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Ramsløk(行者ニンニク)採集とレシピ6選

森のにんにくとも言われるRamsløk。
今回は少し季節を遡って、Ramsløkの採集とレシピの記録です。

Ramsløkとは?

Plantasjenによると、Ramsløk(ラムズロック)はオスロ・フィヨルドからトロンハイム・フィヨルドにかけて生息しており、湿った日陰の落葉樹林で育ちます。

5月〜6月には、星のような形の、白く小さい美しい花を咲かせます。
先日訪れたレストランでも、Ramsløkの葉と花を使ったお料理がありました。

オスロのレストラン、Restでの一品

料理に主に使うのは、葉の方です。葉は少し光沢があって細長く、すずらんの葉に似ています。
森のにんにくと言われる所以は、まさにその香り。にんにくほど強烈ではないですが、少しクセのある香りがします。
野菜でいうと、ニラのような感覚で使える植物です。

森でRamsløkを採集

中々徒歩でいけるような場所には生息していないので、今回は友人に連れていってもらいました。
ちょっとした崖をのぼり、森に入っていきます。

佇むだけで癒し効果のある森
ぶわーっと、こんな感じで群生しています
試しに引っこ抜いてみると、こんな感じ
とても美しい形です

こちらがその日に採集したRamsløkたち。もう香りだけでビールが飲めそうです。

Ramsløkのレシピ6選

何に調理するにも、まずは洗って、キッチンペーパーで水気を取ります。

こちらがその日に作った、ペストソース、辛味噌、酢漬け。

ペストソース

ペストソースと言えば通常バジルで作られますが、今回はRamsløkで。
材料はオリーブオイルとRamsløk、塩のみ。
友人曰く、ペルメザンチーズや松の実を入れると更に美味しいとのことでしたが、今回は保存期間の関係でシンプルなものに。
<材料>
・Ramsløk 50g(小さめ約70枚くらい)
・オリーブオイル 100g
・塩 4g
<レシピ>
上記3点をミキサーで混ぜるだけ。

【ペストソース】
【エビと松の実のパスタ】

エビと松の実のパスタ、タコとポテトのパスタなど、色々と楽しみました。

辛味噌

こちらの味噌、ビールにとっても合います。もはや酒のつまみ。
今回は焼きおにぎりや焼き茄子の上にトッピング。茄子とめちゃめちゃ相性が良かったです。
<材料>
・Ramsløk 50g(小さめ約70枚くらい)
・味噌 大さじ3
・酒 大さじ1.5
・砂糖 大さじ1
・みりん 大さじ1
・鷹の爪 適量
・ごま油
<レシピ>
ごま油を熱したフライパンで細かく刻んだRamsløkを炒める。
調味料を入れ、水分を飛ばしながらさっと混ぜて完成。

【焼きおにぎり】
【焼き茄子】

酢漬けの肉巻き

こちら、友人から教えてもらったレシピ。
<材料>
・Ramsløk 30g(大きめ約20枚くらい)
・すし酢 100ml
<レシピ>
Ramsløkをすし酢に漬けるだけ!
塩・こしょうをして焼いた豚肉or牛肉を巻いて頂きます。

【肉巻き】

餃子

ニラをRamsløkの置き換えるだけ。

チヂミ

こちらもいつものレシピに加えるだけ。中々美味しい一品でした。

スタミナ焼き

鶏モモにくとキャベツ、Ramsløkを炒めて、特製ソースをかけて完成。

他にも醤油漬けとか色々あると思いますが、今年試したのはこれくらいです。個人的には辛味噌と酢漬けの肉巻きがヒットですね。
友人からおすそ分けしてもらった、Ramsløkバターもとっても美味しかったので、来年はそれをチャレンジしてみたいです。

冷蔵庫でもRamsløk1〜2週間もつので、日々「何にしようかな」と考えながら楽しく過ごしました。
こうやって土地のものを、季節ごとに堪能できるのは嬉しいことです。

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