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ひぐらしのなく頃に 業「綿騙し編」を考察する。

どうも、宇宙ゴリラです。
普段は小説の感想やエッセイを書いていますが、今回はアニメの考察をしようと思っています。普段と違うことをしているので興味のない方は、適当に読み飛ばしてください。笑

というわけで、今回考察するアニメは絶賛放送中「ひぐらしのなく頃に 業」です。その中でもタイトルにある通り5話~8話にかけて放送された「綿騙し」編についての考察を語っていこうと思います。

※ガンガンネタバレしますので、未視聴の方は読まないでね。

◇誰が誰を殺したのかを考察していく

今回考察する内容は、誰が黒幕であるかということよりも「誰が誰を殺したのか」を中心に考察していこうと思います。「綿騙し編」で最終的に亡くなったのは「園崎お魑」「公由喜一郎」「園崎詩音」「古出梨花」「北条沙都子」「園崎魅音」の6人です。この6人がどのように亡くなって、あんな悲惨な結末を迎えたのか考えていきたいと思います。

・Q 公由喜一路・園崎お魑は誰に殺されたのか?

8話、終盤で園崎家の古井戸の中に、「公由喜一郎」「園崎お魑」「園崎詩音」の死体があったことが明かされます。これは、綿流し・目明し編と共通する亡くなり方です。個人的に「公由喜一郎」と「園崎お魑」を殺した犯人は「園崎詩音」だと思っています。

というのも、綿騙し編は途中までの展開はほぼ「綿流し・目明し編」と同じで、大きな違いとしては、圭一が魅音に人形を渡したことくらいです。そう考えると、裏で悟史の失踪や、爪剥ぎのけじめが行われていても不思議ではありません。

なので、けじめ(爪剥ぎ)→悟史の失踪→魅音との和解→魅音からの相談(人形に関すること)→雛見沢症候群発症→公由喜一郎・園崎お魑の殺害

という一連の流れが裏で行われていたのではないでしょうか?

しかし、こうなると二つの疑問があります。

・圭一が魅音に人形を渡したのに雛見沢症候群は発症するのか?
→これは嫉妬の感情が原因だと、目明し編で詩音自身が話していたので、魅音が人形を貰えたことを話しても嫉妬の感情は起こると考えられる。

・8話にて魅音が「この部屋の拷問器具が使われたことはない」と言っていたこととの矛盾
→もし、詩音・魅音ともにけじめを行っていたのであれば、拷問器具は使われているはずです。これは僕の考えと矛盾します。なので、個人的には魅音の8話での台詞は圭一を怖がらせないための嘘ではないかと思います。今から、牢屋に圭一を閉じ込めようとするのにその話をしてしまっては、怯えてしまう可能性があります。

そもそも、この拷問部屋が全く使われていないというのはありえない話な気がします。園崎家はバリバリやくざ稼業を行っているわけですし、お魑も昔、爪を剥いだことがあるみたいなエピソードがドラマCDであったはずなので、それらが全て無かったことになるとは考えづらいように思うのです、

なので、僕の考えでは「公由喜一郎」「園崎お魑」を殺したのは園崎詩音だと考えます。

・Q 園崎詩音は誰に殺されたのか?

個人的に園崎詩音を殺した犯人は、園崎魅音だと考えています。というのも「綿流し・目明し編」では話の終盤に園崎魅音は詩音の手によって監禁されていました。その際に魅音は衰弱した様子で逆らうそぶりを一切見せませんでした。しかし「綿騙し編」においては、魅音は圭一を救うという目的があるので、詩音に逆らったのではないでしょうか?

8話終盤で、圭一が牢屋をタックルで破壊したのも、魅音が牢屋を何らかの方法で脱出したという暗示なのかな?と思ったりもしています。

展開としては
詩音が公由・お魑を殺害→魅音が詩音に反抗、何らかの方法で牢屋を脱出→詩音が公由とお魑の死体を井戸に捨てているところに遭遇して殺害

という感じなのかなと思っています。

・Q 古出梨花は誰に殺されたのか?

これに関しては、自殺or山狗によって殺されたと考えています。
そもそも、梨花ちゃんは7話で圭一に本性を見せてブチ切れていた様子から、この世界を既に諦めている節があります。なので、圭一と話した後に自殺をした、もしくは「作業員と話していたのを見かけた」という発言があったことから、山狗に殺されたのでは?という想像が成り立ちます。

しかし、どちらにしても便槽に突っ込まれて死んでいる理由があんまり分からないんですよね。便槽に突っ込まれて死ぬというのは、漫画版の祭囃し編で、高野三四が孤児院で受けていた所業とかぶる部分があるので何かの伏線かもしれません。

・Q 北条沙都子・園崎魅音は誰に殺されたのか?

