
七ヶ宿町で宮城県全市町村踏破!<日本全市町村踏破>
8月11日、宮城県刈田郡七ヶ宿町を踏破。宮城県内で、一つだけ残った未踏市町村であった。
七ヶ宿町は、宮城県の南西端に位置しており、福島県、山形県と境を接している。主要なアクセスルートは、宮城南部の主要都市・白石市から、国道113号を東進する道。この道は羽州街道と呼ばれ、奥羽山脈を越えて山形県南部へと抜けている。かつては羽州、つまり出羽(山形・秋田)の大名達が参勤交代するルートにも当たっており、その名の通り、七つの宿場が置かれて栄えた。
明治になって、白石に鉄道が開通してからはますます栄えたが、その後、東北の太平洋側と日本海側を結ぶ奥羽本線がもっと南側に開通した為、衰退。昭和末期には七ヶ宿ダムが完成し、七つあった宿場のうち三つが湖底に沈んだ。
七ヶ宿湖では、高さ80mに及ぶ大噴水を打ち上げている。これは宮城県最大の水瓶(県内需要の8割近くを賄うらしい)である、七ヶ宿湖の水質保全のためものだが、観光的側面が強くなり、冬期以外の日中は、かなりの長時間、高頻度に打ち上げている。
七ヶ宿湖から、町中心部を通り抜け、山形側に進んだところに、滑津大滝(なめづおおたき)がある。高低差はさほどでもないが、川幅の幅の広さほどんどそのままで水が流れ落ちて来る為、迫力がある。
またこの日は特に水量が多かったのか、日頃から多いのか分からないが、滝の横を登る階段まで勢いよく水が流れて来ており、靴を脱いで登った(苦笑)
滑津大滝の動画は、近いうち、別途アップ予定。
七ヶ宿最大の観光地と行って良く、国道沿いの滝の入口には、大きな駐車場と道の駅のような施設(七ヶ宿町の道の駅は別の場所にある)がある。
ここで食べた地元野菜の定食は、非常に美味であった。この日の早朝、東京駅で買って東北新幹線の車内で食べた、イクラやウニの入った駅弁よりも。私は無類の海鮮好きであるのに、そう感じたという事は、余程の事である。この店の売店で買ったトマトも非常に美味であった。七ヶ宿町は、私の中で「日本一野菜の美味い町」である。
七ヶ宿町の町内には、「木地師」の集落もある。「木地師」とは、全国の山林を移動しながら、お椀やお盆など、木工品を作った「漂泊の民」である。東北では、こけしを作った人々として知られる。この木地師の集落・横川については、いずれ動画「高橋御山人の百社巡礼拾遺」で取り上げる予定なので、ここでは詳しく書かない。動画を収録し、公開したら、noteにもUPする。
これで、宮城県の全市町村を踏破した。このまま、旅は山形県へ続いて行く。
東北地方全227市町村のうち、219踏破。残り8、達成率96.5%。
日本全国1741市町村のうち、1682踏破、未踏破59、達成率96.7%。