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不正受給に対して甘い対応をする横浜市

377万の横浜市民の皆様、お疲れ様です。
本日も横浜市の行政がおかしな点をご紹介したいと思います。

本日は不正受給についてです。

横浜の認可保育園3園、1億7800万円を不正受給していた

ニュースでご存知の方も多いでしょうが、横浜市内にある認可保育園が市から払われる補助金を不正受給していることがわかりました。

横浜市によりますと、社会福祉法人「くっくあゆみの会」が運営する港北区内の3つの認可保育園で、市からおよそ1億8000万円の給付金を不正に受給していたことが分かりました。

 施設長が不在の日でも勤務したように偽ったり、職員の配置を実態とは異なる内容にするなど、運営費や人件費などの書類を実際とは違う内容で市に申請していたということです。

 こういった内容の申請は2018年から2023年まで続けられました。

横浜市での不正受給額の金額としては過去最大ということです。

 市は法人に不正に受給した金額の返還を求めていて、法人は応じる意向を示しています。

横浜市で保育園運営法人が約1億8千万円を不正受給 市の不正受給額としては過去最大

社会福祉法人「くっくあゆみの会」の不正受給に関して、横浜市は6月19日付で記者発表されています。

資料には以下のように経緯が書かれています。

令和5年5月8日 くっくおさんぽ保育園 ふとおの施設長(当時)兼社会福祉法人くっくあゆみの会理事長の不在に関する情報提供あり
6月7、9日 施設長の出勤状況を確認するため、同法人が運営する3園同時に立入調査を実施し、職員の出退勤記録等を徴取
8月10、18日 調査の結果、給付費請求に疑義が生じたため、徴取した出退勤記録に基づき、本市で職員配置等に関する届出書類を作成し、法人に提示。修正があれば勤務状況を証明する書類(以下「挙証資料」)とともに届出書類を再提出するよう法人に指示
8月25日 施設長・職員配置を満たすこと、市の調査に協力すること等を指示する指導文書発出 8月29日 法人より修正した届出書類と挙証資料を受理。内容確認のための調査開始
11 月14日 挙証資料の正確性に疑義が生じたことから、市の調査・指導に対する誠実な対応・協力及び、安定的な園運営のための運営体制の再構築を指示する改善勧告を発出し、改めて届出書類の再提出の有無及び再提出の場合、正確な挙証資料と共に提出するよう指示
令和6年1月 賃金台帳等の挙証資料を受理。改めて、本市で職員配置等に関する届出書類の作成作業を開始
2月29日 本市で作成した届出書類を法人に提示
3月8日 届出書類に修正がない旨の連絡を受け、返還額の算定作業を開始 6月5日 市による届出書類の最終確認が完了、返還額の確定
6月7日 運営法人に返還額を提示し、返還同意書の提出を指示
6月10日 運営法人から返還同意書を受理

保育所における給付費の不正受給について

情報提供があってから半年程度で業務改善命令を発出しています。
非常に早い対応です。これくらい早い対応なら市民の方も安心でしょう。

「さすか横浜市!」と言いたくなるかもしれません。

同じ認可保育園の不正受給なのに対応が違う?

実は同じ日に記者発表された不正受給の認可保育園があります。

瀬谷区にある学校法人横浜二ツ橋愛隣学園です。

また、瀬谷区の認定こども園「二ツ橋あいりん幼稚園」は、2018年から2020年まで、雇用する前の職員を勤務しているように申請したほか、この幼稚園を運営する「学校法人横浜二ツ橋愛隣学園」は2020年からおととしまで、保育士に家賃の一部を負担させているのにもかかわらず、全額負担しているものとして虚偽の書類を申請し過大に補助金を受け取るなどして、合わせて460万円あまりを不正に受給しました。

