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【アメリカ駐妻】わたしは駐妻界の変質者。

アメリカ駐妻のゴリアテです。

駐在も終盤に差し掛かり

たくさんの人との出会い
(なぜかクセ強い)

別れ
(ほッ)

そして珍エピソードを

目の当たりにしてきました。

渡米前は

もう少し

性善説で人間関係を

生きていたような気がするのですが

いまや

そのかけらも

ありません。
(!)

今日はのん気に生きていた

そんな

ゴリアテを変えた

ちょっと切ない場面集をお送りします。

ちなみに

もう昔の話なので

可哀想に!

くらいの気持ちで

読んでいただければ幸いです。


①透明人間

ある時

村の駐妻のボスから

「とあるミドルスクールで日本語のボランティアをしませんか?」

という招集がありました。

当時、ゴリアテは

とにかくネイティブの世界に

入りたいと思っていたので

イジワルをしてきていた駐妻さんが

いらっしゃることも

承知の上でボランティアに行くことに。
(急な鋼メンタル)

とはいえ、この募集は

ボスから直接声がかかったわけではなく

わたしのような

はじかれ者

ボスの知り合いの

知り合いくらいから
(遠い)

「数合わせ」で呼ばれるのです。

駐妻界では

イベントがあるときに

「どこまで声をかけるのか」

けっこう大きな関心ごとだったりします。
(みんな悪者にはなりたくないのです)

それは親切なようですが

それぞれの関係性の深さや事情は

考慮されていないので

けっこう残酷

目に遭う場合もあり

普通はこちらから

メンバーを見て

遠慮するのが

暗黙の了解でもありました。

空気読めなくてごめんな。

(笑)

ボスの知り合い

仮にAさんとしましょう。

Aさんから

「一緒に行きましょう!」

と誘っていただいたのですが

急だったのもあり

Aさんも情報が曖昧だったようで

詳細はあまり聞かされないまま
(学校名や日時など)

日が迫ってきました。

当初はAさんと

当時お互い通っていた

ESLで待ち合わせをして

車で一緒に行こう

提案されていました。

しかし2日くらい前に

Aさんが行けなくなってしまった

と、連絡が来ました。

それは全然、仕方がないことです。

代わりに

「Bちゃんにゴリちゃんを連れて行ってくれるように頼んであるから、一緒に行ってね!」

と連絡をくださって

とりあえずは一安心。

また「あとでBちゃん(同じ語学学校)から詳細の連絡が来ると思うから!」と。

しかし

Bさんから

前日の夕方以降になっても

連絡がないので

こちらから連絡をしてみました。

すると・・・

「Aさんから連絡あったけど、明日はボスの車で待ち合わせしてみんなで一緒に行くんだよね~!!」

と返信が。

ぬぬ、何か行き違いかしら・・・?

わたしもそこで

「一緒にいいですか!?」

と言えたらよかったのですが

ボスとはほとんど面識がなく
(前に頼まれて我が家の駐車場を貸したら、お友達の家から遠い(?)となぜか文句を言われて苦手だった・・・)

ひとりで行ってもいいか~!と思ったのと

ちょっと期待した

「一緒に行く?」もなかったので

Bさんにボランティアの場所と時間を聞くと

学校の場所などわからないので(?)

Aさんに聞いてくれと

投げやりな感じでした。

またAさんに連絡すると

「ええ!?ゴリちゃん初めてだし、Bちゃんのお子さんが通っている学校だからお願いしたのに・・・」

と言われ

扱い雑~(^ω^)

思いましたが

とりあえず詳細を聞くことに成功。

しかし

Aさんから

「アメリカの学校はセキュリティードアがあって、中に入る時に迷うかもしれないからBちゃんと入ってね!」

とアドバイスをいただきました。

それをそのままBさんに伝え

もし到着したら申し訳ないけれど、連絡が欲しいと伝えました。

Bさんからは「何時に着くかわからないけれど(?)了解した」との返信でした。

そして当日。

いつ連絡が来てもいいように

少し早めに到着。

本当は玄関(?)で待っているべきだったのですが

雨が降っていたので

車内で待機。

到着したことをBちゃんに連絡。

しかし・・・

開始の時間、すこし前になっても

Bちゃんから連絡はありません。

既読にもならず。

「雨で混んでるのかな・・・」
(※車皆無のクソ田舎)

とりあえずラインを開いて待つ。

すると開始時間を過ぎた数分後に

「中に入ってるよー!」

ええええええええええ!?

雑〜(^ω^)wwww

いつの間に・・・

というか

もう少し気にかけてくれても

罰は当たらないんじゃないかしら・・・。

既に切ない気持ちになりながら

セキュリティードアがわからず

ウロチョロしながら

なんとかそれっぽい

ドアを見つけて

入ってみます。

すると・・・

日本人だと察した職員の方が

「こっちだよー」

と招いてくれました。
(アメリカ人やさしい)

名簿に名前を書いたりして

いざ教室へ!

