猫の島でボランティアをしたよんっていう話。
3月に男木島に行った。男木島は香川の島で、夜行バスで6000円で行ける。
男木島は、いわゆる「猫島」で、80匹あまりの猫たちが人口160人ほどの島に暮らしている。「動物と人の共生社会の文化」に関心を持っている私は、この島で卒業論文を書き、この半年で3度、島を訪れている。
男木島は本当に魅力的な島だ。瀬戸内の穏やかな海、空を真っ赤に染める夕陽、潮の香りを運ぶ海風、ゆったりと流れる島時間、そして猫たち。卒論のフィールドワークの際にすっかりこの島にぞっこんになってしまってからというもの、「猫島である男木島」のPR活動や、島民の方々のお手伝いを続けている。
というわけで今回は3回目の訪問。せっかくなので、そこでの活動記録を簡単にまとめておこうと思う。
今回は5人での訪問だった。主な目的は3つ。
①無料休憩所&島猫の情報発信施設『夕陽と猫の家』の手伝いをすること
②男木島のPR動画を作るための動画素材を集めること
③島民の方々のお手伝いをすること
の3つだ。男木島はすべて地域猫の島でもあるから、野良猫の社会問題や、動物愛護問題にも大きな縁を持つ場所だ。だから、動物が好きで、動物を取り巻く社会問題に関心のある仲間を連れて、この3つの活動を実施した。
※海辺でゴミ拾い&潮風ランチ
男木島の名物「タコ飯」をたらふくいただく♪
島の猫たちのエサやりと健康状態チェック見回り
1度の見回り中に多くて30匹近くと出会える。
みんな健康的で、とても人懐っこい。
急な坂と入り組んだ路地が魅力的な男木島。
とはいえ、こういう大きな荷物の搬入には大きな苦労もかかる。
今回は冷蔵庫の運搬を手伝う。男手があってよかった。
休憩所「夕陽と猫の家」で給仕と接客のお手伝い。
冷たいカルピスがのどにしみる。
休憩所から見える夕陽は本当に絶景。
島民の方々と地域間交流。
世代と場所をまたいでも、人は仲良くなれる。
命に感謝をささげ、BBQのごちそうにあずかる。
夕陽だけでなく、朝日もこの美しさ。
写真は猫と戯れる獣医学部の友人。
他にも、手の届いていない場所の草むしりや、休憩所の大掃除など、滞在を楽しみつつも島へ若い労働力を提供していく。
代わりに温かい食事や寝床を格安で提供していただく。
たまたま出会った島だったけど、繋がりというものはこうしてフッと生まれて、広がりと奥行きを持っていくものなのかもしれない。
今回は1週間ほどの滞在だったが、次回はまた夏ごろに休みを取っていこうと思っている。今度は誰が道連れになるのやら。
現在は遠隔でTwitterの更新や、PR動画の作成にいそしんでいる。自身の勉強にもなるし、島の応援もできる。コロナが落ち着いたら、たくさんの観光客が訪れて、島にお金が落ちていくシステムを作れたらいいなと切に思う。
この活動は有志で行っているから、メンバーは絶賛募集中だ。どんなかかわり方でも大歓迎。ぜひ一緒にこの美しい静かで和やかな島の良さを発信していける人と出会いたいと思っている。
動画が完成したり、島に行ったら、またこうして簡単な報告をUPしていこう。
以上、猫の島「男木島」での活動記録でした。
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