年頭所感:2024年アンパサンドの成長に向けて
新年のご挨拶を申し上げます。本年もアンパサンドをよろしくお願いします。今回は年頭所感として2023年を定量的に振り返るとともに、2024年から2025年に向けての方針について綴りたいと思います。
2023年の足跡を振り返る
インキュベーションプロセスの制定
2023年のアンパサンドはキュービックグループのポートフォリオを形成するインキュベータとしての存在意義を問う1年でした。3月までは新規事業開発を社内発の自主企画型インキュベーションとしていましたが、4月以降は社外からもビジネスアイデアを募る方針に変更しました。
6月には起業家支援プログラム「Sand Hill Road」を開始、フルハンズオン型のインキュベータとして再出発しました。独自の基準で事業育成するインキュベーションプロセスを制定し事業成功の確率を高め、各ステージごとに機動性の高い経営リソースの意思決定をしています。
10月にはインキュベータとしてのコーポレートブランディングを強力に進めるため、キュービックベンチャーズからアンパサンドに社名を変更しました。同時にミッション・ビジョン・バリューの再定義およびコーポレートロゴのリニューアルも実施いたしました。
2023年のインキュベーション案件
2023年のインキュベーション案件総数は社内外、大小合わせて53案件となりました。その中でも社内発のビジネスアイディアはCPF(Customer Probrem Fit)が中心、EIR(客員起業家)による案件はPSF(Probrem Solution Fit)、M&A案件はSPF(Solution Product Fit)が中心でした。
2023年のインキュベーション案件を総括すると2023年12月末でアクティブなインキュベーション案件はSPFが3件、PMFが1件となっています。
M&A案件の増加
エントリーを見てみるとM&Aが半数近くとなりました。これは10月以降起業家とのマッチングイベントやリバースピッチに積極的に参画し多くの起業家と面談を重ねたことにより増加しました。
EIR(客員起業家)のエントリー
EIRのエントリー施策も強化してきました。6月に起業家支援プログラム「Sand Hill Road」をローンチし、10月にはEIRの採択イベント「Sand Hill Roadチャレンジ」を開催しました。これにより2023にジョインが決定したEIRは3組5名になりました。その中でも2組4名の学生起業家は今後のアンパサンドの事業成長を支えてもらうことになるでしょう。
Factory Xの成長
プロテインを発注できるプラットフォーム「Factory X」は2023年1月社内メンバーのインキュベーション案件としてスタートしました。6月にはアルファバージョンをローンチ、その後PDCAを重ねることでKPIが順調に事業成長し11月からPMFステージに進みました。
10月から11月の会員数と受注数の成長をモニタリングし12月にグランドローンチさせる意思決定をしています。アンパサンドのインキュベーション案件の中では「Factory X」はリーダー的な存在となりました。
2024年インキュベーションの展望
2024年の定量ゴール
2024年は2025年のゴールに向けての中間地点となります。2024年9月期の成果としてSPF=4事業、PMF=3事業、スピンオフ=1社が状態ゴールとして2024年は引き続き社内、EIR、M&Aのエントリーを強化するとともにメンターの強化を行いながら、キュービックのエンジニアリングチームやコーポレートチームとさらなる連携を行いインキュベーションの強化を進めてまいります。
アンパサンドのビジョン
アンパサンドの理念は2023年10月の商号変更時点で制定した企業理念であるミッション・ビジョン・バリューに基づき事業成長を進めてまいります。
2023年4月CEO就任時のプレスリリースで発表している通り、アンパサンドの定量ゴールとして「2025年末までに3つの新規事業をスピンオフさせることで、キュービックグループの新たなる事業ポートフォリオを実現」を謳いました。このゴールは現在も変わっていません。
2024年も皆様のご支援・ご鞭撻を賜りながらアンパサンドを共に成長させていきたいと考えております。2024年のアンパサンドにご期待ください。
参考:アンパサンドのコーポレートプロファイル
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?