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からだが強いから死んでしまうこともある

わたしはからだがよわい。

幼い頃から虚弱体質だった。
暑さ寒さによわい。低気圧によわい。ハウスダストとダニによわい。たばこの煙によわい。激しい運動をすると喘息がでる。長時間のドライブに酔って吐く。すぐに風邪をひく。集団の中にいるのが耐えられない。とにかくストレスに弱かった。

「からだがよわい」というのはわたしを形成する一つのアイデンティティであると同時に大きなコンプレックスでもあった。

からだの不調は心にも大きく影響すると知ったのは38歳のころ。分子栄養学に出会ってからだった。イライラもぐるぐる思考もメンタル不調も実は身体からきている。食事を変えて血糖値を安定させたら、イライラもメンタル不調も驚くほど改善された。

からだが健康になれば心も自ずと健康になる。

わたしがこのとき学んだことだ。

心の傷と向き合って内面を深掘りしていくよりも、食べ物を変えて身体を鍛えた方が早い。
心に向き合うのはそれからでいい

これがわたしの信念となった。夫が亡くなるまでは。

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