Pull the Trigger2020

草野華余子さんの
ワンマンを見てきました。

なんで毎回
ライブ観に行こうと思うのか
理由がわかるライブでした。

シンガーソングライターとして
作家として、人として
これからも背中を見ていきたい。

そう思わせてくれる
尊敬できる先輩です。

ああよかった。#草野華余子弾き語りワンマン pic.twitter.com/aFnF38iaWI

— 後藤大 🚼　2/3大阪　2/21京都　ライブ (@gotodai0926) January 24, 2020

僕はライブを見るとき大きく分けて2つの見方をする。

１つ目は「ここのMCはないほうがここの真意が伝わると思うなあ」「ここはありがとうって言わないほうが流れとしていいなあ」という風にミュージシャン目線で内容を分析していく見方。

２つ目は意味を求めずお客として素朴に感動する見方。「いいなあ」とかでいい。なんとなく感じた場面を覚えておいて後で理由を掘っていく。

最近は意識をして2つ目を実践している。クオリティーも大事だが今はそれ以上に日々、単純に心が動いたことを大切にしたいと思っているからだ。

先日、先輩ミュージシャンの草野華余子さんのワンマンライブを観に行き、感動や気づきが11個あった。せっかくなのでそのうちの１つをここにも書いておく。

草野 華余子 : クサノカヨコ

“ただのオタクですが、勇気を出してロックやってます”

大阪府出身・東京都在住、シンガーソングライターときどき作詞作曲家。3歳の頃から ピアノと声楽を始め、中学生の頃に出会ったJ-ROCKシーンのバンドサウンドに衝撃を受け、18歳の大学進学を機にバンド活動を始める。

バンド解散後、2007年頃から「カヨコ」として活動を開始。包み込むように優しく人間味溢れる歌詞と、卓越した唯一無二のメロディセンスが持ち味。聴く人の背中を押すような、力強いライヴ力にも定評がある。 自身の活動に加え、そのメロディの力強さが認められ、LiSAを始めとする数多くのアーティストやアニメ作品への楽曲を提供。

平成最後の誕生日である2019年2月25日、「アーティストの自分と普段の自分の隔たりが消えひとつになり、本名を背負っていく覚悟が出来た」という理由により、活動名を「カヨコ」から本名の「草野華余子」に改名。

https://kusanokayoko.com

学生時代に比べるとめっきりライブを観に行かなくなったのだけど、華余子さんのワンマンはなぜかほぼ毎回参加している。観に行きたくなるのだ。

今回は草野華余子に改名してから初のライブツアー。

スケジュール的に少し厳しかったのだけどそれでも行くことにしたのは、プロフィールにも書いてある「本名にした理由」を聞いていたからだ。「これは行かねば」と心のどこかが感じていた。

そういった気持ちの流れがぼんやり見えてようやく自覚できたのが、実は毎回「これは行かねば」があったということだ。

どうしてそう感じていたのかがライブを観ながらやっと分かった。

「こうして生きていくんだという姿勢を持ってステージに立っている」

その姿を僕は観たかったのだ。

ワンマンツアーをやるにあたって今までお世話になったライブハウスにポスターを持って挨拶に行っているのをツイッターで見ていた。

こんなにたくさんの人に力を借りて信頼を作ってチームになってやってきたんだなとなぜか僕の胸に熱いものがこみ上げる。

MCでも自分のことよりお世話になった人の話をたくさんしてるのが印象的だった。

僕は人に頼るのが苦手で避け続けてきた。その間に華余子さんはひとつひとつ縁を繋いできたんだ。すごいなあ。憧れるなあ。

そんなことを考えていると「人に頼るのが苦手だと言ってコミュニケーションをとることをめんどくさがっていた」という話が出てきた。

あれ、僕と同じ？

傷つきながらも向き合っていただけだった。なんとなく信頼を築いているなんてことはなかった。歌詞を読んでみてもわかることじゃないか。

でも、気づくことができなかった。今まで僕は意味ばかりを求めて日々の感情に目を向けて来なかったから。

今、そこにやっと目が向くようになって感じる。

似た弱さを持っていて、それに向き合って、その上で「こうして生きていくんだ」という姿勢を持ってステージに立っている。

無意識にずっと勇気を、憧れをもらっていた。

楽曲を提供しているLisaさんは周りを巻き込んで行くのがとてもうまいらしい。もしかしたらそんな姿に影響を受けているのかも。

一緒に過ごす人は大切だ。そういう意味でもこのライブを観れてよかった。

僕もやっとその生き方に近づけてきたように思う。感情に反応するのではなく、生き方という「前提」を決めてそれを旗に選んでいく。

「素直で生きると決めている」

それが僕の旗だ。

アーティストの自分と普段の自分の隔たりが消えひとつになり

この１行も共感する。

決めた自分になれるんだ。なりたい自分に近づけるんだ。かっこ悪い自分も丸ごと受け入れて一緒にやっていけるんだ。

今回もまたそんな希望のきっかけ(Trigger)をもらった。

また次も見にいきたいし、また一緒にステージに立ちたい。

読んでくれてありがとうございます:-D

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