横浜市の3つの保育園が1億7800万円超の不正受給

横浜市の資料を見てみましょう。

こちらも記者資料に経緯が記載されていたのでご覧ください。

令和5年8月4日 ・幼保連携型認定こども園の給付費の不正受給(※)について記者発表 ・併せて、幼稚園型認定こども園当時(令和2年6月以前)の給付費について調査を開始
令和6年3月8日  ・保育士宿舎借り上げ支援事業補助金について、不正の疑いがある旨の情報を入手
3月27日 ・市による届出書類の最終確認が完了。返還額の確定
3月28日~  ・当該施設に立入調査を行い、徴収した賃金台帳等を基に実態調査を開始
4月3日 ・法人に返還額を提示し、返還同意書の提出を指示
4月17日  ・市による書類の最終確認が完了。令和2年度・令和3年度分の返還額の確定、令和5年度分の過大に申請した額の確定 ・法人に金額を提示。
4月30日  5月10日 ・法人が事実を認め、返金に同意 ・法人が返還金を納入
5月28日  ・令和2年度、3年度、5年度の補助金交付決定を一部取消、令和2年度及び令和3年度の不正受給分について返還を命令
6月10日  6月14日  ・法人が返還金を納入 ・過料処分を実施
6月17日 ・法人に対して改善勧告を実施

保育・教育施設における給付費及び補助金の不正受給について令和6 年6月 1 9日

令和5年8月に調査開始して、改善勧告を足したのが令和6年6月です。社会福祉法人くっくあゆみの会(港北区)よ比べると遅いです。

しかも調査を始めた月に記者発表していますので、情報提供はもっと前に合ったはずです。該当の記者発表が以下になります。

令和5年3月14日  不適切保育を含めた特別指導監査を実施。給付費請求に関するヒアリング調査や、徴収した出勤記録等を基に勤務実態調査を開始
5月16日  調査の結果、特別指導監査の指摘事項として不正受給を指摘、勤務実態に即して届出書類を再提出するよう指示
6月10日  運営法人から再提出された届出書類に基づき、返還額の算定作業を開始
7月19日  市による届出書類の最終確認が完了、返還額の確定
7月21日  運営法人に返還額を提示し、返還同意書の提出を指示
7月25日  運営法人から返還同意書が提出される。

保育・教育施設における給付費の不正受給について(令和5年8月4日 )

この時点で改善勧告をしていません。どうしてでしょう?
令和5年8月に発表された記者発表には

「当該施設の運営法人から実態に即した正しい内容での書類が再提出されたことを踏まえ、現在、不正に受給した給付費の返還を求めています。当該法人は、給付費の返還に応じる意向を示しています。」

このような記載がありましたが、結局改めて不正受給疑惑が上がったため再調査をして新しい不正が発覚したわけです。

今年6月の記者発表でも認めています。

当該保育・教育施設については既に令和2年7月から令和5年3月までの給付費の不正受給に関して、令和5年8月4日付の記者発表により公表していますが、その際、過去の幼稚園型認定こども園当時についても不正受給が見込まれたため、改めて調査を行い金額等が確定しました。

         また、他の給付費や補助金についても不正がないかを調査したところ、保育士宿舎借り上げ支援事業補助金について新たに不正受給が発覚しました。

保育・教育施設における給付費及び補助金の不正受給について(令和6 年6月 1 9日)

かなり悪質です。しかし、横浜市は以下のような対応で終わらせています。

不正受給分の返還を法人に請求し、法人から返還済みです。併せて、民法第 704 条に基づく利息を請求しています。保育士宿舎借り上げ支援事業補助金についても、不正受給分の返還を法人に請求し、法人から返還済です。併せて、本市の補助金規則に基づく過料及び加算金を請求しています。

保育・教育施設における給付費の不正受給について(令和6 年6月 1 9日

補助金の不正受給は悪質なものだと逮捕起訴されます。コロナ禍で中小企業救済のために配られた持続化給付金、雇用調整助成金を不正受給した個人や法人は逮捕されています。

誤って振り込まれたお金を引き出してギャンブルに使用した男性も逮捕起訴されています。

どうして横浜市は横浜二ツ橋愛隣学園対して甘い対応をしているのでしょう?

港北区の社会福祉法人「くっくあゆみの会」とは違いすぎます。


まさかねえ。

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そんなねえ。

山中竹春市長応援ビラ

気になりますねえ。

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