音楽はタダでいい。

後藤大

ツイッターを見ていたらこんなブログが流れてきた。

このDJあおいさんのブログがぼくは好きでよく見ている。

物事の真芯をぐさっと突き刺すように研がれた言葉に、共感したり耳が痛かったりと毎回驚かされる。僕のレベルでは見えない本質が見えている人だ。

今日はいつもの痛快なブログではなく、娘さんが白血病にしまった痛みを抱えた内容だった。出先でこれを読んだぼくは帰ったら一番にこの気持ちを曲にして贈ろうと思った。

今作って、レコーディングして、送ったところだ。

もしも聴いてもらえたのなら何か力に変わればうれしい。


そして今ふと、本来ぼくがやりたかった音楽ってこういうものだよなあと思った。

音楽を作って、歌って、演奏して、それを売るけれど、もし余裕で暮らしていけるだけのお金があるのならばぼくには音楽を「売る」必要がない。本当はタダでいい。

今やっている「おくりもののうた」もそうだし、いつも曲を書くときは個人的な想いだったり身近な人に何かしたいという気持ちからだ。

曲を作ってその人が喜んでくれる。じつはそれだけなんだと思う。

そしてそれを続けていくためにどこかでお金を稼がないといけないのなら、嫌なことではなくて、音楽で喜びを作ることを仕事にすることでやり続けていたいのだ。

音楽を「売る」こともするけれど、根本にはただプレゼントを贈りたいというような気持ちがあることを忘れないようにやっていきたい。


よかったら投げ銭感覚でサポートお願いします:-)