視はできない問題だけど、無視するぐらいの気持ちで「今」変わり続けたら未来は来るんだよという景色を見せてもらえた。

僕は過去と今を比べて苦しくなることがある。今に不安を抱えている時こそ今を生きるべきなのに真逆なことをしてしまったりする。そこにこういう景色があると希望になるよな。

僕は恵まれている。夢や希望や格好よさや楽しさを見せてくれる尊敬できる先輩たちに。頑張ろうと思えた。楽しもうと思えた。


読んでくれてありがとうございます:-D

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