見出し画像

※無料記事※一級建築士学科試験 模試前・中・後にすべきこと~学習効果を4倍にしよう~

こんにちは。4月以降、各スクールで模試の日程が組まれていますね。
通学の方は恐らくカリキュラムに模試が組み込まれているでしょうし、
独学の方や、通学生だけど他校の模試も受けたい方、新卒社会人1年目で受験必須な方など、web模試やオープン模試をスポットで受ける方も多いと思います。
どうせ模試に時間を費やすなら、受けた効果が高いほうがいいですよね。
そこで、「模試前」「模試中」「模試後」にすべきことをまとめてみました。当たり前にやっている方もいらっしゃると思いますが、参考になれば幸いです。



模試「前」にやること

持ち物のシミュレーションをする

試験開始前や休み時間に、何の資料を見て最終チェックするかを考えておきましょう。※無料記事※一級建築士学科試験【総合資格】カリキュラムに合わせた学習サイクルを作ろう にも書きましたが、5教科のテキスト+法令集+作品集は結構重いです。自作のノートだけ持っていくのか、タブレットにスキャンしていくのか、今から考えておきましょう。この準備、後でまとめてやろうとしても出来ません。日々の勉強時間の中に、この準備も組み込まれるような学習スタイルにしていきましょう。
(私のやり方は上記の記事にまとめています)

また、会場の座席によっては、暑かったり寒かったりします。
二級の学科は半袖Tシャツで受験したのですが、一級の学科はカーディガンとストールを巻いてもまだ寒く、冷房の温度を上げてもらっても寒く、
震えながら受験する羽目になりました。薄いダウンを持っていけばよかったと思いました、夏なのに。

自宅で模試を受ける方も、模試のタイミングで一度持ち物をパッキングしてみることをお勧めします。


(自宅で受ける方)可能であれば、試験本番と同じスケジュールで受けよう

当日は
9:30 ~ 9:45   注意事項等説明
9:45 ~ 11:45   学科Ⅰ(計画)/ 学科Ⅱ(環境・設備)
休憩
12:30 ~ 12:55  注意事項等説明、法令集チェック
12:55 ~ 14:40  学科Ⅲ(法規)
休憩
15:00 ~ 15:10  注意事項等説明
15:10 ~ 17:55  学科Ⅳ(構造)/ 学科Ⅴ(施工)

というスケジュールなので、休憩時間は意外と短いです。
トイレが長蛇の列になる可能性もあります。
法規と構造・施工の間の休憩は20分しかありません。
ということで・・・
・昼休憩中に法規と構造をチェックして、
 法規後は施工だけチェックするようにする、とか、
・計画は寸法をおさらいする
 環境・法規は良く間違った問題をおさらいする
 構造は力学の公式をおさらいする
 施工は申請の所だけおさらいする、
など、やる事の目星をある程度つけておいたほうがいいです。

自宅で模試を受ける方は、もし可能であれば同じスケジュールで受験できるように段どって見て下さい。もし計画・環境設備/法規/構造・施工と分けて受験される方は、開始前に20分の時間を作って、本番さながらにおさらいシミュレーションをしてから開始するとよいと思います。


模試「中」にやること

問題用紙に書く記号は4つ

・問題を解く時に、「〇」「✕」は書くと思いますが、おすすめは「△〇」「△✕」を加えた4つでマークすることです。

〇 ・・・確実に〇
△〇・・・多分〇
△✕・・・多分✕
✕ ・・・確実に✕


解く順序ををシミュレーションする

私は基本的に設問順に解いていきましたが、ネットで見た情報では
・法規は関係法令から先に解く
・法規は得意な問題から先に解く
・計画の1問目は難しいから時間をかけないで次に進む
・構造の力学は詰まったら一旦置いて、最後に戻る
などのやり方がありました。
試せるのは模試だけなので、気になるやり方があったら模試で試してみて下さい。試験本番でいつもと違うことをしないように!試せるのは今のうちだけです。


