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想像でこぎん刺しを着てみようと思った絵

200705_こぎんざしちゃん_2

最近絵に向かうものの、ややインプットが足りていないなあと感じるようになっていました。描きたいものが思い浮かんでこなかったのです。
コロナ自粛もあって美術館にもいけないし、完全に新しい物事との出会いに飢えていました。
そこで絵を描くのを少しだけお休みして、本を一冊買い、じっくりと読む時間を作ることにしました。

読んだのは着物に関する本。
その中のこぎん刺しの着物が大変美しく、作られたいきさつも解説が面白かったので、ぜひこれを描いてみたいと思ったわけです。

ところがです。

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こぎん刺しの服って、実際どうやって着るんだ、、、?

胸に刺し綴られた白い刺繍の素晴らしさは言わずもがな、とても有名です。
でもその素晴らしい一着を、当時の人はどうやって着こなしていたんだろう?
本を隅々まで読んでみましたがそれについては触れられておらず。じゃあ「こぎん刺し 着方」とかで検索してみたら昔の画像がでてくるかも、とチャレンジしてみましたがなかなか欲しい情報に当たりません。う〜ん困った。

そこで思いついたのが、「一旦自分なりの想像でこぎん刺しを着てみよう」というものでした。
普段私たちが洋服の着こなしを考えるのと同様に、昔の人の気持ちになってコーディネートを想像するのも面白いんじゃないかなと思ったわけです。
あるのか無いのかわからない正解にこだわる時間が勿体無い!イマジネーションを膨らませて、わかんないなりにやってみよう!

そんな思惑を抱きながら、なぜこういう絵を描いたのかの解説がこちらです。↓作者もあまり深く考えてない部分も多いので、ほぼファンタジーということで大目にみていただけますと幸いです。。

200705_こぎんざしちゃん_考察

という感じでぐるぐる考えつつも、下書き、着色、あっという間に完成。

自分なりに着たところを想像しながら描くのが結構楽しかったです。割と思い入れが強い作品になりました。今後もう少し知識を増やしつつ、人物のバリエーションを増やしていけたらなあと思っています。
(あわよくば、この記事をきっかけに詳しい誰かがヒントをくれないかな〜なんて。。。笑)

今はこんな社会情勢だけど、いつか落ち着いた頃に青森へ行って取材旅行をしてみたいなあと思っています。では!

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