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いいことがない人

いつも愚痴ばっかり言っている人がいる。

その人が言うには「自分は優しいから相手の要望を聞いてあげたけど、本当はやりたくなかった。やりたくないことをやらされてる自分ってかわいそう」ということだった。

もうこれ以上聞きたくないなあと思って「僕は人のせいにしたくないから嫌だと思ったら断りますね」と反対の価値観を持っていることを伝えた。

被害者になって相手の愚痴を言うことを僕は優しさとは思わないし、できるだけ話を遮るように価値観の壁を作って対応した。

これが数日前の話だ。


今日もその人は愚痴ばかり言っていた。

この前は聞きたくなくても遮断してしまうのはあまりよくなかったかなあと思って、今回は「逆にいいことはないんですか?」と聞いてみたのだ。

僕が質問によってプラスの話を引き出せればお互いに気持ちいじゃないかと閃いたのだ。

そして帰ってきた答えは「ないですね〜」だった。


この瞬間に僕は思った。

この人はいいことなんてないと自分が決めているから世界がそう見えるんだ。僕が何を言おうがどんな価値観を提示しようがそう決めつけているから糠に釘なんだ。と。

自分はかわいそうな人間だ。こういう性格だから変われない。面白いことなんてない。バカだから。才能がないから。もうこんな歳だから。

そういうのは全部自分の中の「前提」であって「事実」ではない。

変わる気のない人に大切な時間や労力を使うのは嫌だなあと強く感じた。


「人の話を聞かない人は成功しない」というのもそこにつながっているのではないだろうか。

話を聞こうとしない=違う価値観を取り入れないことが前提。ということだ。つまり変化をしない。成長も変化のひとつである。

生物が生き残るために最も必要なのは強さでも体の大きさでもなく変化できるかどうか。という話は聞いたことがある人も多いのではないだろうか。

人の話を聞かない人は生き残れない。そういうことだ。


ただ、聞いた上で取り入れるかどうかは別の話。

僕もまずはその人の話していることを聞こうとした。プラスの出来事について探ってみようとした。その上で取り入れないことにした。その人はその人でやっていけばいい。見たい世界が違うのだ。

そうしたことによって「僕は幸せを前提に生きたいぞ」という気持ちがより明確になった。「聞いた上で取り入れない」を選んだことでまた少し変化したものがあった。

世界は自分が決めたように見れるから、やっぱり面白く見ていきたい。

そして他人を変えようとはしないけど、「こうやっていると楽しいなあ」を実践して、背中を見せることで誰かが変わるきっかけになれたりしたら嬉しい。

押し付けはしないけど、できたら嬉しいから発信する。きっとそうなんだと思う。


読んでくれてありがとうございます:-D

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