見出し画像

伝説のミニ四駆ゲーム シャイニングスコーピオンッ!

ミニ四駆マンガの歴史

誰もが愛してやまないミニ四駆。

その歴史は古く、何度もブームを巻き起こし、現在も続く大人気玩具です。

ほとんど知らなかったのですが、漫画もたくさん出ていました。以下Wikiを参照しています。

ダッシュ!四駆郎(1987年 - 1992年)    第1次ブーム
ミニ四トップ(1988年 - 1991年)
レーサーミニ四駆世界グランプリ(1989年)
爆走!ダッシュクラブ(1989年 - 1990年)
燃えろ!アバンテ兄弟(1989年 - 1990年)
GO!GO!ミニ四ファイター(1989年 - 1991年)
風のレーサー侠(1993年)
風のレーサー侠外伝(1993年 - 1995年)
真ダッシュ!四駆郎(1993年 - 1995年)
爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1994年 - 1999年) 第2次ブーム
ダッシュボーイ天(1995年 - 1997年)
ミニ四ファイターV(1995年 - 1999年)
ウイニング嵐(1997年 - 1998年)
新世紀レーサーミニ四キッズ(1998年 - 1999年)
ミニ四駆新世紀 BREAK IN(1998年 - 1999年)
未来レーサーブイツイン(1999年 - 2000年)
※2005年 ミニ四駆PROシリーズ発売    第3次ブーム 
吉祥寺フェニックス(2006年 - 2007年)
ミニ四駆レーサーカケル(2006年 - 2010年)
熱血!ミニ四駆スクール!!(2009年 - 2011年)
ミニ四バトラー牙(2010年 - 2011年)
ミニ四駆ちょうさ隊(2011年 - 2012年)
ガッツリ!ミニ四駆劇場(2011年 - 2012年)
二ツ星駆動力学研究所(2013年 - 2015年)
爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!(2014年 - 2021年)
ハイパーダッシュ!四駆郎(2015年 -   )
レッツ&ゴー!! 翼 ネクストレーサーズ伝(2017年 - 2021年)
MINI 4 KING (2021年−  )

こう見てみると私はミニ四駆の一部しか知らなかったのだなとよくわかりました。ほぼ知らないです

Wikiによるとダッシュ!四駆郎のあたりが第1次ブーム、爆走兄弟レッツ&ゴー!!が第2次ブーム、そして第1次ブームや第2次ブームを体験した子供が大人になり、子供を巻き込んで展開しているのが第3次ブームだそうです。

多分私は第3次ブームのメインターゲットになります。

そんな中、私が好きだったシリーズが爆走兄弟レッツ&ゴー!!というシリーズです。


ソニックセイバー、マグナムセイバー、トライダガー、スピンアックス、レイスティンガー、ビークスパイダー、ブロッケンG。今でも名前を憶えているほど好きでした。


そんなレッツ&ゴーの世界観をそのままゲームにしたもの、それが「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー」です。

そんなシャイニングスコーピオンについて語りたいと思います。

なお、私はコミックス版は読んでいないので知識の足りない点はご了承ください。


伝説のゲーム

ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー


1996年に発売された本作品は70万本という圧倒的売上を誇り、なんとなく見たことややったことのある人は多いと思います。


しかしシステムを理解し、クリアまで進めた少年少女は少なかったのではないでしょうか。

システム面にも原因があるのですが、基本的に難易度が高いです。大人になってからプレイしましたが、理解することはできませんでした。

偶然にも今年の4月に””伝説のゲーム『シャイニングスコーピオン』開発秘話””という動画が「ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】」で上がっていました。当時のスタッフさんがいろいろ語ったり、謝ったりしているので是非見てみてください。


