見出し画像

40代の就活に思うこと

皆さまこんばんは!今日は家族から再就職祝いをサプライズでやってくれました。

お昼から近くのホテルまでプチ贅沢のビュッフェに行ってきました。なぜ再就職するのかはまた今度機会があればお話したいと思います。今日するお話は40歳を超えての再就職=転職活動で感じたことを中心に40代の方だけではなく、20代の方やこれから働く方、ゆくゆくは40代を迎える方々みなさんにとっても得になるお話をしたいと思います。

20年ぶりの就活に感じたこと

2000年に新卒で広告業界に飛び込んで2004年に同業に転職。2011年に会社を設立し2021年9月から新たな道へ進むことになりました。新卒時の就職活動はまだインターネットが普及し始めた頃で、ほとんどの企業が履歴書もエントリーシートも手書きだったと記憶しています。

その後2004年に転職活動をした際はインターネットで情報を収集し同業数社へ履歴書を送付した中で声がかかった企業へ面接に行くという流れでした。当時まだ25歳ぐらいでしたので、今とは求められるスキルや経験も大きく違い、さらに時代も大きく異なることからこの時経験したことと全く違ったことに戸惑いがありました。

就活プラットフォームがもたらした功罪

私は2011年に自ら会社を設立してから、採用する側としてリクナビ、マイナビ、エン・ジャパンからビズリーチ、女の転職など様々なプラットフォームを活用してきました。ほぼ大半が20代〜30代前半の若年層に絞り採用活動を行ってきましたのでスカウトを活用することはありませんでした。その経験から応募がボタン一つでできてしまう安易さの良し悪しを感じていました。零細企業であっても50人〜100人ほどの応募はありました。求職者が簡単に応募できてしまう手軽さから、求めている人材を探し出会うことの難しさを実感しました。

簡単に応募できる環境は裏を返せばスペックで弾かれてしまう可能性が高いということ。今回の転職活動は40代を超えるということからスカウト中心となりましたが、書類選考の通過率は20%〜10%ぐらいだったと感じています。この数値が高いのか低いのかはわかりませんが、おそらく年齢で弾かれたケースがほとんどだったと思っています。しかし現在の採用ルールでは年齢での不採用とは言えないというよくわからないルールがあります。異性にフラれるのと同じ傷つかない断り文句同様、本当の理由がわかりにくいためトライ&エラーがしにくい環境です。

「一社内定が出れば縁を大切にしよう」という考え方で行ってましたから軽い気持ちでゆっくりやっていましたから焦りは少なかったですが、思ったより難航したと感じました。

40代の転職事情

はっきり言って40代の転職は即戦力で20代よりもギャラが高いため、相応の経験とスキルが必要となります。今回まずは「広告代理店は辞めたい」と違う道を模索しました。事業会社のマーケティング部門やメディアやコンテンツ会社の営業部門なども視野に入れて応募してみるもののほとんどが書類落ちで面接もなかなか通過しません。その理由として(おそらく)結局広告代理店の経験しかなかったということからそのポジションで活躍できる保証がないことにあったと思っています。つまりスペシャリストしか要らないということです。また営業やセールス部門となるとほとんどが個人商店で成果を上げていくような保険会社やsaas企業などしか道はなく、全体最適でチームでセールスを行っていくような企業は若いプレイヤーを求めていると感じました。

今転職は昔より当たり前化しています。その時代からキャリア形成と経歴はとても大切であり、そこにストーリーがなければどんどん転職が難しくなると実感しました。私自身の強みは広告代理店一筋でその大半がアカウントセールス(業界でいうアカウントエグゼクティブ)だったということ。幸いにもキャリアがシンプルだったこともあります。

そのために新卒から次の転職はとても重要であり、いろんな業種や職種を経験した幕の内弁当のような経歴になると本当にやりたいことがあったとしても、応募先の企業がその求職者がイメージできなくなります。

もし学生の方がこの記事を見ているなら、自分が40代になった時のことをイメージしながら一社目でどういう経験をするべきなのかまで考えておくと社会人人生の未来は明るくなると言えます。

面接時で求められるスキルと対応

実際に働いてからでなければわからないことはたくさんあります。その中で面接はストーリーの整理のブリーフィング力とプレゼン能力が試される課題だと認識すべきです。私自身5社ぐらい同時に面接が重なった時期がありました。その際1社1社企業の情報収集や分析を行い、全く違う志望動機(会社が違うので当たり前ですが)やストーリーを考えました。それでも業種も多種多様の5社の面接対応を同時に考えることは相当難易度が高かったです。

しかしながら、きちんと考えていればどんな質問が来ても答えられます。はじめはなんとなく出てきた質問に無邪気に答えてましたが、こう質問が来たらこう答えようと決め事ができるようになれば面接も少しずつ通過するようになりました。

新卒で悩んでる学生の方に

明日たまたまインターンシップがしたいと問い合わせがあった大学三年生と面談します。(弊社は私が来月から再就職するため休業します)どうしようか悩んでる学生の方々には「新卒採用しかやっていない大手にいきなさい」と言うようにしています。もちろん目標がある場合などは違いますし、あくまでも相対的な話のため絶対そうとは言えませんが、中途採用をやっている企業はいつでも転職できますが、新卒採用しかやっていない大手企業は当たり前ですが、新卒しかチャンスはありません。また大手に入る方が転職しやすいです。これはいい大学に入る方が就職しやすいのと同じです。履歴書や経歴書にずっと残る大学名や企業名はとても大切だと言えます。そのためなんとなく就活をしていると、新卒時だけの話ではなく40代になっても困ることになるケースもあると言えます。

転職ありきの時代。新卒キャリアがますます重要です。広告業界も私が入った20年前とは全く異なります。その企業でしか経験できないことは企業を変えるしかありません。私は総合広告代理店を経験し自らの事業もトータルコミュニケーションを生業としてきました。ところが時代がデジタルをシフトしてきました。デジタルは独学では限界があると感じたのです。デジタルにきちんと投資している会社でなければマーケティング力が高くならずクライアントへのサービス力も低下していきます。この場合は会社の強みや実績に大きく左右されます。今総合広告代理店はかなり苦戦しています。今後伸びる可能性は低いです。そういう場合は転職することでボトムアップやアップデートすることが可能です。時代にあった事業をやっていく時代です。私はまだ40代前半のためシフトすることがまだギリギリできました。自分のキャリアを考えながら進むことはこれから先とても大切だということを肌で感じました。

皆さんにとって素敵な社会人人生を送っていただけたらと思います!

ご意見、ご感想はどしどしお待ちしています。お悩みなども解決できるかわかりませんが、相談にものります!お気軽にー!!