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第12話:リカバリー力

ざお!

メンバー:だー、うらさん、ミスターK

僕が毎月主催している「田中会」で痛飲し、ひどい「二日酔い」の中でいつもの戦場「大好き」へ向かった。

珍しくスターバックスに寄り、「朝食」をとり、いつものホテルで気持ちを落ち着かせること15分、開始5分前に到着した。

「田中会」で一緒だったゾロは、どうやら2次会に行き、かなり遅くまで飲んでいたみたいだ。

会場に着くとすでに一人座っていた。

一瞬わからなかったが、「ぼうやてつ」とクリソツな後ろ姿は最近休場していた「ミスターK」だった!

久々だったので、嬉しかったが、ミスターKのドラ絡みの「七対子」には要注意なので、気を引き締めた。

どうやら、「ゾロ」は自宅に水道屋が来る予定だったのが遅れてるようで、急遽、ミスターKに白羽の矢が立ったようだった。

さて、今回はどんな戦いになるのか!

始まった、僕は「起家(ちーちゃ)」スタート。起家とは、1番最初に親をやる事だが、人によっては、この起家があまり好きじゃない人もいる。まだ、どうなるか分からず、ツイているのか?いないのか?など、その日の流れを作る大事な「1局目」。僕は高校の時は、「野球部」で「1番バッター」だった事もあり、1番最初に親をやる「起家」が好きだ。

相手が調子を上げてくる前に「先制攻撃」を掛け「流れ」を引き寄せたいところで、いきなりの「親マン」であがり、最高のスタートを切った!

「勝てる!!」

明らかなる「油断」をしてしまった。そんなに簡単には勝てないことを嫌というほど知っているはずなのに、、、

気を良くして始まった次の1局、配牌は「かなりイイ!」。「今日はツイてるかも!」とどんな手で仕上げていこうかと妄想していると、下家の「だー」がなんだか「ツモ」でモタついていた。

なんでモタついていたのかは、「だー」が牌を捨てた時に「発覚」した。

なんと、「少牌」をしてしまったのだ。なんで「だー」がもたついていたのか、僕に気が付かせようとしてくれていたのだ。全く気が付かなかった。。「少牌」は、あがり放棄となりその局は振り込まないようにするだけ。

せっかく「親マン」で「先制攻撃」を掛けたのに、自らこの良い「流れ」を断ち切ってしまったのだ。

「また、やってしまった・・・」

それでも、「平静」を装い前半戦を「トップ」で折り返したが、やはりどこかで「リズム」が狂ってしまったのか、久々に参戦した「ミスターK」にまくらて結局のところ「3着」スタートという何とも後味の悪い立ち上がりになってしまった。

【今日の学び】

・「油断」が原因の「失敗」は自らを律する事で「改善」できる。  

・なぜ「ミス」をしたのか?「習慣」というか「行動」を変えることで「改善」する。親の時はまず「ツモ」ってから配牌を整える。麻雀をやっている人なら当たり前だが、この「当たり前」の事が出来なければ「戦う以前」の問題である。人生でも営業でも、実はこの「当たり前」の事を「当たり前」にやれない人が実は非常に多い。

・人生にも「失敗」はツキモノだが、どうすれば「リカバリー」出来るのか?今回は「失敗」した事で、「また今日も負けてしまうのか?」と不安が頭をよぎり、いつまでもそこから、意識を変えられなかった。「失敗」したことは次にやらないようにするために大事な事ではあるが、「やってしまった事」はもう仕方がないので忘れて「切り替える」事ができるかどうかが大事!(言うほど簡単ではないが、、、)



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