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運も実力のうちと言うが。
先日誕生日に久しぶりにビュッフェに行ってきました。コロナ渦の中、ビュッフェは初めから1人分が小皿に取り分けてあり、手間がかかっているのでビュッフェの提供側のメリットがあまりなくて大変だなと感じました。
コロナの運は実力が関係するのか
コロナは飲食をはじめ、生活様式の大きな変化をもたらしています。おそらく2021年もこの影響は続くと考えられます。特に飲食業は年内は回復することもなく、来年も100%に戻ることは難しいと考えます。企業の貯蓄が大幅に落ち込み、経済全体が低迷していくことは避けられない状態であり、どこまで借り入れが持つのかの「我慢比べ」が続くと考えられます。もはや未曾有の自体は実力で片付けられない状況にあるのです。
運で左右される=方程式が崩れること
ビジネスは方程式を確立し展開していくことが常套です。コロナウイルスによってこの方程式が崩れてしまったことが大きな変革と言えます。
わかりやすく飲食店で表現しますと、
「売上は客数×客単価」
お客さん同士のディスタンスを作ることで、客数が減ります。つまり想定されていた売上が減った席数分そのまま減るのです。100席が80席になれば当然最大の売上が80%になります。
「変わらない販管費」
一方で家賃などの固定費は変わりません。売上が80%になると販管費を80%にしないと成り立ちません。これでも当然利益が80%になるため、実際の場合利益が50%くらいになったりもします。となると今までの利益を目指すためには、材料費や人件費を極端に減らすことをしなければいけません。これはクオリティーとサービスのレベルを下げることになります。となるとパフォーマンスが下がるのでお客さんが減ってしまう行動をとることになります。今までの方程式が崩れ、抜本的な改革を余儀なくされる状況に陥ってしまいます。今回のコロナは実力とは無関係なところでの事故であり、こういったケースは想定できませんよね。
1足す1の崩落
自社もいま実際設立以来の大きな危機を迎えています。クライアントの業績不振や粉飾による解散危機などに巻き込まれ10年以上お付き合いをしてきた企業の取り扱いが0になる。信頼をペースに1足す1で築き上げてきたものが全て外的要因により失われることもあり得る時代になりました。まだ闇に包まれたままですが、これを受け止めて方向転換を行っていくことがいま求められています。
運に左右されない強さとは
結局最後に行き着くところは「好きでやっているかどうか」。目先の利益に捉われず活動できるのは好きかどうかが鍵を握っています。好きであればアイデアが出てきます。新しい方程式を作ろうと努力できます。好きなことをビジネスにしている強さがビジネスを担う人たちには必要なことなのでしょう。これはマーケティングでは描けない力となることは間違いありませんね。
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