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就活と転職によるキャリア形成時代の生き方

先日コメダ珈琲でピザトーストを食べましたが、ピザトーストとタマゴサンド好きな私にとっては最強の食べ物だなと思ってます。こんな幸せな毎日を送りたいですよね。

さて前回の投稿で多くの反響をいただきありがとうございました!
せっかくなので、今回は続編ということで、今の時代ならこう生きるべきというお話をしたいと思います。ただ、20年後また変わってるかもしれませんから、未来は予測できないことはご容赦ください。

まだの方はぜひ後からでもいいので読んでみてください。

改めて自己紹介をすると私は11年間広告業界でサラリーマンをした後、会社を設立し11年半事業を行い、2021年9月にサラリーマンに戻るという社会人人生を送っています。

20年前と今は全く異なる世界

2000年に社会に出たまさに「ミレニアム世代」。当時は就職氷河期と言われ、今いる広告業界も大阪の中堅だった萬年社が倒産し、今は博報堂DYホールディングスの一角でもある大広が採用を(おそらく)唯一していない年でもありました。
もともと広告業界を目指していたわけではなく、「マンネリな社会人人生はイヤだ」
「スポーツ関係の仕事に興味がある」
ということからマスコミ関係の就職を目指していましたが、テレビ業界→新聞業界→出版業界と全滅。報知新聞社が最終で落ちたことは今でも覚えてます。その頃に広告業界というものがあることを知り、よくわからないまま応募し受験。電通グループの会社に新卒で入社することになりました。そこから20年経った今新しく会社勤めをしていますが、同業界でありながら驚くほど働き方の違いがあり正直戸惑いもあります。広告業界も大きく変革していますが、会社そのものの在り方も大きく変わってることも要因だと感じています。

好きでやりたい仕事ができる可能性

話を20年前の新卒時代に戻しますが、よく好きを仕事にするべきかどうか議論が行われてます。他の業界のことはよくわかりませんが、広告業界で言うとテレビCMを作りたい場合はクリエイティブではなくとも営業で関わることは可能です。しかしながらビールメーカーの仕事がしたいとなると可能性は限りなく低く、やりたい仕事に就くことはなかなかできません。またもしそれが達成できたとしても次の目標をどこに置くのかという問題もあります。やりたい仕事はボヤけてる方がいいのかもしれません。ただ未来に向けて逆算でキャリア形成していくことができる方、目先ではなく先にあるキャリアのイメージを持てる人は是非そのためのキャリアを形成していただきたいと思います。
残念ながら学生時代遊びが中心でマンネリな生活がしたくないというだけの私はそんなキャリアを歩むこともなく、行き当たりばったりの中でキャリア形成をしていく生き方しかできなかったのですが、そういう方が多数だと思います。一つアドバイスするならこの業界や仕事は違うという消去法で決める方が良いのかもしれません。

働くということを改めて考える

働いてお金を貰うというのは、時間を会社に捧げる代わりに対価を得るという構造です。
やりたいこと=趣味ならば、趣味はお金を生みません。
つまりやりたいことをしてお金を貰うような都合の良い仕事などほとんどないのです。仮にそれがやりたかったとしても会社に馴染めない。人と合わない。なんてことも多々あります。広告業界でいうとテレビの仕事がしたかったのに、デジタルの仕事をせざるを得ないなど、総合職で採用された場合、東京で働くイメージをしてたのに大阪や地方で働くなんてこともあるでしょう。嫌だと言って辞めるのは自由な選択ではありますが、自分のキャリア経歴はその後の社会人人生を左右するものになるため、慎重に考えていく必要があります。だからこそ私はこだわりのない方は新卒では知名度があるメジャーな大手企業で働くことをオススメしています。それは大きな会社の場合は辞めなくても部署を代われば解決することも多くあるからです。また昨今はコンプライアンスがうるさく大手になるほど遵守される傾向が強いので労働環境のトラブルが確率的に低いと思うからです。あとは転職のしやすさもあります。

