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※無料記事※一級建築士学科試験【総合資格】カリキュラムに合わせた学習サイクルを作ろう

こんにちは。今回はゴロ合わせではなく、勉強法についての記事を投稿します。この内容は、私が通学した総合資格令和3年学科合格必勝コースをベースにお話しするので、現在のカリキュラムと相違があったらご容赦ください(基本的な流れは同じと思われます)。

なぜこの記事を投稿しようと思ったか。
それは、私自身が カリキュラムに適した学習サイクルを作るのに思いのほか時間がかかってしまった からです。総合資格に通っている方は多いと思いますので、同じ悩みを抱えている方がいるかもしれない、そう思い、記事にまとめることにしました。


1単元の学習の流れ

学校に通い始めたのは10月に入ってから。
総合資格は「合格サイクル+継続学習」として、反復学習を取り入れたカリキュラムになっています。とにかく小テストが多い。図にまとめるとこんな感じです。

補足を入れますね。

予習

私は該当テキストを読んで予習ワークをやるだけで精一杯でしたが、同じクラスには問題集を一回ししてくる人もいました。学習範囲の基礎的な部分については予習で理解を「終えている」状態にしなくてはならなかったです。

授業

「授業」は、全員が理解するまで先生が丁寧に解説をして下さる場ではなく、
・予習内容が正しい理解であったかどうかを確認する
・予習で分からなかったことをクリアにして、
 分からない状態をなくして帰るようにする
ための場と心得ましょう。授業は1日がかりとはいえ、1回であの学習範囲を1から10まで説明するには時間が足りないのですよね。
講師の先生は色々な工夫をして短い時間で効果が最大限になるようにしていました。プレテストやらないとか、重要でない部分のテキストはばっさり飛ばす、とか。割り切り、メリハリがすごかったです(良い意味で)。

私が通っていたクラスでは、授業の前の週に「プレテスト(予習用)」が配られ、持ち帰って学習(予習)し、授業開始前に提出していました。皆さんの所はどうでしょうか。もし配られているなら是非おすすめしたいのが、

分からなかったところや、先生に細かく聞きたいところをめちゃくちゃアピールして提出する

です。これ、絶対やって下さい!!
講師の先生は、予習をしてきたかどうかを見るだけでなく、どこをどの位理解して授業に臨んでいるかを把握して、講義が有益なものになるよう、その場で授業をアレンジしてくださっています。
詳しくききたい所、わからなかったページに付箋を貼って、該当箇所を鉛筆で囲んで「全然わからなかった」「ここまではわかったけどこの先がわからない」とか書いて提出!!
結構な確率で、「ここ、よく分からなかった人がいるみたいだから説明すると~」みたいな感じで、分からなかった部分を丁寧に進めて頂けました(感謝大)。プラス料金なしで、授業時間内に、自分(だけ)に向けた説明が聞けるなんて。こんなお得な事はない!です。

「分からない状態をなくして帰る」というのもすごく大事です。
私は出来ませんでしたが、予習で問題集を一回しするメリットはここにあります。
というのは、翌週は違う科目の先生に会うので、今日の科目のことは今日聞かないと、しばらく直接聞く機会がない のです。
授業で講義するのはあくまで学習の基礎部分、テキストレベルの難易度ですが、問題集はそれより難しい内容が含まれてきます。問題集レベルの疑問を授業の日に解決できれば、内容を理解した上で反復復習が行えるのに対し、解決できない場合は、理解が乏しいまま反復復習をしなくてはならないのです。
時間がかかるのがネックですが、質問用紙を使って教務課スタッフ経由で先生に聞く とか、私の場合はアウトプット強化講座を取っていたので、その時間に教わりまくる などしていました。

復習

復習方法の確立、これこそが今回の記事の最大のポイントです。私はこんな感じで学習を進めました。私はどちらかというと「復習型」の学習スタイルだったので、「予習型」の人にはあまり参考にならないかもしれませんが・・・
ちなみに、仕事は火・水休みで水曜講義を受けている、という想定で書いてます。

授業があった週の復習

この週は、知識を整理する事には重きをおきません。ひたすら教わったこと、理解したことをテキスト本文に書き込む週としました。問題集で出てきた部分のテキスト本文に線やマーカーを引く、解説を書く、といった事もしました。
この作業は、翌週の、知識を「整理する」源泉となります。

授業翌週に行う復習

この週は知識を整理する週です。突然ですが、例えば翌週に5科目総合模試があるとします。テキスト全部読み返しますか?多分そんな事しないですよね。じゃあどうするか。
ポイントをまとめた所だけを読み返したりするんじゃないでしょうか。
じゃあそれをどこに作るか。あまりおすすめしませんが、私は各単元最初の見開き2ページの「項目まとめ」ページに全てをまとめる事にしました。これが難関でして、スペースが圧倒的に足りないので(改善ヲモトム)、紙1枚追加するとか、タブレットで学習してる方はPDF1枚追加する程度はしたほうがいいかもしれません。
ただ、私はそれでも無理やりゴリゴリに2ページに納めるようにしました。
というのは・・・
本の種類は増やさないほうがいいから、ノートは作らない。勉強する時あっちこっち見るのは効率が悪い。「これ一つあればいい」状態にするのが一番いい。という信念があったからです。なので、耳なし芳一さながら、見たらドン引きするような仕上がりにはなりました・・・

