僕の好きな居場所を作ろう
「結果を出したい。」漠然とその言葉を口にするときはだいたい「数の小ささ」に困っていたり劣等感を感じているときだ。周りのうまく言っている人と比べたり、一番数字としては調子が良かったころの自分と比べたり。
だけどふと考え直した。「はたしてそれは幸せなのか?」と。
思い返してみる。満員の会場でライブをしてうれしかったなあと思ったのは、100人集まってくれたこと自体はもちろんだけど、それ以上に100人と一緒に笑ったり泣いたり幸せな時間を過ごせたことだったのだ。
結果を焦るときは「100人集める」というところだけに気を取られている。手段が目的にすり替わっている。僕の目的は「みんなと幸せな時間を過ごすこと」なのだとここ1ヶ月ほどで改めて強く感じるようになった。
とにかく売れよう。人を集められるようになろう。というのはもしかしたらとにかく大企業に就職しようとしている大学生のようなものなのかもしれない。
僕は幸せに働くためにはまず人間関係の居心地の良さ、次に仕事自体が苦ではないか、できれば情熱を持ってやれるかが大きなポイントだと思っている。それは企業のネームブランドや給料のよさとはきっと比例しない。
幸せに暮らすとは「安心できて居心地のいい場所」を見つけることなのではないだろうか。
だからまず僕の好きな居場所を作ろうと思った。それは僕を好きでいてくれる人が楽しんだり安心して集まってくれる場所。その範囲を少しずつ広げていくことが今僕が活動の中で見ている未来だ。
「前より目をひく発言が減りましたね」と昨日後輩に言われた。それは自分でも分かっていて、僕自身が味の濃いファストフードのような言葉をおもしろいと感じなくなったから。
「知らない人に反応してもらう」という点では確かに弱くなったかもしれないけれど「日常のささやかなことに感動する」「日々のちょっとした引っかかりに対して素直であろうとする」という発信に一貫できてきたように思う。
僕はそんな人、そうしたい人が集まる場所を作りたいと考えている。批判性や攻撃性を伴った味の濃い言葉でたくさんの人が集まったとしても、そうして集まった人は批判性や攻撃性が好きな人たちで、それは大企業になったとしても自分がいて楽しい職場にはならないのだ。
だから地味かもしれないけど、このささやかであろうとする空気で場所を作りたい。それを好きでいてくれる人が楽しんでくれる姿に新しい人が寄せられてきて大きくなっていけばいい。
そんなことを思っている。
読んでくれてありがとうございます:-D
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