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ほ・ほ・ほ本巡り〈第一回〉

今年の冬から友達と計画していた。
ウィンドウショッピングする度に、なんとなく本屋に訪れていた2人。
ぶらぶらと雑誌コーナーをみて、旅行コーナーをみて、売上ランキング順に並んでいる本を冷やかし、最後に漫画コーナーにいくのがいつものルート。
ふと、友達が
「上限を決めて興味ある本を買って感想言い合う会をするの楽しそうじゃない?」と呟いた。
なにそれ!楽しそう!
途端に乗り気になる私。
月2000円を貯めて、6000円になったら買いにいこう!ということになった。

そして4月。
ついに決行の日!

上限を決めているからか、後悔したくない買い物にしたいと2周・3周。
まるで遠足のときのおやつを吟味するときの楽しみ方だ(笑)

最終的に6冊の本を選んだ。

はじめに、今読んでいる途中の3冊をご紹介。

まちの植物せかい そんなふうに生きていたのね
/鈴木純先生

昨年あたりから散歩が増えたことがきっかけで、雑草について知識をつけたいと思うようになった。
ひとつは、あの花○○やで~ってさっと言えたらかっこいいなと思ったのと
もうひとつは、街の解像度を上げたいと思ったことが理由だ。
10才でローマ字を学んだとき、ローマ字で書かれている表札を読めるようになってすごく楽しかった!
小さい頃の漢字や言葉を知っていくたびに、世界のことが分かってくるワクワク感。
大人になってもう一度味わいたいなぁと思った。
そのために雑草図鑑を買ったけど、あんまり使う機会がなかった。
この本はまちの植物を面白く、わかりやすく、書いてくれているので読んでてとても楽しい。この植物をみるために、まちにでたい!と思えてくる。その時植物図鑑も活用したら相乗効果じゃないかと思う。
まだ最後まで読めていないので、とても楽しみ。

ツバキ文具店、キラキラ共和国
/小川糸先生

鎌倉で先代の文具店を引き継いで暮らしている主人公の鳩子。鳩子はこちらで手紙を代行して書く代筆屋も営んでる。そんな鳩子の日常を、鳩子の視点で描く2冊。

ツバキ文具店は今年の1月に読んで、ぜったい今年の年末のまとめの読書感想文に書こう!と思うくらい感動した本だ。
鳩子の代筆に対する意識や、仕事への価値観がためになるし、聞いていて面白い。
聞いていてと書いたが、この本は読むというより鳩子の話を"聞く"という感覚になる。
エッセイだったかな?と思うくらいだ。
でもその語りかけが心地よい。実在していたらきっと声も素敵なんだろうなと思う。
代筆を頼みに来る人々のエピソードもそれぞれ愛おしい。
そして季節のきらめきを感じられ、鎌倉の風が優しく髪を撫でるようだ。
もっと書きたいけど、年末まで我慢しよう(笑)

この本は図書館で借りたので、続きがあると思わなかったので本屋で見つけたときとても嬉しかった!
2作目もとても楽しく鳩子の話を聞いている。
この本は今職場の休憩時間用に持っていってるので、今とても前向きに仕事に行っている(笑)
まだ読んだことのない人は、ぜひ手にとってほしい!

次にまだ読めていない3冊。

ランチ酒/原田ひ香先生

食べることが大好きなので、食べ物がでてくるお話がすきだ。
カフェや飲食店で働く人が主人公の小説もすきだし、食のエッセイも読む。
さらにお酒が好きな私。
こんなん私にピッタリじゃないですか~と思って選びました。

日本のヤバい女の子 覚醒編
/はらだ有彩先生

浦島太郎、竹取物語、古事記…などの昔話。昔絵本で読んだなぁだったり、古文で習ったはず…だったり、知ってるけど正確には覚えていない。浦島太郎はほぼいえるけど、竹取物語の求婚者に何の難題をだしたか覚えていない。ましてやその話の人物なんて記憶にない。
この話は神話や民話に出てくる女性たちの心情を読み取り、再解釈をした話らしい。
開いてみるとはらだ先生の文章が軽快で、楽しく読めそうだなって思って選んだ。
新たな世界が開けそう。

大阪弁ちゃらんぽらん
/田辺聖子先生

田辺先生は、上機嫌な言葉366日を読んですきになった作家さんだ。
田辺先生のコーナーがあって、そのなかでも特に面白そうだな!と思って選んだ。
私は大阪生まれ、大阪育ちなのでもちろん大阪弁だけど若い人ってそこまでこてこてな大阪弁を使っている印象はない。
まぁ、イントネーションで大阪弁とばれるのだろうけど。
大阪弁といえば父方の祖母がけったいやなぁと言っていたのが印象に残っている。
この本の中にも、このけったいなっていうことばの随筆が収録されているので読むときとても楽しい時間になることだろう。  

  ○○○

このように私の余暇時間は、本を読むことばかりだ。
読書は程よく現実から離れることができるのでとてもオススメだ。
今回、制限して買うことで後悔のないように本を選ぶことができたので、充実した気持ちになれた。
みなさんもぜひ、本めぐりをするのはいかがだろうか。

さて、私もそろそろ現実逃避にひたろうと思う。

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