まとめる際、アナログ派もデジタル派も、暗記シートが使える状態でまとめるとよいです。私は赤い下敷きを使ってました。(デジタル派には暗記シートロボというアプリがおすすめ)

覚えたい数値やゴロ合わせは、この下敷きで見えなくなるペンを使って書き込みます。おすすめは、フリクションの「オレンジ」「ピンク」です。
0.5mmと0.38mm両方を使ってました。(書き込む量が多かったので、0.38mmにしないと収まらないという…)赤のフリクションより下敷きで見えなくなると界隈で囁かれていましたよ。

授業翌々週に行う復習

前週の「まとめページ」をトレトレに「転記する」作業を行いました。転記作業をすれば、学習範囲を全てを総おさらいできるので、転記が終わったらトライアルテスト②を解く、という順で復習しました。
なぜトレトレなのか…
それは、前述した「模試の時何を持っていくか問題」と関係があります。
とりあえず最初の模試的な「合格判定テスト」を見据えた時、「当日、何を持っていく?テキスト5冊とコンパクト作品集?」と思って重さを計ったら、かなり重かったんですね。学科試験当日、上着持って、昼ご飯持って・・・ってかなり荷物が重くなる。でもテキストを持っていかずにまとめの部分だけ持っていくって不安じゃない?
と思った私の視線の先にありました「トレトレ」。
実はトレトレ、テキストの見開き「項目まとめ」と同じものが縮小されて掲載されているのですね。テキスト5冊をトレトレに置き換えると、確か1.5kgくらい荷物が軽くなったと思います。テキストほど解説は全範囲を網羅していませんが、これを試験本番当日に持っていくと決めました。転記作業週を作ることで、学習範囲の総おさらいが出来、かつ試験当日持っていく準備も出来てしまう、という一粒で二度おいしい作業をこの週のタスクとしました。
ただ・・・スキャンしてタブレットで持ち運びすれば、もっと軽いですよね。
テキストをスキャンする時間がどれくらいかかるか、デジタルで書き込みがどの位しやすいか、それ次第だと思いますが、私はアナログで準備する事にして学習しました。

授業翌々々週に行う復習

トライアルテスト③を行う日は、試験前日の実践さながら、「まとめページ」だけを見て暗記項目を覚えているか、確認していきます。全て見直せたらトライアルテスト③を解きます。答え合わせ、振り返りをして、定着度確認テストの準備は終了です。

オーバーラップする学習内容に対処する

毎週授業があるので、学習内容はどうオーバーラップしていくのか。

こうなりますよね。
では、点線で囲った3/22(水)~3/28(火)の1週間、どんな順序で何を学習するかというと・・・

こんな感じになりました。かかった時間は内容とその時の肉体疲労度によってかなり変わりました。(そしてゴロ合わせを作るのにすごく時間がかかったんです!!)

仕事しながらだと、きついですよね・・・そこで大事なこと。
自分の体と心の声を聞いて、休む時は休む。ただし帳尻は合わせる。
上の図は、理想のスケジュールですが、実際は、木曜日休む、金・土で授業D、日曜日休む、月曜日授業C、火曜日にB→E→A、3時間寝て授業に向かう、みたいな時もありました。
通学のメリットの一つは、カリキュラムに縛られるので、無理矢理でも帳尻合わせをせざるを得ないこと。(意思の弱い私は独学組を尊敬します。)

学習の順番は、新規の復習→古い復習→予習 の順がセオリー。ただ、達成度テストがある復習は、予習のあと、つまりテスト直前に回していました。

このペースを掴み、「項目まとめにまとめる」「トレトレにまとめる」ことに決めたのが、1月後半だったと思います。
私の時は合格判定テストが2月17日と早かったのですが、既に反復学習を終えた単元のまとめを追いかけで作るのが大変でした。合格判定テストにトレトレまとめが間に合ったのは3科目ぐらいで、模擬試験(1)でようやく5科目揃えた感じだったと思います。


あとがき

いかがだったでしょうか。多分noteの読者はデジタルに強く、きっとテキストスキャン→タブレット管理派がそこそこ多いような気がしますが、学習時間の考え方はアナログ・デジタルに関わらず共通かなと思います。
参考になれば幸いです。

今回の記事は、これで終了です。最後までお読み頂き、ありがとうございました。もし間違い等ありましたらご指摘頂けると嬉しいです。

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