しかしどこに行けばよいのか

全くわからない。

Bさんのラインは

あれっきり返事がない・・・。

既読もつかない・・・。

拙い英語で

「ボランティア・・・ジャパニーズ・・・ウェア???」

なんとか教室に

連れて行ってもらえました。

ドアを開けると

何事もなかったかのように

Bさんが

とても素敵な笑顔

「やっほー!わかった?(^ω^)」

と聞いてきて

とりあえず

一発も殴らなかった

自分をホメたいです。

ボランティア自体は

なんなく終えたのですが

学校がご厚意で

軽食を用意してくれて・・・。

その時間がもう地獄。

みんな(駐妻さん)が

「きゃー!わー!げんきー?今度お茶しよー?〇〇さんはー?」

と会話に花を咲かせている横で

誰の輪にも入れず

さりげなく

イジワルさんにボディで

ガードされ
(輪に入れないぞ!という情熱)

仕方がないので

教室の端っこ

1人ぼっちでピザを食べました。

本当に周りは

グループになって

机とかも

くっつけちゃったりして

ワイワイしているのに。

本当はピザなんて

食べずに

帰ればよかったのですが

きっちりペプシも一気飲みして帰りました。

集団心理って怖くて

はみだしている人というか

なんとなく

みんなが避けている人がいると

安心する人がいるんですよね。

いま村にいらっしゃる

駐妻さんはわかりません。

しかし当時は

イジワル駐妻さんを筆頭に
(全盛期)

どこに行っても

これをやられていて

とても嫌でしたね。

誰も近づいてすらもこず

声もかけてくれないし
(みんな関わりたくないのよ・・)

透明人間です。

彼女たちの怖いところは

「ゴリさんが誘っているのに来ない。」

こちらは親切にしているのに

自分たちを正当化して

周りの人に話しているところでした。

のちにAさんのような

事情を知らない普通の人が
(純粋に英語をやりたい人)

ESLにくると

それまでゴリアテを

ハブいていた人たち

みんなパタッと来なくなりました。

自分たちと違う人が

私だけじゃなくなり

Aさんは

会社の偉い人

奥様だったので

あからさまなイジワルができなくなって

うま味が減ったみたいでした。
(ヒトを味の素みたいに扱いやがって)

また当時は

Bさんのように

駐妻界で

目立たない人や

輪に入らない人

関わりたくない人も

たくさんいました。

みんな無難に付き合うのに必死なのです。
(気持ちはわかるよ!)

これもまた人間の怖いところなんだけど

変な人と(?)

付き合っているのがバレて

「自分の価値を下げたくない」

という心理があるのかな?と思います。

「あの人と付き合ってるんだ・・・」

となってしまうので。

芸能人じゃないけれど

駐妻界もけっこう

クリーンなイメージや印象が

とても大切なのです。

例えるなら

他の駐妻さんから見ると

わたしは昔の・・・

江頭2:50みたいな存在ですね。


(ドーーーーーン!)

わたしは帯同のほとんどを

ひとりで過ごしているのですが

自分自身も

正直に言って

扱いが下だなと感じる

経験をしましたし

他の方がそういう扱いを

されているところも

たくさん見て来ました。
(上下関係って言うのかな?)

この独特な心理状況が

このあとのお話にも

実はちょっと

繋がってきたりします・・・!


②江頭は無理

ある日

そのころ

とても仲良くしてくれていた

Cちゃんとカフェに行く約束をしました。

「明日の午前中にお茶会があるけど11時半には終わると思う!だから12時にカフェでいい?」

「オッケー♡じゃあ12時くらいに着くように行くね」

と返信。

そして当日。

12時少し前に待ち合わせ場所に到着。

もちろん

お茶会は長引くことも

想定されるので

英語の勉強をすることに。

案の定、12時を過ぎたくらいに

まだ話が終わらなくて

もう少し遅れそうだと連絡。

「大丈夫だよ(^ω^)」

と返信。

それから

1時間ほどが過ぎました。
(13時)

勉強する用意をしてきたので

暇ではないのですが

なんとなく

連絡は欲しいかな・・・と。

お茶会が長引いてるのだろうと

ゆっくり待っていました。

そして13時30ごろ

また連絡が。

「もう少しで終わりそう!」

「了解(^ω^)待ってます!」

正直、終わりそうってことは

まだ終わってないんかーーーーい!

思う気持ちと(笑)

朝(9:00)から

ランチをはさんで

お茶をしていたようなので

そろそろ

「すみませんこのあと、他の用事があって・・・」

と切り出しても

大丈夫そうなきもする・・・!