これもかなり謎なポイントで、状況的には魅音が沙都子を殺したようにに思えます。しかし、ここで問題になるのは凶器と考えられる銃についてです。最後に魅音と沙都子が死んでいるシーンで真ん中に置いてある銃は、魅音が牢屋から持ち出した銃とは別物のように見受けられます。

つまり、魅音が持ち出した銃で沙都子を撃ったとは考えづらいのです。となると、沙都子を殺したのは魅音ではなくそれ以外の第三者という可能性があります。

そもそも、沙都子が何故園崎家を訪れたのか?
という点が大きな疑問です。

これについても、いくつかの可能性があります。

・魅音が沙都子を黒幕と判断して呼び出した。
・詩音と連絡が取れなくなったので園崎家を訪れた(詩音と沙都子の関係が良好だった場合)
・沙都子が黒幕であり、山狗と共に園崎家に乗り込んだ

 個人的には、2つ目の詩音との関係が悪化していないという展開を押しています。というのも最新話の9話で詩音がかなり沙都子と仲いい様子が放映されているからです。

二人の仲が良好であれば、詩音が沙都子のお弁当を作るという行為を日常的に行っていた可能性があります。上記で書いたように魅音が詩音を殺害しており連絡が取れなくなれば、園崎家を訪れるというのはあり得るのではないでしょうか?

 もし、沙都子が園崎家に乗り込んだ場合、殺し合いか話し合いになると考えられます。そもそも沙都子は、薬が切れればすぐに雛見沢症候群になる状態なので、まともな話し合いが成り立ったとは思いません。また、魅音が詩音を殺害している場合、沙都子がそれを聞いて発症、殺し合いになる可能性は全然あります。しかし、沙都子と魅音がまともに戦えば魅音が負けるとは考えられません。これは格闘技をやっている魅音と一般人の沙都子ではまともな勝負になるとは思えないからです(トラップを駆使出来たら勝敗は微妙)。

もしくは、沙都子は何らかの事情を知っており、魅音に相談を持ちかけたという展開。これは沙都子が本作における悪なのか、善なのかによって大きく変わります。もし、二人の間で何らかの話し合いが持たれた場合には共闘関係になる展開も考えられます。

魅音と沙都子二人が殺し合いor話し合いのどちらをしたにしろ一つの疑問が残ります。それは、大石の「たまたま園崎家の周りを張っていたパトカーが銃声を聞いて突入した」という趣旨の発言です。

この大石の話が本当であるとすると、魅音が沙都子を銃で殺していたら矛盾が生じます。というのも二人が死んでいたのは廊下です。奥にある拷問部屋ならともかく、廊下で殺し合いがあったなら警察がすぐに突入すれば魅音はまだ生きていてもおかしくはありません。

となると、銃声がした段階で二人が死んでいることが望ましくなります。ということは二人は殺しあって死んだのではなく、殺しあって死んだように偽装されているのではないでしょうか?

偽装がなされたのであれば、それを行ったのは山狗だと思われます。山狗の存在は監視カメラに映っていた映像から推測が出来ます。偽装の仕方としては、魅音に雛見沢症候群が発症する注射を打って殺す(魅音の死体にかきむしったような後があったことから)。沙都子は、魅音が殺したように見せかけるために銃殺。凶器の銃を廊下に置いておく。ということをしたのでは?と考えています。

・個人的に考える「綿騙し編」の全容

①詩音が「園崎お魑」「公由喜一郎」を殺害
②魅音が、圭一を守るために「園崎詩音」殺害
③古出梨花はの世界が詰んでいることに気づき、自殺もしくは山狗によって殺される
④古出梨花が失踪したことで、魅音はまだ事件が終わっていないことを悟る
⑤魅音は圭一を守るために園崎家に呼び出し、地下室に監禁
⑥園崎家にやってきた沙都子と共に、山狗によって殺される

という感じかなと考えています。勿論、この展開では全然解決できていない点もかなりあって「悟史の存在」「魅音が持っていた銃の所在」「鷹野と富竹が逃亡した理由」あたりが疑問として残っています。

そもそも一番重要である黒幕が誰なのかという点については、イマイチ分かっていないのが現状です。沙都子が怪しいとは思っていますが、彼女が事件の黒幕であるという展開は、動機が分からないので何とも言えません。個人的には沙都子は黒幕ではなく主人公ではないのかと思っています。つまり沙都子はループはしている可能性が高いけど、黒幕ではなく、状況を打破しようとしているというのが現時点での考えです。これは。そうであってほしい欲しいという僕の願望でしかないので、何の根拠もありません。なんとなく沙都子が悪役って嫌だなと思っているだけです。笑

・最後に

長々と妄想を垂れ流してきましたが、一番言いたいのは「ひぐらしのなく頃に」面白いぞ!ってことです。リメイクかと思っていたら、完全新作だったりと良い意味で裏切られっぱなしなので、毎週のアニメがすごく楽しみになっています。離れてしまった既存のファンは是非、見てみることをお勧めします。今回僕が考察した内容について、ここが間違っているとか、自分はこう考えているなどの意見があったらコメントしていただけるとすごく嬉しいです!

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