起業し学べた10年は、消えた10年でもある

私は4年ほど働いた後転職をし、社会人歴11年で会社を設立しました。これは私自身決して脱サラを強く目指していたわけではなく、たまたまのタイミングもあり起業しました。
世の中には個人事業主をはじめとする起業に憧れを持つ方はたくさんいます。しかしながら起業したから偉いとかは全くないと断言できます。起業も就労も結局方法論でしかありません。11年間会社を経営したわけですが、実はこの間に時代は大きく変わっているのです。世の中はデジタル化が進み、ビジネスにおいてのsaasもどんどん開発され、さらにコロナ禍によるリモートの働き方にも拍車がかかっています。零細企業を経営してきた私にとって10年前と今では会社の在り方はもちろん、働き方自体が大きく変わっているのです。特に零細企業はデジタルの導入はコストとコミュニケーションの実現において効率が悪く採用できない背景もあります。大手企業と零細企業のDXには大きな壁があります。10年ぶりにサラリーマンに復帰してみると管理システムや社内外のコミュニケーションにおけるシステムが大きく変わっており、働き方そのものが大きく変わってることに気づいたのです。つまり起業して身につくことがある分、失われていることもあるのです。会社に就業しているからこそ経験できることもあるということを忘れてはいけません。
私の零細企業のマネジメント経験は大手企業のマネジメントには置き換えられないため、切り替えなければこれから先の社会人としては生きていけないという覚悟が必要だと感じています。

時代とともにキャリアを築いてきた今

自らのキャリア形成において、20年前は想像もできなかったことを今やろうとしています。(当時デジタルエージェンシーは存在しなかったこともありますが)
つまりデジタルエージェンシーに従事することが目標でも何でもないわけです。私にとって広告業界は時代の最先端であることが面白さだったと気づいたのです。ところが今や総合広告代理店は最先端どころかデジタルの遅れを取り戻せずにいます。最先端のマーケティングにとってデジタルの力が劣っていることは致命的です。現に広告業界に様々なテック企業が参入していて広告業界は今後ますます変革していきます。
私の武器は20年間広告業界に身を置いていることしかありません。事業会社のマーケティングやメディア、コンテンツ業界、スポーツマーケティングの世界などやってみたいことはたくさんありましたが、35歳を越えて別の業界に行くことが不可能だと感じました。
20代は目先の努力を評価されます。30代は20代の努力に加えて考え方を評価されるでしょう。40代は考え方はもちろん成果や結果しか求められなくなります。
そんな中、次世代に残るだろう広告会社でマーケティング力をアップデートし続けていくことのできる環境にジョインでき、チャレンジできることは縁だと感じています。またデジタルを知ることや学び直せる機会はとても有り難く今後の社会人としても強くなれると感じています。またマネジメントについても学ぶことがてきる環境は私にとっては大きな経験になると考えています。
総合広告代理店で培った考え方とデジタルエージェンシーの考え方は同じ広告でも180°違います。私はその答えを出していくことが求められてるような気がします。

後付けのキャリア形成をするための歩み方

とはいえ20年前、私と同じ年齢の方はそのまま走り抜けられたわけです。当時は役職を持たないよくわからない謎のおじさん社員もたくさんいて、40代の社員が会社を牽引していました。それから20年大きく働き方が変わっています。難しい時代に生きている世代でババを引いた感は否めません。デジタルエージェンシーにはそんなおじさんはいませんし、私は長老に近い存在です。
大手企業を経験しベンチャー企業の役員として転々とされるキャリアを持つ方もたくさんいますが、凡人でありながら今まだなお必要とされるのはキャリアでしかありません。私は結果、広告業界のスペシャリストと評価されたことから、生きる道がありました。
皆さんには目先の給料や会社の不満で安易に転職するのではなく、そんなときこそ自らのキャリアを考えるきっかけとして歩んでいっていただきたいと思います。

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