ストーリー


主人公は烈でも豪でもない、特に特徴のない少年です。

ある日、土屋博士から色が変わる不思議なボディ、シャイニングスコーピオンを渡され、S.G.J.C(スーパーグレートジャパンカップ)優勝を目指すというものです。



主人公はちょいちょいしゃべったりもするのですが、特にキャラクター性やバックボーンなどがあるわけでもありません。まあ仮想の自分といったところでしょうか。


このゲームの魅力


アニメのキャラクターが続々登場


烈や豪、藤吉、リョウといった原作のキャラクターがソニック、マグナム、スピンコブラ、トライダガーといった、おなじみのマシンで登場します。




一緒にレースをすることもでき、アニメや漫画の世界を楽しむことができます。黒沢や沖田カイ、近藤ゲン、土方レイなんかも登場します。

さらにクリア後にはソニックやマグナムのボディを購入することができ、アニメの登場人物のマシンを使うこともできます。

私はブロッケンGが大好きでした。近藤ゲンはそんなに好きじゃないです。

近藤ゲン


さながらミニ四駆シミュレーター


タイヤ、モーター、ギア、ローラーなど実際のグレードアップパーツを組み合わせてセッティングができます。カラーチェンジ、肉抜きなどの改造もでき、非常に奥深いゲームシステムとなっています。

タイヤのゴミ取りなどのメンテナンスもでき、メンテナンスを怠るとマシンが遅くなるなど、手間をかけてミニ四駆を強化していきます。

モーターやパーツの消耗など、リアルな仕様が特徴です。

残念だった点

基本的になんだかよくわからない


現実と同じようにタミヤ製のグレードアップパーツを購入し、ミニ四駆を強化していくのですが、基本的に何を付けて、何を取り換えても早くなるのか遅くなるのかがわかりません。

ゴム付きローラー、アルミローラー、ベアリングローラーなどがありますが、何にどういった影響があるのかが、メニュー画面では全く分からないのです。

どうやって能力を把握するかというと、実際にコースを走らせてタイムを確認するしかありません。

コース事態も直線コースは15秒もあれば終わるのですが、ほとんどのコースが1分から2分弱程度かかり、能力を把握したいだけなのにやたらと時間がかかります。

またコースアウトするとタイムが出ないため、結局早くなったのかどうかわからないことが多発します。

コースが長い

さらに先頭から離されすぎると失格扱いとなり、その場合もタイムは出ません。結果、しらみつぶしにパーツを試していくしかありません。

まあ高いパーツのほうが性能が高い傾向があるので、ある程度の予想はつきますが。


一番厄介なのが、モーターの仕様です。現実のミニ四駆でも同じらしいのですが、ある程度使用したモーターのほうが、新品のモーターよりも早く、このゲームもそれを再現しています。

一応ブレークインというモーターを回すメンテナンスもあるのですが、コースを走らせ、モーターをある程度消耗させないと、MAXスピードになりません。

モーターの消耗により、性能が落ちる直前が一番性能が高くなるようで、パーツを試しながらだと、パーツの影響なのかモーターの影響なのかよくわかりません。

モーターを新調するにもポイントが必要で、性能が落ちたモーターではレースに勝てず、ポイントがもらえないため詰みます。この仕様によりどのタイミングでも詰めます。

※攻略サイトには詰み防止のためなのか、ポイント不要でパーツが買える裏技が書いてありました。ただ、このコマンドも結構難しいです。

星馬兄弟へのヘイトが溜まる

ちょいちょい烈や豪と勝負する機会があるのですが、基本的に勝てません。

正直、勝てる気配すら感じませんでした。

きっとベストな組み合わせのパーツもあるとは思うのですが、とてつもない力量差を感じます。それでも彼らは「負けないぜッ!」的なテンションで来るのでちょっと嫌いになります。




途中で3位以内に入賞しないと即ゲームオーバーになるレースがあるのですが、そのレースには豪と烈が参戦し、1位と2位を彼らが取ります。

3位になるにはレイスティンガーを倒すしかなく、私はこのレースを何度もやりました。

そのたびに独走するソニックやマグナムを見続けるしかなく、だんだん彼らのことを嫌いになっていきます。


熟練度という隠しパラメーター


このゲームには熟練度というパラメーターがあり、そのパラメーターは確認することができません。

改造する、レースで勝つ、クイズに正解するなどで上昇し、コースアウトしなくなる、ボディの色が変わりやすくなる(早くなる)などの影響があり、攻略にはかなり重要な要素となります。

