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【18日目】未来のプルードンとワイズカンパニー

今、「知識創造企業」の続編「ワイズカンパニー」を読み出している。四半世紀ぶりの続編らしい。

「実践によって知識が習慣になるとき、知識は知恵に変わる。知識は身につけた瞬間から古び始めるが、知恵はいつまでも古びない。知恵は何世代にもわたって受け継がれる。知恵は時間の経過に耐えられる。だから、変化の激しい今の世界に欠かせないものなのである。」〜「ワイズカンパニー」より

今回の「ワイズカンパニー」では知識を知恵として実践する経営や組織について教えてくれくれようだ。

少し前には「両利きの経営―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く」を読み、探索と深化の経営を学んだ。

これら著作からは資本主義の世界で、企業が使命実現のためにどのように経営していくかを教えてくれるのだと思う。なにより、こういった経営書って、企業には「使命」があるのが当たり前になっている。

東洋経済プレミアムに掲載された的場教授が書いた「未来のプルードン」についての取材を読んで、改めて奇妙なことに気がついた。

「未来のプルードン」は資本主義が行き詰まっているとしたら、プルードンを改めて見直してみては?という入門書だったというのが、私の感想。

さて、資本主義下の企業は、使命やビジョンなど理想を掲げ、生き抜き、成長し、社会もよりよくしたいと考えている。(全てではない)

しかし、資本主義自体には、何もない。差異を生み続け、資本を膨らませたり、潰したり以外になにもない。

一方、プルードンやマルクスには社会をよくする理想があった。しかし、現在では追いやられている。

そして、経営者はマルクスやプルードンの理想は読まないが、理想を掲げる大切差を訴える経営書を読む。

奇妙なことだな。私も含め。

話題はとっちらかりますが、連続投稿で頑張ります〜