ただCちゃんはとても

人付き合いが上手で

誰とでも上手にやるタイプ。

お付き合いを大切にされる方なので

きっと言い出せないんだろうな・・・と

納得させる。
(彼女の素敵なところでもあるので)

そして結局14時過ぎ

彼女がカフェに入ってきました。

ものすごく焦った顔で

血相を変えて

席に近づいてきます。

わたしがのん気に

「やっほー!お疲れ様(^ω^)」

と言うと
(マイペース)

「やばいやばいやばい!どうしよう!」

ともう焦りすぎて

言葉になっていません。

わたしは彼女の焦り具合に何事!?と思って

「どうしたの!?」

というと

なにやら私の耳元で

必死に何かを説明しています。

息は上がっているし

事件でも起きたのかと思ったら・・・

要約するとこうでした。

お茶会が終わったCちゃんは

わたしが待っているので

カフェに来たけれど

駐車場で

さっきまでお茶会にいた

他の駐妻さんお二人に遭遇したと。

そしてこれから店内に

二人が入ってくるとのこと。
(そりゃそうでしょうね)

もしかしたら一緒に座ることに

なっちゃうかも!?とのこと。
(ゴリアテは誰でもウェルカムですよ)

それがどうも

Cちゃんには

とてもとてもとても

やばいこと

緊急事態だったらしいです。

わたしは鈍いので

なにがやばいのか

この時は全くわからず・・・

「そうなんだ!まじか!」

と適当にテンションを合わせてみたり。

ほどなくして

話にあった二人が入ってきました。

わたしは向こうに会釈をします。

Cちゃんはそれを見るなり

パッと顔を作って

2人に駆け寄っていきました。

ドリンクを待つ場所は遠いので

内容は聞こえません。

しかし私の方を指さして

あーだこーだと話しているようでした。

結局、お二人は私たちの席に来ることはなかったです。
(そりゃそうだ、わたしエガちゃんだもん)

やっと落ち着いた

Cちゃんとお話していると

「本当に焦ったよ~!」

「お茶会の後にここに来たってバレたら心象悪いじゃん??」

「そうね・・・(?)」

「だから2人にはね・・・」

「待ち合わせしてたわけじゃないんだけど、たまたまゴリちゃんがいてバッタリ会った!って話しといた(^ω^)」


ふぎゃ?

「まぁ、今日は別に約束してたわけじゃないしね~(^ω^)」

「!?」

ゴリゴリに待ち合わせしてたし・・・

それはちょっと無理ない・・・?笑

だからこっち指さしてたのか・・・!

「あそこに江頭を見つけました!たまたまです!」

って説明するために。

しかもあなたが指定した時間から

何気に2時間も遅刻してるし・・・!

約束してなかったことにもされてるし・・・!w

それから

Cちゃんがお茶会で

モヤった話などを

ふんふんと聞いていたのですが
(自分でDちゃんに話したかったことをHちゃんが先に口走ってしまいムカついたとか)

なんだか気持ちは晴れないまま・・・。

そうか、そうか

やっぱりわたしは

江頭2:50

枠(?)なんだ。

みんなわたしに

襲われると思ってるんだな?

急にズボンの股間に

顔面を突っ込まれるとでも

思われているんだろう。

そうだよな。

そんなやつとは

口が裂けても

「これから江頭とお茶するんです」

とは言えないよな・・・。

自分の品位が下がると心配しているんでしょう。

実はうちの村は

なぜかみなさん

「〇〇ちゃんと仲が良くて」

と言わなかったんです。
(最近の事情は分からない)

イロが付くのが嫌なのです。

逆に少し目立つ人と

遊んだときは

堂々と披露します。

当時は

なんとなくその交友関係で

その人の立ち位置が見えていました。

残酷ですが

自分の格をまざまざと知ることになります。

わたしは駐妻になった出だしで

躓いた人間なので

人望も権力もない

なんなら

チ〇コ出すと思われてる

最下層ならぬ

触れてはいけない存在なのです。

会ってることを

知られるのも憚られる存在。

エキストラならぬ

撮影を見に来た

たまたまいた人

扱いです。

案の定Cちゃんは

ほぼ村民全員とお友達でしたが

数年間

ゴリアテの存在を一切明かしていませんでした。

それがたまたま

他の奥さん集団に会ってしまい

「こちらは?」

なってしまった時があるのですが

Cちゃんは

カフェに入ってきた瞬間と

同じ顔で

わたしの前に出張ってきて

「この子!数年間!ずっと引きこもってたんです!!!」

と周りに言い訳をして(?)

帰国してしまいました・・・。

その時、わたしはCちゃんと

こんなに会っているのに

数年間

存在すら明かされていなかったという

切ない事実を知り
(聞かれる機会は絶対あったはず)

どうりで友達を紹介できると

しきりに言ってくれていたので

ぜひお願いしたいとの

やりとりを何回しても

その機会は来なかったはずです。

だっていまさら

「ウチ、実は江頭と友達なんだよね!会ってみる?」

なんて言えなかったんでしょうから・・・。

彼女を責めるつもりはありません。

彼女もまた

村の独特で繊細

奥様付き合いの犠牲者なのです。

それはわたしが一番わかっています。

はみだしてはいけない。

ボスの懐に入れ。

そしてなにより

江頭には近づくな!
(ゴリアテ)

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