プレイ中には全く分かりませんでしたが、そういえば途中から全くコースアウトしなくなりました。きっと熟練度が上がっていたのでしょう。

名無しのマシンが全部セイバー600



まあ名前もないようなキャラクターがスピンコブラやビークスパイダーを使ってきたら嫌ですが、シャイニングスコーピオン以外がセイバー600(マシン名もセイバー600)なので、イベント以外スライムしか出てこないドラクエのような感じになります。

セイバー600集団の中で戦うので、なんだか仲間外れのような気持ちになります。


レースの仕様


基本的にスタートしたら見てることしかできないです。

ゲームの根幹となる要素なのに、することが無いです。アニメのように「いっけぇぇぇぇッ!」とか言えば早くなるとか無いです。

視点のカメラも悪く、トップのマシンしか映らないので自分のマシンがどこを走っているのか全く分からないということが多発します。

全体の位置も分からないのでトップとの差も分からないです。

結果として直線が弱いのかカーブが弱いのかということも分かりません。

カーブや直線は分かるのですが、オイル、氷、ジャンプなどの地形があり、何の意味があるのかよくわかりません。もんすたあレースの方がまだ親切ですね。

最後のレースがあっけない



このゲームの最後のレースはS.G.J.Cなのですが、なんとなく優勝できました。豪や烈も参戦しているのですが、弱体化されている気がします。

そもそもS.G.J.Cに出場するためにオータムカップで3位になる必要があり、ここで出場している豪や烈には全く勝てる気がしませんでした。

そのままのセッティングでS.G.J.Cに出場したのですが、なんか勝てました。このレースが終わるとエンディングです。



スタッフロールが終わるとゴールデンスコーピオンのボディがもらえます。


Jが出てこない


アニメでは割とメイン寄りのキャラだったJが出てきません。

アニメが1996年から1997年の放送でこのゲームが1996年の発売なので仕方ないのですが残念です。

もちろん世界グランプリ編も出てきません。プロトセイバー JB持ってた気がするんですよね。

攻略について


最期のレースに勝利しましたが、私はシステム面やパーツ特性についていまいち理解ができていません。

とりあえずざっくりとしたことだけ書いていきます。

朝日町


①最初に100ポイントもらえるのでナローワンウェイホイールを購入する。
②モーターはレブチューンモーター。ブレークインをすること。
③ローラーはよくわからないですがゴム付きローラーは使いませんでした。④フロントと肉抜きの改造はしておくこと

春菜ヶ丘


勝たなくともレースに参加するとイベントが進む
①スーパーカウンターギヤを使う。
②タイヤにボールベアリング
③フロントに丸穴ボールベアリング。
なんかポイントの高いアイテムをとりあえず付けていた。

その後のレースはイベントだったり、勝たなくてもストーリーが進んだりしていたのでセッティングに関して有効なのかどうか分かりません。

オータムカップ


①マッハダッシュ、超速ギア
②ワイドワンウェイホイール、ショック吸収タイヤ
③大径アルミベアリング、フロント軽量ハイマウント
④大径アルミベアリング、リアー軽量ハイマウント

最期はウルトラダッシュモーターでした。

私のマシンのパスワード

手元にシャイニングスコーピオンがある方は私のマシンと戦わせてみてください。


終わりに


ブックオブで270円で売っていたので、なんかうれしくてプレイしてみたのですが、なかなかやりごたえのあるゲームでした。

といかスーファミソフトって強いですね。普通に起動できました。



ゲームとしてはもやもやする部分が多いですが、ミニ四駆がやりたくなりました。MINI 4 KING も追ってみようかと思います。


ゲームとしては「ん・・?」と思う点は多かったですが販促効果は爆裂的にあると思います。ミニ四駆をやりたくて仕方なくなりました。

調子にのって買いすぎました。カッコよくて・・・


この記事が参加している募集

#全力で推したいゲーム

13,811件

#心に残ったゲーム

4,963件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?