苦手な暗記ものは、最初に語呂を書いてから解く

長ーい呪文のようなゴロ合わせや、直前に最終チェックした公式は、試験開始の合図とともに問題をぱーっとみて、該当する所があったらまず問題文に語呂を書いちゃってください。そうすれば、解く時に頭が真っ白になって思い出せない、というようなトラブルにならずに済みます。


法規は時間を測りながら解こう

私は法規の解くペースがつかめたのは最後の模試でした。(少し時間が余る感じで終わらせた)それまでの模試は、時間が足りなかったです・・・
5問おきぐらいに解き終えた時刻をメモするなど、時間を測りながら受けるようにしましょう。


模試「後」にやること

法規の振り返りをしよう

・想定の時間配分で進められたかどうか。
進まなかった場合はどこに時間がかかったか。
どうすれば改善できるかを考えましょう。

・マーキング、インデックスを更に工夫する
時間があれば該当箇所にたどり着いたのに・・・という場合は、マーキングやインデックスを追加しましょう。マーキングも、該当法令文だけでなく、私は「目次」へのマーキングも行っていました。(特に関係法令)


125点中何点だったか、より大事なこと

もちろん現時点での自分のポジションを知ることも大事なのですが、もっと大事なのは、選択肢は4つあるわけなので、125×4=500問中〇✕で正解できたのは何問だったか、です。たとえ、125×8割=100点以上とれていたとしても、500問✕8割=400問以上〇✕のみで正答できたのかどうか・・・多分8割以下になると思います。それって、もし4つの選択肢全てが△〇と△✕だけの組み合わせで構成されていたら、失点する可能性があるわけです。
△が多くてもそこそこ得点が出来た方は、問題数が少ない計画、環境設備は特に足切りをくらう可能性があります。私の受けたR3年の計画、「ああ、これ、一つでも落としたら足切りくらうなー」と絶望的な気持ちで解いたあの感じ、皆さんには味わってほしくないです・・・
模試を125問ととらえるのではなく、500問ととらえて復習してほしいと思います。(4倍だよ!)


復習内容は何に記録するか

S資格は、模試用の復習ノートが配られて、それで復習するようなカリキュラムになっています。が・・・私は合格判定テストをそれで復習し、大失敗しました。きれいにまとめたんですよ、でも・・・それ試験当日持っていかないじゃん。結局テキストとかに転記必要じゃん。専用ノートにまとめる時間を使う必要なかったじゃん・・・と思い、S資格のスタッフの方には申し訳ないですが、模試の復習は試験当日持っていくものに書き込みするようにしました。
ただでさえ、仕事が終わってヘトヘトな中、へろへろのボロ雑巾になって勉強するんです、効率良く勉強したいじゃないですか。。。
例の記事 のルーティンに乗せて、テキストへの書き込み→トレトレへの書き込みで復習しました。N学院やTさんの復習のスタイルは分かりませんが、当日持っていくものに復習内容を書き込むことをおすすめします。


あとがき

いかがだったでしょうか。通常の授業の予習復習ですら大変な中、更に模試の復習5教科分が加わってくるこれからの時期は、本当に時間との勝負になつてきます。

余談ですが、Twitterにも書いた私のトイレの活用方法。
トイレや洗面室に公式などを貼って覚える方法を試したことがありますが、ヘタレな私は却って気持ちが辛すぎて全く見ないという結果に。
諦めてトイレを「気持ちを作る場所」にして、自分を励ます漫画を置いてました。ブルーピリオド、ベイビーステップ、スラムダンクなど。
7月まで(更にその先の10月まで)しんどい時期が続きます。矢虎くんに、エーちゃんに、湘北のみんなに(一人に絞れない・・・あ、安西先生も!)励まされました。

まだ時間はあります。試験当日をベストなコンディションにするために、疲れている体と気持ちの声をしっかり聞いて、寝た方がいいのか、おいしいものを食べると少し楽になるのか、今日はもう少し頑張ったほうがいいのか、など客観的に判断して、長丁場を乗り切りましょう。

今回の記事は、これで終了です。最後までお読み頂き、ありがとうございました。もし間違い等ありましたらご指摘頂けると嬉しいです。

よろしければサポートも受付けております~