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「あなたがいいです」と言ってくれる人がいる。

シンガーソングライター、作詞・作曲家の後藤大です。

今日はご指名がありライブハウスでPAの仕事でした。自分がスタッフ側になってみて、裏方と演者はなかなかコミュニケーションをとる時間がないんだなあと感じるようになりました。なので毎回どうだったかなあと少し心配になりながら帰り道の自転車を漕いでいます。

不透明はやがて不安に変わります。ミスしたときなんかは特に。不安になると僕はつい悪い方へ考える癖があって、何も言われていないのに勝手に落ち込んだりすることも。こうやって文章にしてみると馬鹿みたいですけど、そんな馬鹿をやってしまうのが脳みそや感情というものです。

でもそんな僕に「あなたがいいです」と言ってくれる人がいる。そう、どう思われてるかわからない=好きでいてくれる可能性もあるということ。実力が足りなかろうが、失敗をしようが、本人に言われるまでは信用を失っているかは分からないのです。

「あなたがいい」と言われると元気が湧いてきます。頑張ろうと思えます。逆に意地になっていた支えを捨てることもできます。正しいことを言われるよりも、合理的な道筋を説かれるよりも、信じられていると思えることが何よりも前に進ませてくれる。

歌う側でもそうです。配信の視聴率が低いとき、ライブにお客さんを呼べなかったとき、自分は求められてないのかもと不安になります。今までずっとそれに飲み込まれて卑屈なことを言ったりしてきました。

それはファンからしたら「信じられてない」と思う行為ですよね。信じられてないと元気が出ないです。だから、不安になるときこそ「後藤大がいい」と言ってくれる人の声にちゃんと耳を傾けたいと思いながらしんどい時もやろうとしています。そうしていると僕も段々楽しくなってくるんですよね。

決して強くはない人間なので、不安に飲み込まれてしまう時はこれからもたくさんあると思います。その時はぜひ声を聞かせてください。できれば、ライブに会いに来てください。

僕も、そうしたいと思えるようにまずは曲を作って歌っていきます。それ以外のことでも、頼ってもらえることがあるなら、その気持を素直にありがとうと受け取っていくぞと思っています。

明日は東梅田AZYTATEで弾き語りライブ。見に来てくれる人の笑顔が見れるようにやるぞ。

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