後藤ゆうこ

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後藤ゆうこ

IFS 内的家族システム レベル2セラピスト/NVCの認定トレーナー https://gotoyuko.com 著作「私の中に住む人たち: IFS(内的家族システム)へのお誘い」 https://www.amazon.co.jp/dp/B09FSQSB4X/

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  • NVCを深める

    • 18本

    NVC大学の4人のナビゲーターがNVCを深めるうえでの視点を紹介していきます。

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最近の記事

IFS アラニス・モリセットの体験談

「悪い私はいない」の序文 IFSの創始者のリチャードが書いた一般書「悪い私はいない」が3/20に発売になりました。予約注文も順調な出だしということで翻訳者としてはうれしいかぎりです。 この本の序文を書いてくれているのは、あの一世を風靡したシンガーソングライターアラニス・モリセットです。何度も来日しており、洋楽ファンの人じゃなくても、きっと聞いたことのある曲があると思います。 序文ではアラニスが自分自身の体験を通して、IFSの変容の旅を語ってくれており、その内容はアラニス

    • バウンダリーバブルの作り方

      バウンダリーバブルとは、あなたと他者の境界線を明確にすることで、自分自身を守り、大切するための心なエクササイズです。以下のステップでバウンダリー・バブルをつくってみましょう。 リラックスして呼吸に集中する:安心できる場所で座り、ゆっくりと深く呼吸してみましょう。 自分の中心を感じる:おへその下あたりに手を当ててみましょう。手の温かみを感じながら内側の落ち着きを感じ、自分自身の中心にいる感覚に集中します。 バブルをイメージする:目を閉じて、自分を取り囲む透明な保護バブルを

      • IFSとNVCで内的批判を統合する

        この記事で紹介するのは内的家族システム(IFS)のパーツワークと非暴力コミュニケーション(NVC)の自己共感を組み合わせ、内なる批判的な声に対処し、自己理解と自己受容を深める強力なワークです。 IFSモデルでは、自己の内部に多くの異なる「パーツ」が存在し、これらが人格を形成していると考えます。これらのパーツは保護的な役割を持つものや、傷ついた感情を持つものなど、様々です。自己の中心には「セルフ」と呼ばれる、穏やかで、受容的で、リーダーシップを持つ部分があります。 IFSと

        • フリーズとシャットダウンの違い

          ポリヴェーガル理論を学んでいくと、私たちの体が固まったり、動けなくなってしまうような状態(低覚醒)があることがより明確にわかります。 でも実は、その状態に2種類違いがあるのですが、その2つの違いを知っておくと、自分がどちらの状態なのか、またはクライアントさんがどちらの状態なのかによって対処法が変わってきます。 NICABMのサイトにわかりすい画像があったので日本語訳をつけてみました。 フリーズとシャットダウンの見分け方 フリーズとシャットダウンは、どちらも動くことがで

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        記事

          SDGsを達成するために感情を解放する: 非暴力コミュニケーション

          UN 国連でSDGsを達成するためにNVCを導入する働きかけが起こっています。以下、国連のホームページに載っている記事です。 https://www.un.org/en/academic-impact/unlocking-your-emotions-achieve-sdgs-nonviolent-communication NVCトレーナーのアランさんが国連アカデミックインパクトのオンラインカンファレンスで語った内容を簡単に翻訳しました。 非暴力コミュニケーションとは何で

          SDGsを達成するために感情を解放する: 非暴力コミュニケーション

          グループプロセスについて

          グループプロセスで誰かのトラウマを扱うのは、そこにいる参加者の耐性の窓を超える反応が起こる可能性がある。トラウマインフォームドな設定として、十分なリソースを確保して、ソマティックな反応に気がつけるような配慮をする必要がある。 いくつかの可能性として、全員で誰か一人のプロセスをホールドする場合、その人体験にまつわるトラウマ反応を動きに変えて、参加者全員でやってみるなど、起こった反応が置き去りにされ、再トラウマ化を防止するような全体を含むワークを考慮する必要がある。 NVCの

          グループプロセスについて

          内的家族システム:No Bad Parts翻訳出版①

          去年、2022年の8月から、IFS内的家族システムの本「No Bad Parts」の翻訳出版を手掛けています。今年の秋ぐらいには本屋さんに並ぶといいなぁ思いつつ、私ともう一人のIFSセラピスト仲間とでゆっくり丁寧に、1ヶ月に一章のスピードで翻訳を進めています。(現在第7章翻訳中) 翻訳出版にいたる道のり、そして、今まだ現在、粛々と進めている翻訳の内容なども少しずつ書き綴っていきたいと思います。 2021年、コロナ禍真っ最中にこの本が出版されてから、この本を翻訳出版したいと

          内的家族システム:No Bad Parts翻訳出版①

          私の非暴力の実践

          今日ね 料理してたら うっかりトマトソースを ぶちまけちゃって   髪の毛まで トマトソース飛ぶぐらい はねちゃってね   で、 着ていた シャツにも 結構はねたのよ   「あーあ、 すぐ洗わないと シミになっちゃうなあ 手洗いめんどくさいなあ…」    なんて思いながら 作ったパスタを 急いで食べて   そして トマトソース が飛んだ所に 台所洗剤を トントンとつけながら   シンクでシャツを洗い始めたの     ふと、気がつくと 私は「う

          私の非暴力の実践

          IFS 内的家族システム:トラウマって?

          「トラウマによる解離からの回復」を読んで、色々深く納得することがたくさんありました。   たとえば、自分の中にいる「愛着パーツ」について。 誰かに対して、愛情を求める子どものようなパーツ(副人格)って、誰の中にもある。  そしてこの愛着パーツが、身近な人に、共感されたがっているとき、その相手がそれに応じてくれないと、次にそれに対応して出てくるのが「たたかうパーツ」 しかもこの「たたかうパーツ」は人によっても、相手によっても いろんなかたちででてくる。   現代風の「たた

          IFS 内的家族システム:トラウマって?

          「自分のバウンダリを大切すること」親が子供のお手本になる5つの方法

          1.頻繁に同意を求めましょう子供に触れたり、個人的なスペースに入ったりする許可を子供に求めるのは簡単です。 「手を握ってもいい?」 とか「髪をとかしてもいい?」などの質問をすることができます。 2.「いいえ」が重要であることを教えましょうもし「いいえ」が返ってきたら、それを考慮することはとても重要です。 もし、子に触れようとして「NO」が返ってきたらそれを尊重しましょう。 「わかった、私はあなたの気持ちを尊重するよ。気が変わったら教えてね。」と、その子に分かる形で伝えましょ

          「自分のバウンダリを大切すること」親が子供のお手本になる5つの方法